小林豊氏のファンを、もう二年以上続けている。
誰? と思われた方は「ボイメン」で検索してください。
普段通り「ゆーちゃむ」と表記させていただくけれど、ゆーちゃむはアイドルなので直接会いに行けるイベントがちょいちょい実施される。
年に数回はゆーちゃむに会ってお話ししながら握手ができて、なんなら写真が撮れてしまうという神々しいまでにありがたいイベントに参加する(もちろんその分お金は落とす。私の働いたお金がゆーちゃむの血肉となるなら本望だ)。
ところで私は一人で参加する。
ひと昔前の私なら、SNSでお友達を見つけて仲良くなって共に参加したりもしただろうけれど、今はそこまでの時間と体力を割けない。他の人と時間を決めて待ち合わせしたりするのがもうしんどい。かと言ってリアルのお友達にゆーちゃむ好きを広めてお誘いしよう、とも思わない。そりゃあ好きなってくれたら嬉しいけれど、無理強いはしない。そんな気合はない。
その点一人だと行くか行かないか、何時に行って何時に帰るか、などの決断が自分本位でできるので気遣いがいらない。一言でいうと、楽。
長い前置きはこの辺りまで。本題はもうすぐ。
要は、その神イベントに子連れで参加している人をよく見かける、というお話。
ゆーちゃむに会うために集まったお姉さん(年齢層は様々だけどお姉さんにしておく)達の中に、ちらほらと含まれる子供たちの姿。2歳くらいの本当に幼そうな子から、小学生くらいまで様々。
申し訳ないけれど私からすると子連れは考えられない。
イベントには色々あるけれど、大体数時間かかる。長い時は丸一日がかりでゆーちゃむに費やすことになる。並び、物販でお金を払い、また並び直し、ゆーちゃむに会う。これには最低でも3〜4時間はかかる。だが仕方ない、ゆーちゃむには数時間かけてでも会いたいだけの魅力と価値がある(彼の魅力については語ると長くなるので割愛する)。
それだけ並ぶ間、幼い子供は何をしているんだろう?
酷い時は立ちっぱなしで待つのだ。暑い夏の屋外や、寒い冬だってある。周りになんにもない、ただただひたすら人が並ぶだけの場所が楽しいとはとても思えない。
百歩譲って、その子供自身がゆーちゃむのファンなら? まだ考えられる。愛故に、というのは何歳からでもあり得ることだ。それだけ彼は素晴らしい(魅力を語るのは割愛する)。仮面ライダーもやっていたし。ちなみに私の娘と息子は未だに「ゆーちゃむは仮面ライダーをやる傍でこっそりアイドルをやっている人」だと信じている。いつになったら「俳優」という職業に気づくのだろう。説明が難しい。だから未だにゆーちゃむ、と言っても通じず仮面ライダーの役名(戒斗くん)と言わないとしっくりきてくれない。困る。
話が逸れた。
しかし明らかに親に付き合わされている子供だっているはずだ。
私が子供だとしたら絶対に嫌だ。
一度だけゆーちゃむと写真を撮る機会に娘を参加させたけれど、その際も私が並んでおいて順番が近づいたら旦那さまに連れて来てもらった。そうでもしないと私の娘と息子は耐えられないだろう。ただただおかーさんと並ぶなんて行為は。遊園地で並ぶのだってグダグダだというのに。
私が子供の時。
母の仕事は水商売だった。今はもうしていないが。地元の人なら必ず知っている夜の街で自分の店を持っていた母は、どうしても行動が夜型であった。
昼間寝て、夕方から起きる。そんな母を、私は祖父母に育てられながら見ていた。
時々、すごく遅い時間に母と出かけることがあった。母の知人らしき人達と夜しか開いていないお店に行き、オレンジジュースなぞ飲ませてもらった記憶がある。
大人たちの話は意味が分からず、退屈だった。
オレンジジュースはすぐになくなる。大事に少しずつ飲んでも、大人たちの話が終わるまではもたない。だけど、待っていないと家に帰れない。
だから一人で留守番ができるようになったのは嬉しかった。家にいる方がずっと楽しい。大人たちの楽しみは、大人たちにしか分からない。そう感じた。
そんな経験の影響だろうか。
私は自分の趣味には子供たちを付き合わせないことに決めている。
付き合わせるのは、来ても楽しいかな?と思える内容だけにしている。
ついてきても絶対つまらないだろう内容の時は、家族にお願いして子供たちを見てもらう。見てもらえない時は、行かない。
10年前の私なら、もっとたくさんの時間とお金をゆーちゃむに費やすことができただろう。だけど、時々でもイベントに参加できるのは理解ある家族のおかげだ。そんなものに行くな!というお考えの旦那さんも世の中にはいるだろうし、預かってくれる家族のいない人もいるだろう。家族の協力には感謝しかない。
だから、家族に迷惑をかけてまでは、行かない。
賛否両論あろうけれど、私なりの子連れの作法である。