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「頑張っているのに、なぜか毎日が楽しくない」「将来のことを考えるにはどうすればいいのか」。今回紹介するのは『群れない。ケンブリッジで学んだ成功をつかむ世界共通の方法』。著者は塚本亮氏。偏差値30台の不良から、ケンブリッジ大学院まで進み、卒業後は、若者に生き方を指南してきた自己変革を説いた一冊になる。

■準備をせずに即断即決
最近は、柔らかいビジネス書が主流だが、久々に硬い本を見つけた。硬派な論調でテンポがいい。パンチが効いていて気持ちがいい内容だ。

「世の群れていない成功者たちは、『不言、即実行』です。実行は、有言不実行よりも素晴らしいですが、成功者はとにかく黙って素早く行動するもの。言葉にする間もないほど、行動が早いということです。『やってみたい』そう決めたら、損得など考えずにとにかくやってしまうのです」(塚本氏)

「ほとんどの人はじっくり考えて行動しようとします。そういう人たちは、どれだけチャンスを失っているか気づいていません。僕がケンブリッジに行くことを決意して、しっかり準備をしたら、ケンブリッジには入れなかったはずです」(同)

常軌を逸した人のことを「アンビバレント」と称することがある(コンサル業界では比較的使う表現)。成功している経営者には「アンビバレント」な人が多い。強いパッション、エネルギッシュ、ポジティブ、全てを手に入れようとする。

次のような場面に遭遇したとしよう。とあるカフェにいたときにこんな会話が聞こえてきた。あなたなら、どのように思うだろうか。

A美「私、留学したいと思ってるんやけど」
B子「えー、あんた英語しゃべれたっけ?」
A美「だよね。やっぱり厳しいかあ」
B子「大変やで。最低でも英検2級はないと!」

「英語が話せるから留学するのではありません。興味があるから飛び込む。つべこべ言うヒマがあったら、とにかく興味のある世界に飛び込んでみましょう。何もしない評論家の意見など気にする必要はありません」(塚本氏)

■挑戦することで手に入る武器
塚本氏は、高校の全国模試で偏差値30台を記録するほど勉強が苦手だったそうだ。高校も大学進学率は50 %くらいで勉強とは無縁だった。同志社大学を目指すと決めたとき、周りの人たちはみんな笑った。受験直前の三者面談のときに「お前なんか受かるはずないだろう」と担任は言い放つ。事実、直前の模試でも合格判定はDだった。

「ケンブリッジ大学を目指すと決めたときも同じでした。僕よりも英語が得意で、勉強ができる人も周りにたくさんいたから、僕が合格するなどとは誰ひとりとして思っていなかったのでしょう。『本気で言ってるのか?』そう言われ、何度も笑われました。できるかできないかは、決して周りが決めることではありません」(塚本氏)

「勇気のない人は挑戦する人を笑います。逆風が吹いたら、それを言い訳にすることはできますが、そんな考え方では、自分で切り拓くなんて永遠にできません」(同)

本書は若手ビジネスパーソン向けの自己啓発書だが受験生が読むこともおすすめしたい。受験の結果で人生が決まるわけではないが勇気をもらえるはずだ。挑戦することへの恐怖が無くなる。どのような結果になったとしても、それを受け入れることで学びがある。自分で道を選んだことで、勇気という武器が備わる。そこから再びなにかにチャレンジをするときに、その武器はきっと頼りがいのある強い味方となる。

ケンブリッジ入学後、塚本氏は自分の生き方が世界では当たり前であることに気づく。挑戦し勇気をもてば「群れる」必要性はなくなる。人にどう思われているのか、人がなにを考えているかを気にしてばかりの人に一読をおすすめしたい。

 


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