介護保険制度施行の前と後

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介護保険制度は介護を必要としている方や家族にとって

いまや、無くてはならないものになっています。

その、介護保険制度が導入される前から

介護業界に携わり、今も熱い想いと介護力をもって

暮らしをサポートしてくれている実力者たちがいます。

 

介護保険制度が施行されたのが2000年4月。

はや、18年あまりが経過しました。

 

介護保険制度とは

「介護が必要になった高齢者を社会全体で支えるしくみ」

という考え方です。

それまで介護は、家庭の中で解決する、、、という

考え方だったかと思いますが家族の介護負担を

介護保険制度でサポートしようという制度です。

 

この介護保険の考え方は、当時画期的と思われた半面

家族以外の人にお願いすることへの罪悪感や

第三者に知られたくない、、、という想いなどもあり

試行錯誤の末、現在があると言っても過言ではないと

思うのは私だけではないのでは。

 

では実際、介護現場で働いている人たちが

介護をどのように考えていると思いますか?

介護の現場のお仕事に就いて長い方ほど

おっしゃることいは一つだけ。

 

「その方が望む暮らしを叶えたい」

 

老人ホームも生活の場。

お家にいたら出来ることが老人ホームだから

出来ないというのは、違うと思う、、、

とおっしゃる介護現場の方々。

介護保険制度が施行される前から、介護現場で

働いている人ほど、この希望を叶える力を持っています。

 

建物が古いホームでも、その中で働いている人たちが

想いを持っている人たちだったら。

建物だけで判断したらもったいないこともあります。

介護保険制度の施行される前からこのお仕事をされている方々の

想いや経験、介護力に頭が下がるのでした。

 

「介護の基本、次に何をするか伝える」

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あるお客様のお話しです。

そのお客様は、お母様が既に暮らしている施設の

対応に疑問を感じているという内容のご相談でした。

 

こんな事があったそうです。

いつものように、お母様のお部屋にいくと

お母様はなんだか、浮かない表情、、、。

何かあったのかしら?

と思い、お母様に伺ったところ

お気に入りのズボンの裾を破ってしまったとのこと。

娘様は、そのズボンを確認したそうです。

見ると裾どころか、脇の縫い目が裾から30〜40センチほど

破けていたそうです。

お手洗いに行くには、車椅子への移動とお手洗いへの移動

また、終わればお手洗いから車椅子への移動

これら流れを介護スタッフさんが適宜お手伝いをしながら

行われています。

 

誰でもそうだと思うのでうすが、何も言われず

突然身体を触られたり、ましてや移動されたら

驚きますよね。

この方のお母様は、声をかけられる事なく

車椅子からお手洗いに移動されたそうです。

予期しない動きに驚いたお母様はズボンの裾を

車椅子に引っ掛けてしまい、それに気が付かなかった

介護スタッフさんが介助したために

お気に入りのズボンが台無しになってしまう事に

なってしまったわけです。

 

次の動作をする時に、次に何をするのか

お声がけをする事は介護の基本です。

例えば

起き上がるお手伝いに

「起き上がりますね」

とか

止まっている車椅子を押す時に

「〇〇に行きましょうね」

など

シチュエーションは数々あれど

次の行動をお伝えしてからお手伝いをする、、、

現場のスタッフさんに聞くと当たり前と

言われるこの行動。

当たり前ではない施設がある事も事実のようです。

 

施設を見学する時には、介助している介護スタッフさんの

様子もぜひ確認しましょう。

 

 

 

 

老人ホームで元気が続く!!

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ご自身が老人ホームで暮らす選択をする場合の多くは

「暮らしに何かしらの不安を感じて」という声を多く聞きます。

 

先日お伺いしたホームは開設が介護保険の始まるよりすっと前の1990年です。

お元気な方からお手伝いの必要な方までご入居いただけるホームです。

館内にはいるとご入居者同士でお茶や、談笑を楽しまれていたり、

お買物でしょうか?数人で連れ立ってお出かけになる方の姿もあります。

その中でも特に印象的だった、元気な男性のご入居者がいます。

 

その方は現在90歳、入居して20年だそうです。杖をお使いですが

おしゃれで素敵な男性です。

入居を検討した20年前、奥様がご病気で入院され

退院後、ご自宅での生活は難しいと判断されご夫婦で入居されたそうです。

残念ながらその後奥様はお亡くなりになったそうですが

ホームに入居していたことで、毎日の暮らしが規則正しく

お食事もしっかり召し上がることができ、ご入居者同士の交流や趣味、

イベントなども楽しまれ、お元気でホームでの20年を過ごされてきたご様子です。

現在90歳なので、ホームのスタッフさんが介護保険のご説明をして

介護保険の申請をしてみませんか?とお声がけしているそうですが

今は使いたくないご様子だとか。

「その姿勢、カッコイイ!」と思ってしまったのは私だけでしょうか?

この姿勢がお元気の秘訣なのだな、、、と思わずにはいられません。

 

一般的に開設から年数が経過していくと、同時にご入居者の

年齢があがり、お身体へのお手伝いが増える傾向にありますが

このホームはいい意味でかなり違っていました。

この男性もそうですが、とにかく元気で長く暮らしている

ご入居者が多いと感じます。

もちろん、お手伝いの必要なご入居者もいらっしゃいますが

長年の経験があるからか皆さん、穏やかに暮らしている様子がうかがえます。

 

ご入居者同士やホームスタッフとのコミュニケーションが活発なことも

心や身体によい影響をもたらしているように思いました。

こんな、いつまでも元気でいることが出来るホームがもっともっと増えますように。