こんばんは。
本日の入荷食材のご紹介です。
イタリア産アーティーチョーク
常連のお客様から、「アーティーチョークが食べたい!」と、ご要望があり、仕入れました。
アーティーチョークとは、地中海沿岸原産で、和名を朝鮮アザミと呼ぶ野菜です。
つぼみのうちに収穫し、主につぼみの付け根のガクの部分を食用とします。
アーティーチョークは、大きく2種類に分類され、
カミュ・ド・ブルターニュという大型のものと、ヴィオレ・ド・プロヴァンスという細身で小型のものがあります。
今回仕入れたのは、後者のヴィオレ・ド・プロヴァンスです。
柔らかく筋が少ないのが特徴です。
総苞片という葉の部分が紫色をしていることから、ヴィオレ(紫)と付いています。
※こちらが、カミュ・ド・ブルターニュです。
県内で栽培されている方がいらっしゃいます。
ちなみに世界での生産量は、イタリアが最も多く、
次いでスペイン、エジプト、ペルー、アルゼンチン、中国、モロッコ、アメリカ、フランスとなり、
フランスは、世界第9位の生産国です。
イタリアからフランスへ伝えたのは、フランス王妃としてイタリアから嫁入りした、
カトリーヌ・ド・メディシスで、彼女の大好物であったそうです。
今回は、バリグール風でのご提供です。
バリグール風とは、プロヴァンスの方言で、ラクテールというキノコのことで、
このキノコと同じ調理法で、アーティーチョークの料理を作ったことから、バリグール風という名が付きました。
地方料理なので、色々なレシピがあるのですが、共通項として、主材のアーティーチョークが入るのはもちろん、
トマト、にんにく、玉ネギ、白ワイン、ハム、もしくはベーコン、生ハムなどの動物性たんぱく質と一緒に煮込むという手順になっています。
Langue de chatでは、新玉ネギの美味しい季節なので、新玉ネギと、かとう旬菜畑様のトマトと一緒に煮込みました。
以下、料理写真です。
仕上がり。
一口だけ試食させて頂いたのですが、芋のような、竹の子の先のような食感です。
トマトや玉ネギ、生ハムの旨味をアーティーチョークが吸い込み、大変美味しく仕上がっております。
常連のお客様に一皿お出しするので、残りは2皿となっております。
メニューには記載致しませんので、ご興味のある方はお問い合わせ下さい。
電話によるお取り置きも可能です。
今年もアスパラソバージュの季節がやって参りました。
毎年この季節から1ヶ月ほどの短い入荷です。
ちなみに、グリーンアスパラガスとは属が異なり、
フランス産の山菜のような位置づけです。
魚料理、肉料理にお付けする予定で、しばらくはアスパラソバージュ、大盤振る舞いです。
ご希望の方は、お申し付け頂くと、お好きな料理のガルニチュールとしてお付けします。
いかがでしょうか。
春~夏にかけての食材が、これからも入荷予定です。
ご来店頂くたびに、新しい料理をご用意できるよう、努めておりますので、
宜しくお願い致します。
ワイン担当Y・Y




