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監督ブログ  wecker

「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

今日はまだまだ行けそう(笑)

もうこの際、誰も見てなくてもいい。

これは僕自身の記憶の記録でもあるのだ。毎日何人もの、いろんな国の(゚ー゚;人に会う。


出来たらぜんぶ覚えておきたい。忘れたくない。

自分がそこにいた証でもあるんだから。


今回僕はみんなにとっては『陽炎のような存在』by亜里沙…ではなかったかと思う。

突然現れ、今既にもう日本のどこにも居ないんだから。


今回はオスクリダたち。


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前回の「シャイロック」に相当する役なんだけど、いわゆる「戦闘員」にはしたくなかった。

何故かこの子たちは役名も役柄(出自)も何度も変わり(シナリオには前の役名になっている)なんかいろいろシナリオの都合で翻弄されてて可哀想だった。

アヴァンタドールは僕の命名でコルネイユは麻草氏、オスクリダは麻草氏で、ソニア、ラプター、エスパーダは俺(ランボルギーニ)てな具合に。

途中から「アクション担当」としてエスパーダが加わり、やっとチームらしくなり、それぞれの個性も見えてきた。

まずは妹系?小悪魔ソニアの重本未紗ちゃん。

ヴェッカー候補として「アイドルカレッジ」さん数名に会って、なぜか「悪役だ」と感じたミサミサちゃん。

でも彼女、超忙しすぎてなんと稽古場で僕は4回しか(!)会ってない。

…なので、何もコメントできません(・・;)

既に役が彼女の中で出来ていたし、あまりいじる必要もなかった。

たまにいる「天才」なのだ。

演出家って要らねえんじゃね?と、自暴自棄になったりもした(爆)。


逆に毎回必ず(皆勤賞か?)稽古に来ていて、一緒に役を作っていけたセクシー系担当ラプター、斉藤桃子ちゃん。

ご褒美じゃないけど、彼女には「死に方」を選ばせてあげた。生まれた(作られた)場所は選べなくても死に場所と死に方だけは選ばせてあげる、と。

「キミは峰不二子だ!」「もっとエロく!」と言い続けた。18歳の女の子に…セクハラですね。

でも彼女は意外に俺らに近い属性のコだったので、話しやすかったです。

さいもちゃん、DVD返してね。


ラプター、ソニアは時空監獄で自殺した少女たちをコルネイユさまが力と記憶を与えて甦らせたもの、という俺的設定。


エスパーダはアクション班から役を、という事で、脚本印刷後に急遽作った役だったけど、尾島江利子さんの燃える役者魂で、実に味のある役になった。

「キミは急遽出来たヒトだから」と、”急遽作られた子になってもらった”。コルネイユにイチから作られ人工生命体で、作られたばかりで幼児のような役…とした。

カッコいい人にそのままカッコいい悪役をやらせてもつまらないしね。


尾島さん…おじーには、ホントにお世話になりました。教員免許を持ってるだけに、教えるのが実に巧い。そして(俺からの指示の)吸収も早い。

アクション演出補としても十分以上に活躍してくださった。次々に増える(女子に何やらすんですか?的な)無理難題を笑顔で引き受けてくれてたけど、千秋楽で泣き崩れたのを見ると、ホントに苦労させちゃんったんだなぁと思う。

またご一緒したい(イヤ?)と思います。




公演が終わってもう1週間以上経ち、出演してくれたみんなも、もう次の舞台やそれぞれの仕事に忙しくしてますね。

アリスインの方々も、既に次の公演が間近で大わらわのようです、


今頃こうしてキャラクター(役者)紹介をしてるのに意味はあるのか?と、ちと自問自答しつつ、この時間がとても愉しいので続けます。


サンジェルマン学院科学部チームのトリはやはり芹川葵。


前回も「抑え役」「姉御肌」担当だったんですが、今回葵を演じてくれた

日野ありすちゃん


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小花さん(僕の場合の「ちゃん」「さん」分けは基本20歳上下で(;^_^A)


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お二人とも、「アリスイン」の舞台では常連ともいえる方々で、他でもいろいろ経験されてる子たちだったので、本来はシングルキャストでいいハズでした。


でも、今回は大所帯だし、それぞれのチームのチームリーダーを決めたかった。それで敢えて、ダブルキャストにしてもらったんです。

結局ヴェッカーリーダーの小見川さんがみんなのリーダーみたいにはなったけど…。


お二人もそれぞれの組の(特に経験浅いコたちを)支えてくれたと思います。

いきなりシングルキャストになった涼子なんかは両葵さんに随分助けられたんじゃないかな。


「時」「空」で砂姫以上にいちばん変わったのが葵。

それぞれの組の雰囲気、イメージすら変わった。

「動」の「時組」、「静」の「空組」


どちらがお好みかはご覧になった方次第ですが。


ありすちゃんの葵は涼子と一緒に「劇の中の劇」をやったり、元気に舞台中を飛び回る葵になった。

トレミーを密かにいじり倒したり(笑)

小花さんの葵はぎりぎりまで、どう作ろうか悩んでたみたいだけど、最終的には、「お嬢様」っぽく喋り方も少し丁寧な葵になった。


強気なごんちゃんの亜美に対して元気なありすちゃんの葵、弱気なここちゃんの亜美に対して、そっと支えてあげる小花さんの葵…という構図にもなった。


殆ど演出指示はしてない。勝手になった(おいっ!)。


ありすちゃんも、小花さんも殆ど稽古場でも話してる時間がなく、もっともっといろいろ出来そうな子たちだったのに、とても残念です。


お二人には機会があれば、死期が迫るヤンデレ少女…とかを演じってもらいたい。今、ふと思った。


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さらに今更な制作発表時の写真。これで半分ぐらい。
つくづく女の子まみれ(byセーラ)な稽古場でした。

今は中国人まみれですが(笑)

『彷徨のエトランゼ』を日々回想中ですが、劇場ロビーでも予告編上映(詳しくは渡洋史さんのブログを見よ!)していた映画「時空警察ヴェッカーDNS デッドリーナイトシェード」の先行上映(及び試写会)が

7月22日限定で、なんと徳島県!で行われます。


撮影時、観光バス2台分でエキストラ応援に来てくださったり、いろいろ撮影協力を頂いたご縁で、いち早く徳島で上映となりました。

現時点でまだ完全に完成しておらず(;^_^A遠隔操作で完成を急いでいるところですが、間に合うのか!?

ぎりぎりの、ホントの初上映、初試写会になると思われます。

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読めるかな?

詳細はホームページhttp://www.wecker.jp/


数々のカルトアニメを生んだ「UFОテーブル」発祥の地でもある「UFОシネマ」で上映されます。

同時に「昭和ヒーロー展」なるそそるイベントも開催されるようです!


この日を待ちに待って待ち過ぎた本作、語りつくせぬ想いがあります。

「回想のエトランゼ」が終わったあたりから「回想のベラドンナ」を始めます。


徳島の方々、

とにかく何を於いても誰よりも先に見たい方


ぜひお越しください!

前回に続き「1年カルテット」の二組目。

14歳の安藤玲奈ちゃん演じる沢渡真琴と24歳の志田光さん演じる日比野ゆかり。


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別々に真剣に選んで、並べてみたら10歳差だったという……(10歳差に)見えないですよね!
むしろ真琴の方がお姉さんに見えたのでは?


今回の沢渡真琴(同名の有名ゲームキャラがいるらしいが、前に描いた通り、ネーミングは全員和田慎二先生リスペクトです)は、サンジェルマンチームではかなり重要なキャラ。

前はゆかりとツルんでただけですが、今回は主役である麻宮亜里沙に憧れすぎてるプチ百合キャラ。

一途な妹キャラ!!を探してて、ホントに若い(今回の最年少)安藤玲奈ちゃんになりました。

彼女も「アニー」出身で、演技がイタにつきすぎてる。もうミュージカルをやる身体(笑)になってる。


毎回変わる「私の名前はさ・わ・た・り・ま・こ・と」もそんな彼女だから出来た(演出がやらせた)事。


僕は彼女にひたすら「キミは亜里沙さんが好きか?どんだけ好き?」ばかり聞いてました。もっと亜里沙さんにくっついて!離れるな!とか。

フォンチーさんも子犬のように…いや、実の妹のように可愛がってましたね。


亜里沙との別れのシーン、稽古終盤になって演出が随分変わりました。真琴の最後の言葉が台詞にしか聞こえない。生徒のみんなの気持ちも伝わってこない。もっともっと伝えたい気持ちがあるだろう!と。


本番二日目ぐらいから、演出してた僕が目頭が熱くなるような別れのシーンになりました。


玲奈(という名前の子がこうも次々現れるとは…。玲「菜」はまだいないけど)ちゃんはまだまだ14歳。もっともっと演技や歌以外の事も勉強して経験して、たくさんいいお芝居してください。


そして志田光さん!

2冠を防衛するプロレスラーである彼女。僕も「仮面天使ロゼッタ」(という女子覆面レスラーが実在しました)以来、プロレスとヒーローものの親和性は強く感じていたので、推薦された時もまったく抵抗なかった。


(当然のように)悪役でアクション担当で…と言われたんですが、志田さん自身は(ファイティングスタイルは知らないけど)とても素朴で、目がキラキラしていた。

「こういう子にフツーの女の子を演ってもらって、途中豹変して強くなる!というのはどうだろう?」と思いついた。

結果はご覧の通りです。

麻草氏が僕の合流前に「可愛く、可愛く」演出してくれていた。それに逆に「プロレス好きで密かに筋トレしている」というプロフィールを付け足した。

生きた、普通の女子高生になったと思う。

そして、メシエとの1対1はちゃんと中盤のアクションの最大の見せ場にもなった。


「わたしもi居ていいの?」byゆかり…は彼女の稽古当初の本心でもあったみたいだけど

「わたし達は8人じゃなきゃいけないんだから!」by真琴


志田ファンの方々はどうご覧になったでしょう?

僕も日本へ帰ったら彼女のファイト、観に行きたいと思います。




中国へ戻り…のんびりした生活が戻ってきた…と思うのもつかの間、こちらでも眠れない毎日が再開されました!

どうでもいい話ですが、前に中国にはスカート履いてる女子がいない!と書き(嘆き)ましたが、今はあっちを見てもこっちを見てもミニスカ&ショーパンの女の子ばかり!

冬場にスカート履かないのは単に「寒いから」みたい。寒くてもおしゃれ優先の日本の女の子と違い、実用第1主義なのだ。

既に盛夏!の広州ではみんな南国スタイルです。やっぱり女子中高生の制服はジャージだけど(ショーパンですらない)。


制服の力は偉大!というか制服を着せるとみんな女子中高生に見える!…って訳じゃない(決して!)けど、over20で高1生を演じた下垣真香さん&遠藤瑠香さん&志田光さん。これに14歳の安藤玲奈ちゃんを加えた4人を「1年生カルテット」と呼んでました(現役高校生は誰もいなかった訳ね)。


今回は平野広海

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&古川八重
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二人とも前回はあまり活躍させられなかったので、今回は最初からいっぱい活躍してもらおうと思ってました。

あまりはっきりしてなかったキャラ分けも

広海→元気少女

八重→メガネ女子

とかわかり易く設定。二人ともクラスにいてほしい子たちにしたかったです。

前回ダブルキャストだったけど、今回は舞台経験もある巧い子を、とお願いしたら、舞台経験ありすぎで巧すぎるマドマドとるかぴょんが来てくれました。

お二人とも大好きな「アニー」出身。

まとめて紹介してますが、全然違うお二人です。


下垣さん…マドマドはずっと大人しくしてたんだけど、僕が稽古合流後、「キミはバカな子だ」と言ったら俄然、愉しそうに演り始めました。広海はただバカなだけでなく、感受性は強く、亜里沙を見送る時、最初に泣き出したのは彼女のハズ。マドマドさんはもっと真面目に!とか怖く!とか言えば、即座に対応できる。

演出家にとってはとっても使いやすい役者さんです。


遠藤さん…るかぴょんは初めて会ったときに「キミはメガネっこだ!」と言って、それからずっと稽古中も(視力はいいらしい)メガネかけっ放しでした。ホントにメガネ似合いますよね!

最初、年齢を気にしてか、若く!可愛く!やろうとしてたので、もっとオドオド!申し訳なく!直してもらいました。密かにメガネを外すシーンがあるのですが、気づきましたか?


八重の方のキャラブックのコメントに書いたけど、広海は同学年でクラスに居たら友達になりたい子、八重はこっそり告白したい子です。


日々、そんな妄想をしながら演出してました(怖っ!)

高校時代なんて、もう30年ぐらい前(;^_^Aそもそも高校通ってない(アニメスタジオに通ってた)し、高校時代の思い出なんて無い。

エトランゼは僕の理想の高校時代でもあるのです。


最後に

奇跡(!)の2ショット!!
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前回の古川八重役、田中萌亜名ちゃんが観劇に(ついでに物販手伝いに)来てくれました。

似てると思ったけど全然違うなぁ…。


二人とも大好き❤ですが。