Bar-a-vins Bistro Au GRENIER
札幌の繁華街「すすきの」の近くにあるワインバーです。フランスワインが中心です。ご予約でお料理もお出しします。
https://www.facebook.com/au.grenier/

  • 22Sep
    • 格安SIM 楽天モバイル vs mineo …の続き

      9月に入って店が急に静かになり、にわかに焦る日々。格安SIM 楽天モバイル vs mineo …の続き先日、格安SIMの契約を『mineo』から『楽天モバイル』にスイッチした件を記事にした(https://ameblo.jp/bistro-tati/entry-12527690755.html)。記事中、「結果的にどちらが安いか」という原理的な問題をほじくり回していたわけなのだが、最終的に「楽天SPUの特典を考慮すれば楽天モバイルの勝ち」と判断したのは既述のとおりである。…といいつつ、実際のところどうなんだろう。店が静かで体力的に余裕があるからか、また面倒な疑問を解決してみることにした。▲図A mineoと楽天モバイルの支払累計額(通信容量2GB+国内通話10分間無料×2回線分合計)楽天SPU還元分を考慮しない場合、両者の価格優位性は5.56年後以降逆転し、10年後には『mineo』のほうが累計額で6万円以上安くなる、ということは先日の記事で実証済みである(通信容量2GB+国内通話10分間無料×2回線分合計の場合)。同記事では、「10年後の差額を埋めるためには、楽天市場で年間13,608ポイントを稼がなければならない」と単純にまとめていたのだが…、▲図B 10年間、毎年楽天市場で13,608ポイント分の買い物を続けた場合そんな無謀なことをすると、当たり前の話、両者の溝は埋まるべくもなく、楽天モバイルの圧倒的優位のまま平行線を辿ることとなる。…というわけで、シミュレーションの数値を見直し、「楽天のダイヤモンド会員を維持できる最低限のお買い物をした場合」に条件を変更して再計算した。▲楽天最高クラスのダイヤモンド会員証。獲得ハードルは意外と低い楽天ダイヤモンド会員獲得の条件は…「6ヶ月間で4,000ポイント獲得+合計30回以上のお買い物+楽天カード決済」の3つだ。必須条件のひとつ、楽天カード決済の時点でSPUが+2倍付与されて合計3倍のポイント還元になっているから、割返すと、月間平均¥12,000ほどのお買い物を継続すれば、条件を満たすことができる。…で、結果はどうなるかというと…、▲図C 楽天ダイヤモンド会員を最低限維持する金額のお買い物を続けた場合こうなった!最終的には『mineo』に逆転されるものの、それは、はるかかなたの遠い14年目で、しかもその時点での差額は¥3,000に満たない。14年後といえば、店主はそろそろ古希の声を聞く頃で、もはやこの世に存在しているかどうかも怪しいものだ。これらの稚拙なシミュレーションを信じる限り、今日の条件が継続する限りにおいては、どうやら総合的なお得感は『楽天モバイル』に旗が上がるようだ。ただし、この「今日の条件」というのがクセモノで、『mineo』が起死回生の割引キャンペーンを仕掛けてきたり、楽天市場のSPUの条件が変更になったりした場合は、その限りではない。世の中不確定要素に満ち溢れているから、油断は禁物である。*実際、『楽天アプリ使用』の還元率が突然0.5倍に格下げされた▲まかないの牛すじカレーとターメリックライス。オムレツが雑だという件…というわけで、ついノリで検証を深めてしまった。こう店が静かだと、余計なことにエネルギーを浪費してしまっていけない。しかし、まあ、たまにこうして脳みそを活性化することも大事、ということなんだが、先々の事態を予測していたりすると、あっという間に還暦だ古希だという現実が見え隠れするあたり、ちょっと切なくも感じる、秋の昼下がりなのであった。

  • 20Sep
    • 格安SIM 楽天モバイル vs mineo

      世の中の急進に、ついていくのが精一杯なおっさんひとり。格安SIM 楽天モバイル vs mineo倹約生活の一環として『格安SIM』に初めて手を染めたのが、2018年1月のこと(過去記事はこちら)。以来2年と経たないうちに、状況はさまざま変化している。…というわけで、SIM契約を『mineo』から『楽天モバイル』にスイッチした。『mineo』は業界屈指の格安SIM提供会社で、通信品質や月々の支払額に不満があったわけではないのだが、自身の楽天市場利用頻度とポイント還元額を考えると、結果的に『楽天モバイル』のほうがお得になるのでは、と考えた次第だ。▲決してmineoに不満があったというわけではないのだが…。イメキャラのお姉さんもかわいいし乗り替えを実行したもうひとつの理由が、端末の更新である。自分のiPhone SEは1年前に更新したものだが、妻のiPhone 5cは購入からすでに5年半ほど経過しており、これはおそらく早晩力尽きるはず。タイミングよく、楽天モバイルでは「通話SIM2回線目契約で新規端末代金1円」というキャンペーンを実施しており(9/30まで)、対象はもちろんiPhoneではないとしても、妻は安価なAndroidで十分(本人も認めてます)ということで、これに乗ずることにしたわけだ。▲楽天モバイルさん、店主一家にとって、実にタイミングのよいキャンペーンを張ってくれたもんださて。では、気になる支払いの年額はどうなるか、というと、以下の表のようになる。今回は、勢いでKeynoteドキュメントを作成してみた。▲両者とも2回線の合計金額(年額)。通信容量2GB+国内通話10分間無料と同等のプラン内容楽天モバイルの『長期割』の対象となる、契約から3年間の合計で、両者の差額は、¥47,616と楽天モバイルに大きな分がある。ここから、乗り替えに要したmineoのMNP予約手数料(@¥3,000)、楽天の事務手数料(@¥3,394)を2回線分¥12,788差し引くと、実質の差額は3年間で¥34,828まで縮まる。目先の安さにつられて転入&転出を繰り返すと、これらの手数料で思わぬ損をすることがあるから注意が必要だ。▲キャンペーン対象の1円端末 SHARP Sense2 SH-M08 は実勢価格¥25,000前後…というわけで、一見、楽天モバイルのほうが総合的にお安い印象を受けるが、これはあくまで『乗り替えキャンペーン』の割引効果によるものであることは、いうまでもない。実際、3年目以降、両者の支払額は逆転し、mineoのほうが年間¥13,608安くなる。楽天モバイルの乗り替えキャンペーンにより発生した優位差額¥34,828が相殺される損益分岐点は、契約から5.56年後に訪れる計算だ(端末代金を勘案した場合は7.4年後)。つまり、契約から5年半後に両者の累計支払額は同額となり、以降、mineoのほうが優位に立つ。そのまま放置すると、契約から10年後の累計では、mineoのほうが¥60,428分もお安い、ということになる。もちろん、この期間中に、mineoが囲い込みのためのなにしらの割引キャンペーンをしかけてきた場合は、損益分岐点がさらに前進することになる。そして、mineoはその手のキャンペーンが得意な会社でもある。▲まなかいのチキンオムライス。ちゃっかり黒板メニューにも記載している…というふうに、なにかとややこしい格安SIMの価格比較問題だが、楽天モバイルには、「楽天ポイントと連携している」という圧倒的な魅力がある。楽天モバイルと契約していると、自動的に楽天SPUが+2倍となる。つまり、楽天市場での¥10,000の買い物にあたり、通常ポイント100ポイントに加えてさらに200ポイントが還元されるわけで、店主のような楽天ヘヴィーユーザーにとっては見過ごせない特典なのである。(*楽天モバイル契約によるSPU特典は上限5,000P/月)▲矢継ぎ早に仕掛けられる楽天市場の『お買い物マラソン』。まいど、ついつい走らされる自分がいるちなみに、5年半後の損益分岐点以降、mineoが優位になる年間差額の¥13,608分を楽天SPUで相殺するには、楽天市場でいかほど買い物をしなければならないのだろうか。ざっくり計算してみたところ、SPUのルールが+2倍で変わらないと仮定すると、年間¥680,400というかなりビミョーな数字が出てきた。おおよそ、月額¥56,700のお買い物が必要だ。店主は、楽天市場で店のワインを仕入れることも多いので、これくらいの金額程度は毎月消費しているが、一般家庭の自家用で毎月これくらいなにかを買っちゃうとなると、かなり散財する人、ということになりそうな気がしなくもない…。とはいえ、くだんの損益分岐点が訪れる5年半の間も楽天市場で継続的にお買い物はしているわけで、その累計金額にもよるが、店主の場合、いまの業態を続けている限りにおいては、『mineo』よりも『楽天モバイル』のほうが結果的にお得になる、と判断したわけだ。それじゃよ、おまえさん、なんでもっと早く楽天モバイルに鞍替えしなかったんだよ、だって?そりゃ、あーた、当店スタッフの『ゆうこりん』に指摘されるまで、それと気づかなかったからですよ。もうね、おっさんはね、世の中の急進についていくので精一杯で、それこそ1ポイントの余裕もないんですってば…。ああ、てえへんだ、てえへんだ…。*この記事の続きはこちらから ⇒ https://ameblo.jp/bistro-tati/entry-12528445257.html。

  • 18Sep
    • 20年ぶりに冷蔵庫を買い替える 三菱電機MR-MB45E

      増税前に、自宅の20年ものの冷蔵庫を買い替えることにした。20年ぶりに冷蔵庫を買い替える 三菱電機MR-MB45Eこの手の買い替え体験談というか、家電メーカーの比較というか、製品レビューというかは、いまどきネット社会に溢れかえっていて飽和状態だから、本来はいまさら自分が発表するまでもないのだが、「冷蔵庫の買い替え」は当家のような一般家庭にとってはそれこそ10年単位での大事件であって、はたして年金生活が始まる次回の買い替えどきまで本人が元気でいられるかどうかも怪しいものなので、この際だから記事にした。これまで20年間、わが家の厨房を支えてくれたのは、今はなきSANYOブランドの名機、SR-40CR(401L)であった。▲SANYO SR-40CR。こんなちっさい画像しかなかった!この冷蔵庫のなにが『名機』かというと、なに、グッドデザイン賞を受賞しているということだけなんだが、それはともかく、おかげさまでトラブルもないままお勤めを全うしてくれた。ご苦労様でした。冷蔵庫を買うにあたり、なによりも最優先されるのが主婦の意見である。妻は、「野菜室が真ん中なのがいい」という。SANYO SR-40CRは野菜室が中央にあったので、それに慣れ親しんだのだろう。冷蔵庫のような生活家電は、その使い勝手を無意識のうちに体で覚えていることが多いので、買い替えの際も、できるだけ動線に変化が少ないほうがよいのかもしれない。▲三菱電機MR-MB45Eは「野菜室真ん中」をウリにしている長年、「野菜室真ん中」のSANYO SR-40CRを使い続けていたから気づかなかったが、どうやら、世の中、冷蔵庫のセンターを占めているのは冷凍室が主流であるようだ。実際、「横幅60cm・400Lクラス・片開き」の国産冷蔵庫で「野菜室真ん中」なのは、三菱電機MR-MB45Eと、THOSHIBA GR-K41Gの二択しかない。たぶん、子育て世代の家族を意識して、「最も使用頻度が高いドロワー(引き出し)は冷凍室」である、とメーカーがマーケティングしているのであろう。▲TOSHIBAのwebサイトは三菱電機に比べると垢抜けてないということを発見両機の実勢価格は、三菱電機MR-MB45Eのほうが3万円前後高価であるようだ。量販店で両機を比較してみたところ、気のせいか、ドアやドロワー類の建てつけなども「日本製」を謳うMR-MB45Eのほうが一歩上の印象だ(大差はない)。ただし、肝心の野菜室はというと、三菱電機MR-MB45Eの容量が87Lなのに対しTHOSHIBA GR-K41Gは92Lあり、ぱっと見、TOSHIBAのほうが広く、使い勝手も良さそうに思えなくもない。▲好感度タレントさんを起用した三菱電機のCM。子供の姿がないあたりに商品コンセプトが見え隠れ結局、両機の選択にあたり当家の妻の決定打となったのは、主眼であるはずの野菜室よりも、製氷機を含む「その他の機能の総合点」だったようだ。もちろん、この中には、ぱっと見の「国産品質」も含まれていると思われる。まあ、そんなもんだろう。▲MR-MB45Eの庫内灯は天井に設置されたLED。背面に照明があったSANYO SR-40CRに比べると庫内が暗い世の中、増税前SALEに湧いている。朝のワイドショーでも、「なにを買ってなにを買わないべきか」なんて特集をパネルで展開していたりして。かくいう自分も、冷蔵庫入れ替えは増税がきっかけだった。増税がなければ、もしかしたら、不具合が出るまで使い続けていたかもしれない。そう考えると、増税というのは一時的な需要拡大には一定の効果があるのかも。もっとも、冷蔵庫は、洗濯機などほかの大型生活家電と違い、いざぶっ壊れると大惨事である。一般的に、冷蔵庫の耐用年数は「10年間が目安」といわれているから、諸兄もさっそく冷蔵庫の製造年をご確認いただき、もしも10年を超えているようだったら、この際、買い替えを断行してはいかがでしょう?…と、昨夜、店の30年ものの中古ショーケースが急逝して、「もっと早く買い替えておけば」と今になって右往左往している情けない店主がここにいるわけでして…。▲急逝したショーケース。重宝していただけに、いざ使えないとなると不便至極

  • 04Sep
    • にっぽん丸

      船旅、大好き。にっぽん丸毎年、『にっぽん丸』の北海道クルーズに参加している。クルーズに参加している…なあんていうと、セレブっぽい響きがあっていいかんじだが、実際は仕事で乗船しているので、それほど優雅なものではない。なんの仕事か、というと、北海道物産の船内販売のお手伝いだ。店主の「昼の仕事(広告制作など)」のクライアントである株式会社山ト小笠原商店様が、『にっぽん丸』の北海道クルーズの期間中、同船内に設置された特設コーナーにて、乗客の皆様をお相手に北海道のお土産ものを販売しているのだ。店主は、毎年8月末から9月中旬にかけて5本運行する北海道クルーズのうちの1本に、過去3回参加してきた。今回で4回目。8/30から9/2までの、3泊4日の出稼ぎの船旅である。▲船の図書室を間借りして、北海道のお菓子を中心に販売しているご存知のとおり、『にっぽん丸』は、巷間世界的なブームに湧いている、いわゆる豪華クルーズ船である。就航は1990年。建造から約30年の老船だ。『にっぽん丸』の総トン数は22,472tとクルーズ船としては船体が小柄で、日本最大の客船『飛鳥II(50,142t)』の半分にも満たない。乗船定員は最大524名(飛鳥IIは同827名)とされているが、実稼働ではせいぜい400名程度と思われる。実は、『にっぽん丸』の魅力のひとつが、このこじんまりとしたサイズで、特にご高齢の方々から「ちょうどいい大きさ」と評価されているようだ。▲日本を代表するクルーズ船『飛鳥II』。日本のクルーズブームの火付け役?たしかに、近年、豪華クルーズ船は巨大化の一途をたどっている。全長300mを超える世界最大のクルーズ船『シンフォニー・オブ・ザ・シーズ(パナマ船籍・225,282t)』の乗船定員は5,400名で、これは北海道長万部(おしゃまんべ)町の人口とほぼ等しく、同乗するクルーは利尻島の人口(2,100名)と同数だ。合算すると、なんと札幌の近郊都市、恵庭(えにわ)市の人口より多いことになる。すげえ。こうなると、もはや都市がまるごとひとつ洋上を移動しているようなもので、船内のイベント会場を移動するだけで疲弊しそうだ。▲『シンフォニー・オブ・ザ・シーズ』はもはや洋上に浮かぶ巨大なビルにしか見えないまた、『にっぽん丸』で特に評価が高いのが、船内で供される食事だ。残念なことに、ほかのクルーズ船に乗船した経験がないので比較はできないが、たしかに、これが意外と(失礼)おいしいのである。夕食は和洋のフルコースで、毎晩2回転制になっている。この、配膳も調理場の規模的にも手と目が行き届く範囲に収まるコンパクトさが、高評価につながっているのではないだろうか。▲朝食の洋食バイキング。オムレツは目の前でひとつひとつ焼いてくれる▲2泊目のディナーは和食コース。フレンチはうまいが和食は…いまひとつ『にっぽん丸・飛んでクルーズ北海道』は、商船三井とJTBとのタイアップ企画で、2019年は、8/30〜9/14の期間中、小樽〜利尻島〜羅臼の3泊4日コースを5往復するクルーズだ。乗船代金は、117,000円から590,000円までと、幅がかなり広い。もっとも安価なスタンダードルーム利用でも最低ひとり10万円超えとなるわけだが、これを高いとみるか割安とみるかは、個々人の感覚の違いによるところとなる。1泊2食つき、ひとり1泊39,000円で、落語やコンサートのほか各種イベント、カジノ、軽食食べ放題、大浴場など、乗客を飽きさせない仕掛けがあれこれと用意され、さらには寝ているうちに利尻と知床という「非日常の地」に連れて行ってくれるわけだから、これはまあ、考えようによってはお安いのではないかと思うわけだ。もちろん、自分では、資金はもとより連続休暇取得の面で、プライベートでの参加はなかなかかないそうにないが…。▲なんと、今回はデラックスシングルルームをあてがってもらえた。快適ー!今回のクルーズは、利尻島停泊中に「バケツをひっくり返したような」雨に見舞われたのと、最終日の早朝にシケて若干船が揺れたほかは、概ね快適な航海だった。船が小さいので、天候状態によっては大きく揺れるときもある。売店の仕事は、朝8時から夜10時まで。途中、乗客が下船上陸している間は休憩で、実働は1日あたりのべ8時間程度だ。自分の生業として毎晩立ち仕事をしているわけだから、これくらいへっちゃらと言いたいところだが、いつもと違う動作や接客をしているので、それなりに疲れる。それでもがんばって、今回は乗船スタッフ3名で、1クルーズ50万円以上の売上を上げてきた。社長も喜ぶ、なかなかな数字である。目の前に売上がちらつくと、ついついヤル気が出てしまうという、サラリーマン時代に培われたどうしようもないサガ。こんなんじゃ、一生、心からクルーズの旅を楽しめるゆとりはないかもしれないなあ…。▲停泊中も上陸せずに船内で読書しながらだらだらと過ごすのもいいね

  • 28Aug
    • <パニガーレで蕎麦 2019 - 4> せんがく

      やばい。ぜんぜん乗れてない。パニガーレで蕎麦 2019 - 4 2019/8/27今シーズンは、月イチペースでしか乗れてない!月イチペースということは、このままでは、9月にあと1回しか乗れないということで、そうなると、年間5回しか出撃しなかったことになってしまう。車検、保険、税金、消耗品などの年間維持費から割返すと、1回あたりの出撃に17,000円ほどかかる計算だ。もちろん、車両代は換算せずに。あほくさー。▲朝里ダムの展望駐車場にて。途中、定山渓で100円缶コーヒーを仕入れるのが習慣<本日のコース (8/27・火 快晴 最高気温26℃)>自宅 ⇒ 盤渓 ⇒ 定山渓 ⇒ さっぽろ湖 ⇒ 朝里ダム(休憩) ⇒ さっぽろ湖 ⇒ 定山渓 ⇒ 中丿沢でそば ⇒ 自宅走行距離:約125km TOT:11,106km朝里ダムで缶コーヒーを片手にくつろいでいると、なにやらはるか遠方のダム方向から、複数台のものと思われる爆音が。なかなか近づいてこないので、はて、と思っていたところ、ややしばらくして、爆音の主たちが目の前を通過していった。族単車3台…。ツーリングか…。途中で追いついたら、素直に道を譲ってくれた。▲朝里ダムの展望駐車場には、まいど、不思議な人々が集っていて興味深い<本日のパニガーレ>・ブレーキがエアを噛んでいるようだどうも、この型式のパニガーレの場合、クラッチ&ブレーキシステムがエアを噛みやすいという疑惑がある。個体差なのかもしれないが。少なくとも、当家のパニガーレは、エア抜きしてもしばらくするとエア噛み症状が顕れる。難しい作業でもないし、定期的にエア抜きしてやればよいことなので、もう諦めた。…で、そば!せんがく北海道札幌市南区中ノ沢1-5-1011:30~20:30月曜定休中丿沢を縦貫するメイン通りから、ひと筋住宅街に入ったところにあるそば店。店構えが大きく、店内は広々としている。窓が小さいので採光は限定的。やや薄暗い照明のため、全体にアンバーだ。こじんまりとしたカウンターとテーブルが数台、逆に小上がり席が多い。食べログのデータによると、合計38席もあり、個室も備えているようだ。カウンターに、ノート型のコンピュータが起動した状態で開いてあるところをみると、雰囲気的に家庭的なコンセプトなのかもしれない。訪問時のBGMは、マッキー…(脱力)。マッキー2曲のあとはZARDがかかったところをみると、これは、オーナーのお好みのミキシングか?事前情報によると、このお店は『更科そば』に力を入れているようす。メニューにも、「更科は手打ちです」とアピールがあった。自分は、本来は田舎派だが、郷に入ってはということで、更科そばの天ざる大盛りをオーダー(1,250円)。天ぷらは、えび2本のほか、野菜が4点つき、さくっと上品に揚がっていた。量的には、ちょうどいい大盛りだ。▲常連のお客さんも、以前はバイクにお乗りだったとかで話しかけられたぞーぞーとそばをすすっていると、オーナーさんから声をかけられる。氏もかつてはライダーでいらしたとのこと。Kawasakiの750にお乗りだったようだ。たぶん、同世代か…。話ついでに、「田舎は手打ちじゃないんですか」と尋ねたところ、「手打ちです」とあっさり。いわく、ご自身が更科そばがお好きなので、ことさら更科を強く打ち出しているご様子。そうか。先にそれを聞けばよかったと、ちょいと反省した。まあ、たまには更科もいいな、ってことで。ごちそうさまでしたー!*当ブログでは、これからも『食べログ』的なコメントはしませんからねー。

  • 26Aug
    • グアンチャーレ

      世界はおいしいもので溢れている。グアンチャーレ『グアンチャーレ』とは、イタリア産の、豚のほほ肉の塩漬けである。豚のほほ肉は、日本では『かしら』と呼ばれ、ホルモンに分類される。肉質は、よく動く部位だけに硬く締まっていて、コラーゲンをたっぷり含んでいるそうだ。グアンチャーレの見た目は、全体を塩胡椒に覆われて黒っぽいが、カットすると半分以上が脂身のように白く、肉色をしている部分が極端に少ない。…が、細切りにして弱火にかけると、たしかに脂は大量に出るものの、肉に加えて半透明の可食部がたくさん残り、これがまた、香り高く異常にうまい。▲グアンチャーレは通販でも手に入るようですよ。500gで2,500円くらいhttps://item.rakuten.co.jp/toscana/10004012/ローマ地方を代表するパスタ料理の『カルボナーラ』は、本来、このグアンチャーレを用いてつくられる。ファミレスなどで供されるカルボナーラはほとんどベーコンだと思うが、ぜひいちど、ご家庭でグアンチャーレのカルボナーラを作ってみてください。たぶん、後戻りできなくなりますよ、奥さん!ところで、グアンチャーレは、よくパンチェッタと誤認されるようだけど、当然、肉の部位が異なるから味も違う。パンチェッタは、バラ肉の塩漬けだ。同じく、もも肉の塩漬けを『プロシュット』(いわゆる生ハム)、おしりの肉の塩漬けは『クラテッロ』という。イタリアは、塩漬け肉の文化がつくづく奥深い。▲店のプロシュット。仏バスクのジャンボンを仕入れた時期もあるが、今はプロシュットそういえば、20年ほど前、まだ店主がこの業界に手を染める以前、自宅近所のワインバーで、そこのオーナーとパンチェッタについて議論になったことがある。オーナーは「パンチェッタは燻製している」として譲らないのだ。してないってば。まだ、スマートフォンが普及する以前の話だ。いまなら速攻調べてやり込めてやったところだが、そのときは、たぶん、証拠がないからうやむやにしたんだろう。もちろん、パンチェッタは燻製していない。燻製すると、定義的には『ベーコン』となる。「あやふやな知識で意地を張らない」。まさに、反面教師な思い出である。▲豚肉の部位一覧。食肉販売業のオービーシーさんのHPより転載。わかりやすいです!http://obc6800.jp/publics/index/4/話は逸れるが、このところ焼肉屋さんでもひんぱんに見かけるようになった『豚トロ』。脂が強いわりには歯ごたえもあり、濃厚焼肉ファンに人気の部位だ。wikiでは、この豚トロを「ほほから首にかけての部位」と説明しているが、これは果たして正解か。ほほ肉、いわゆる『カシラ』も含まれるのだろうか。実際のところはよくわからないが、「養豚業者はぜったいに豚トロを食べない」という都市伝説もまことしやかにささやかれているので、興味がある方は、自己責任で調べてみてください。▲当店ではキッシュにもグアンチャーレを使ってます。一台3,000円で販売中(要予約)…で、冒頭の画像は、当店のまかないで用意したアマトリチャーナだ。アマトリチャーナも、カルボナーラ同様、グアンチャーレを用いるのがオリジナルである。ベーコンはもってのほかとして、街のちょっとしたイタリアンでもパンチェッタで提供する店が多いと思うのだが、それはそれとして、やっぱりオリジナルのグアンチャーレで食べてもらいたいものだ。同じ料理をつくるにしても、選ぶ食材一つで仕上がりは大きく変わる。グアンチャーレは、そんなことを実感させてくれる食材のひとつなんである。▲アマトリチャーナが生まれた街『アマトリーチェ』は人気の観光地(wikiより)余談として…。アマトリチャーナは、ローマからアペニン山脈を登ったところにある、アマトリーチェという小さな街の郷土料理だって知ってましたか?アマトリーチェといえば、2016年のイタリア中部地震で大被害を受けたことが記憶に新しいが、その後、復興したのだろうか…。いつか訪れてみたい街なんだけど、はたして生きているうちにかなうかどうか…。

  • 22Aug
    • 「粋なオトナ」について考える

      当店には「粋な」お客様が多い。「粋なオトナ」について考えるたいへん幸せなことに、当店はお客様に恵まれている。開業から約8年半。たいてい閑散としていて静かに飲めるからか、多くの上品なお客様が常連としてついてくださっている。そういう「高級車」な方々は、接客させていただいていても、たいへん気分がよい。「高級車」な方々って、外観と中身がバランスしていて、安心感があるんですよねー。そういう方々、好きです。▲2006年トリノ五輪で金メダル演技中の荒川静香。「高級車のよう」の実況が忘れがたい一方で、「惜しい」または「残念」な方々も、もちろんいらっしゃる。こういう方々は、たいてい、女性ウケしない(失礼)中年男性である。「惜しい」または「残念」な方々の共通点としてもっとも明確なのが、「お金にセコイ」ということだ。別に、散財するのが「粋なオトナ」というわけではない。むしろ、節度を持ってお金を遣うのも「粋なオトナ」の必須条件に違いない。…が、「惜しい」または「残念」な方々は、その遣い方がかっこ悪いんだよなー。▲アサリの砂抜きは、3%の塩水にひたひたにして濡れた新聞紙をかぶせ、冷蔵庫で半日ほど和装ひとつとってもしかりだ。現代ニッポンでは、一部の限られたご職業の方々を除き、和装は「非日常」である。つまり、和装することじたいがオシャレであり、特別な装いで着飾る「ハレノヒ」であるはずだ。着飾るのは大いにけっこうだが、やりすぎは注意である。冒頭でも書いたとおり、「粋なオトナ」であるためにはバランスが重要だと考える。つまり、どんなに高級な生地や奇抜なデザインを仕立てて身につけたとしても、中身が伴わなければ、その価値は活かされない。反物が歩いてるんじゃないんだから。つまり、内外のバランスが大事だって話でして。ふだんから「お金にセコイ」人が、いきなり高価な装いで着飾っても、なんか落ち着き悪いというか、似合わないというか…。最初は大人しめのデザインからスタートして、徐々に自分との相性をツメていく、というプロセスが肝要かと思うわけだ。そういう意味では、毎月10万円近いDCブランドのスーツをなにも考えずに「ぽん」と買っていた、店主20代の頃の記憶が恥ずかしい。ああ、バブルをもう一度…。▲最近大根おろしにハマって鬼おろし器を買ったら、初回で歯が欠けたという…では、かくいう自分はどうか、というと…、はい、お金にセコイです。当ブログでも「倹約生活」というテーマを立てて、わがセコさを存分にアピールしているくらいだ。最近は服もめったに買わない。和服に至っては夏冬1枚ずつのみ。もちろん、既製品だ。帯は2本しか持ってない。でも、自分の場合は、それが分相応と思うわけだ。和装に興味がないのではなく、そもそも、「ハレノヒ」の装いにバリエーションは必要なくて、自分に合っているものが最低限あれば、それでいいんじゃないかと。そもそも、周囲もそんなに自分のファッションなんか気にしてないですよ。だから、似合ってるのが1着あれば、それでいいんですよ。特にオトコは。▲岩見沢の農園でブルーベリーを収穫してきた。1時間あまりで8kg。デメンさんできそうだ…というわけで、今回は「粋なオトナ」について思いのたけを綴った。まあ、どう生きるかは個人の自由だし、それこそファッションはそもそも自己満足の世界なんだから、本来、こんな場末のバーのおっさんにとやかくいわれる筋合いはまったくないわけなのだが、どうにも「惜しい」または「残念」なおっさんを目の前にすると、なにかしら指摘しないと気が済まないという、なんとも鬱陶しい性格も、これもまたどうしようもないものでして…。こんなだから、店はいつも閑散としているのかもしれないが、それはそれとして、これも自分の使命と都合よく解釈して、今夜も「惜しい」または「残念」なおっさんに意地の悪いツッコミを入れちゃおうと企んでいるわけなのであった。ぐふふふ。

  • 07Aug
    • 原発はなぜ動き続けるのだろう?

      素朴な疑問である。原発はなぜ動き続けるのだろう?2011年の東日本大震災により被災した東京電力福島第一原子力発電所は、機能停止から8年以上経過したにもかかわらず、いまだ超危険な放射性物質を大量に内包し、廃炉・解体のメドすら立っていない。発電所周辺には居住不可能な地区が多数残されており、近隣産業への風評被害も拭い去れず、現在に至り人的にも経済的にも甚大なマイナス影響を与え続けている。そもそもでいまさらな話だが、この原子力という「夢のエネルギー」は、人智の配下にすっぽりと収まるような従順なシロモノじゃないことは、福島の惨状を見れば自明の理だ。▲放射能が危なくて解体作業どころじゃないというバカげた実話の福島第一原発…だがしかし、自明の理、であるにもかかわらず、わが国の原発は、またぞろこそこそと再稼働しはじめている。なんでじゃ??いったん疑問に思うと、調べなければ気が済まない性分なので、コーヒーカップを片手にさらさらと調べてみた。<原発が再稼働する理由と思われる項目>・低コスト・低炭素・各電力会社や一部経済人たちの利権・為政者の票田確保・立地地域の雇用と補助金目当て・将来的な核兵器開発のための技術維持と燃料確保▲ほとんど稼働せずに廃炉が決定した高速増殖炉もんじゅの勇姿。税金が4500億円以上も垂れ流しに…上記、想定される理由の中で、資源エネルギー庁や電力会社が盛んにアピールしているのが、「低コスト」と「低炭素」だ。原理的に、発電時における二酸化炭素の排出が軽微なのはわかるとして、ではいったいどれくらい「低コスト」なのかというと、資源エネルギー庁、2017年10月発表の資料によると、原子力発電の1KWhあたりの発電コストは、「10.1円」ということになっている。https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/tokushu/nuclear/nuclearcost.html▲原発発電コスト10.1円の内訳。事故リスク対応費用の「〜」がすごく気になるが…▲発電タイプ別のコストでも原発が他を抑えて堂々のナンバーワン! …にしても火発が高すぎ上図のように、原発の発電コストは他の発電タイプと比して最安値ということになっている。試算にあたっては、「廃炉などのバックエンドコスト」や「重大事故における想定以上の賠償」なども考慮されているとあり、それらを含めても「原発が一番安い」のだそうだ。あんなややこしい巨大構造物を建設しておいて、「資本費(建設費用など)」がこんなに低いのはおかしいじゃないかっ!…と思うかもしれないが、それだけ核融合の熱量は強烈で、その怒涛の発電量から割返すと膨大な建設費も早々に回収できる、ということにほかならない。また、核燃料は石油と同じく輸入に依存しているため為替変動の影響を受けるものの、原発の燃費は石油火発の比ではなく、さらに足枷となるCO2対策費も不要ときた。これらの数字からも理解できるように、原発は非常に安定した超高効率で安価な電源だということも、これまた自明の理、なのである。…事故さえ起こさなければ…。▲事故から30年後の2016年、チェルノブイリは新たに2000億円もかけて巨大な覆いを追加したでは、わが国のエネルギー政策はいったいどうなっているのだろうか。平成30年7月に閣議決定された『第5次エネルギー計画(資源エネルギー庁)』によると…<2030年に向けた対応…の一部>・温室効果ガス26%削減・再生可能エネルギー主力化への布石を打つ・原発依存度を限りなく低減<2050年に向けた対応…の一部>・温室効果ガス80%削減・再生可能エネルギーを経済的に自立した主力電源へ・原発は脱炭素化への選択肢…というかんじになっている。▲北海道伊達市の北海道電力メガソーラー発電所は3haで年間400戸分の電力を供給可能…だそうだいずれも、将来的には「再生可能エネルギーを主力電源に」する、というビジョンが明確に示されているが、面白いのは、2030年に向けて「原発依存度を限りなく低減」させたいと宣言しているのに、その20年後の2050年においても「脱炭素への選択肢」として、原発をしっかり温存していることだ。ん? なんか、いってることが矛盾してないか?? もっとも、「原発依存度を限りなく低減」について、どれくらい低減させるのか具体的な数値目標が示されていないので、そもそもハナから「原発依存度を限りなく低減」させるつもりがないのかもしれない。また、原発設備の耐用年数は40年とされているようだから、2050年時点でも使える原発は、もったいないから最後まで使い切ろう、というハラかもしれない。少なくとも、政権与党と資源エネルギー庁と各電力会社と一部の経済人の方々は、原発を動かしたくて仕方がないようだ。このあたりは、利権に絡んだお金のにおいが、そこはかとなく漂ってくる。▲北海道幌延町のJFEオトンルイ風力発電所は、28基のタービンで最大出力21,000KW…なんだって政府が掲げる「脱炭素」について、もっとも歓迎されるべき発電方法は、再生可能エネルギーであるはずだ。が、しかし、素人が考えるほど事は単純ではないようで、再生可能エネルギーの発電効率から換算すると、「資本費」が火力や原子力と比べて相当に割高になってしまうようだ。特に風力や太陽光発電は、施設の建設にあたり広大なスペースを必要とするため、コスト効率をさらに悪化させている。▲北海道森町の北海道電力地熱発電所。出力は25,000KW…だそうですよ一方、同様に高コストではあるが、地熱を利用した発電はもっとも日本に適したクリーンエネルギーなのではないかと思うが、どうだろう。これだけ火山も地震も多い「火の国」なんだから。地熱発電は、「低炭素」、「純国産資源使用」、「安定熱源」であるばかりか、発電に要する燃料代は実質0円である。また、発電後の温水を近隣施設の暖房や農業などの地域産業に再利用しているケースも多く、このあたり、いかにも「モノを大切にする日本」的でよいことづくめのような気がする。さらに、熱源は地下のマグマだから、それこそ地球が冷える数十億年先まで資源は無尽蔵にある。▲地発は調査開始から操業するまで10年以上を要するのというのが現状のネックかもだしかし、日本の地熱資源量は世界第3位であるにもかかわらず、その稼働状況は同第10位というイケてなさだ。理想的に思える地熱発電の普及が進まない理由は、やはりコストとリードタイム(調査から操業までの期間)の問題が主のようだが、いずれも国策で解決できるレベルに違いないので、為政者の方々はもっと「選択と集中」を意識して、真にわが国に適した未来のエネルギー政策を「どん」と打ち立てていただきたいものである。*2019年現在、日本国内の地熱発電所は大小38基が稼働しており、総出力は521,337KW。国内電力需要の0.3%を担っているそうですよ。▲「脱炭素」に賛成だけど、焚き火はやめられないという二面性が…締めくくりとして…。エネルギーの安定供給は、われわれ文明人にとっては生命線だ。だから、発電の選択肢が原発しかないのであれば、それは動かさざるを得ないと納得できる。しかし、実際問題、現在の日本では、17基ある原発のうち9基しか稼働していないにもかかわらず、電力そのものは不足していない。もちろん、2030年までのお約束である「温室効果ガス26%削減」目標を達成するためにも原発の再稼働止むなし、という大義名分が存在するのも理解できる。…が、冒頭でも吐露したように、いくら莫大な富を産む「夢のエネルギー」であっても、人間が完全に支配できないのであれば、それを利用してはいけないような気がする。こんな活断層ばかりの日本列島に、「ほんとうに安全な場所」があるとは思えないからだ。…というわけでですね、「原発は万全の安全対策で危険はない」と胸を張る政治家や経済人のおじいさんたちはですね、ぜひ、それぞれのかわいい孫一家を原発の近くに移住させてですね、自らその安全性を担保してみせてほしいわけですよ。店主なら、ぜったいにそうはしませんけどね。

  • 26Jul
    • 土管パスタ リガトーニ

      子供のころ、空き地の土管で遊ばなかった?土管パスタ リガトーニ店主は、昭和39年の生まれだ。このころ、日本はまさに、高度経済成長の真っ只中。東海道新幹線開通、東京オリンピック開催など、日本の経済発展を象徴するできごとが目白押しの時代である。物心がついた頃、店主は生家の杉並区下井草の戸建てに住んでいた。いまでこそ、どうやら『杉並』は高級ブランドになっているようだが、当時は西武新宿線の線路っぱたにはキャベツ畑が広がり、モンシロチョウチョがひらひらと舞うのどかな村であった(いまでも村っぽい風情はあるが…)。▲いつの間にか『杉並ナンバー』というのができていてびっくり。本来は『練馬ナンバー』だ当家は、長州が出所である。こうみえて十代ほど系譜を遡ることができ、はじまりは瀬戸内海の海賊で、その後、陸に上がって塩田を始めたらしい。曽祖父の代では山口県防府市で多数の小作者を雇う大地主に成長して、地元ではかなりの有力者だったそうだ。すごいな。ところが、戦後の農地改革で一気に没落してしまう。しかし、隠し財産でもあったのか、その後も引き続き裕福だったようで、祖父の代で上京し、杉並区にささやかな土地建物を構えた、というわけだ。▲防府市は江戸時代から日本有数の塩田地帯だったそうだね(三田尻塩田)いまいま『経済格差』が社会問題として取り沙汰されているが、振り返れば、店主が幼少の頃も、十分『格差』はあったと思う。…というか、現代とくらべて、日本全体が物質的にはるかに貧しかった。為替が固定相場で、360円/ドルの時代だ。先述のとおり、当家はこの時代としては比較的裕福で、家は総二階の戸建て。築年も新しく、猫の額さながらとはいえ庭もあり、カーポートには赤い『カローラ1100』が鎮座していたが、壁を挟んだ隣は、日当たりの極度に悪い狭小な木造の集合住宅で、そこに住む子供達は、すえた臭いのするボロを纏って遊んでいた。▲現代レベルで見ると軽自動車よりもはるかに居住性の低いカローラ1100幼稚園や小学校の友人たちの家庭も経済状況はまちまちで、仲のよかった女の子の家は、畑の間に建てられた、木造平屋のバラックのような家だったと記憶する。また、とある日、たまたま空き地で遊んでいた同年代の子の家に上がらせてもらったのだが、6畳一間くらいの空間に家族4人(だったか)で住んでいると聞いて、衝撃を受けたりもした。幼少の脳みそに、貧富の差の理由を理解するキャパはない。少なくとも、自分にはなかった。思えば、ずいぶんと失礼な発言をしてしまったかもしれない。反省しきりである。…で、土管の話でしたよね。▲あの頃は、下井草にもあちこちに土管を積んだ空き地があったもんだいまどきの若い方々(80年代以降に生まれた人)は、『土管(どかん)』なんて知らないでしょ。主にコンクリートでできた巨大な管で、地中に埋めて、下水管になるものですよ。いまでこそ、日本の下水道普及率は約80%(北海道は90%超)だが、店主が誕生した昭和39年は、まだ7%台に過ぎなかった。便所は汲み取りで、生活排水はそのまま側溝を経由して、どぶ川に流れていた、ということだ(恐怖)。当時、どのような施策があったのかわからないが、昭和40年を期に、普及率の角度が急上昇する。都市部を中心に、全国各地で下水道の整備が急ピッチで進められていったのだ。…そこで大量に必要となるのが『土管』だ。▲こうして土管を地中に埋めていったわけですなあたぶん、ものすごい需要だったのだろう。じゃんじゃん作ってどんどん運んでも足りなかったに違いない。運んだ土管は、まだ方々に点在していた空き地に積み上げられ、工事の進捗に合わせてストックされていたのだ。…そんなわけで、わが下井草村にも、あちこちに土管の積まれた空き地があって、そこは子供達の絶好の遊び場になっていた、ということなんですよ。▲ドラえもんやオバQ、おそ松くんにもひんぱんに登場する『土管』まあ、今回は、『牛肉ラグーソースのリガトーニ』を盛り付けていて、つい土管を思い出して記事にしたわけだ。リガトーニもソースと和えててんこ盛りにするよりは、こうして、土管っぽく積み上げるてあげると、それとなく雰囲気があっていいでしょう?ちょっとめんどうだけど、ぜひ、ご家庭でも試してみてくださいね。では、また次回に…。▲おすすめはディチェコ No.24なんだけど、どうやら国内欠品らしい。バリラじゃちょっと短いんだよなー

  • 22Jul
    • <パニガーレで蕎麦 2019 -3> 手打ちそば呑み処 一膳

      店が繁盛すると単車に乗れないというジレンマ。パニガーレで蕎麦 2019 -3 2019/7/22おかげさまで、ここ3ヶ月ほど店の売上が調子よい。水商売、…とはよくいったもので、店の客入りというものは、まさに水の流れのようでまったく読めない。本人はここまでいつでも全力疾走で、特になにか目新しい取り組みをスタートさせたわけでもないから、なにが好調の要因か実はさっぱりわからないのだが、あれこれ考えるまでもなく、日々変わらず謙虚に向き合うだけである。…というわけで、前回の出動からすでにひと月弱、ここまでなんどもチャンスがあったにもかかわらず、ようやく気合いを入れて出動が実現した。<本日のコース(7/22・月 快晴 最高気温25℃)>自宅 ⇒ 盤渓 ⇒ 定山渓 ⇒ さっぽろ湖 ⇒ 朝里ダム(休憩) ⇒ さっぽろ湖 ⇒ 定山渓 ⇒ 石山でそば ⇒ 自宅▲快晴の朝里ダム。駐車場では老夫婦がバンでピクニックしてた<本日のパニガーレ >・リアサスペンションのプリロードをほぼゼロにしてみた・前後サスのダンパーを弱めに調整(フロントC10 R14、リアC10 R14に変更)そもそも、DUCATIの基本設計は、欧米人の標準的な成人男子がベースになっているはずである。ヤツらの平均体重は80kgくらいか? もっとか? パニガーレに装備されているDES(Ducati Electronic Suspension)は、前後サスペンションのダンパーをそれぞれ電子的に31段階に調整するもので、これだけみるとかなり繊細な調整が可能なのだが、そもそもバネ自体がガタイのいい欧米人に合わせて仕込まれているわけで、自重60kgそこそこの東洋人にとっては、これは宿命的に硬すぎるといわざるをえまい。▲盛夏で緑がもっさもさ。日差しは強いが風は爽やかなのが北海道ならでは…そこで、試しにリアのプリロードをほぼゼロにしてみた。フロントは手が回らず、今回はそのままである。その上で、ダンピングを弱く(従前の1/2程度)して様子をみることに。で、効果のほどはどうかというと…。うーん。正直、よくわかりません。たしかに路面のショックに対する反動が弱くなったような気がするのだが、気のせいといえば気のせいだし、変わったといえば変わったような…。まあ、所詮はロースキルのライダーゆえ、どのみち乗りこなせていないのは明白な事実でありまして…。…で、そば!手打ちそば呑み処 一膳北海道札幌市南区石山東3丁目6-4811:30~23:00木曜定休国道453号線沿いにある一軒家のそば店。クルマでよく通る場所なのだが、いままでまったくその存在に気づかなかった。建物も看板も地味だからだろうか。店前に約5台分の駐車場がある。薄暗い店内は広々としており、席数は十分だが、大半は小上がりで、テーブルは4台しかない。トイレは男女別で清潔だった。そばメニューは豊富。丼ものやカレーもある。一品料理も充実しているから、そば前として利用するのもいいかも。単車だと呑めないけど。そばは、田舎と細打ちから選べる。うどんにもしてくれるらしい。柔軟性高いなあ。細打ちは、中標津(なかしべつ)産のそば粉使用とある。田舎のそば粉は不明。こちらは限定20食となっていた。今回は尋常でなく腹が減っていたので、いつもの『もり』ではなく、かしわせいろを田舎そばの大盛りで注文した。ほどなく配膳されたそばは、太く、角が滑らか。もっちりした歯ごたえだ。ボリュームはいいかんじで、劣化中のおっさんにはちょっと重たかったかな? 完食しましたけど。かしわせいろには、ごまとサンショがつくようだ。ごまをたっぷりかけていただきました。お会計は1150円。ごちそうさまでしたー。*当ブログでは、これからも『食べログ』的なコメントはしませんからねー。

  • 15Jul
    • オピネル カーボンナイフ

      キャンプに必携の小物、それがナイフ。オピネル カーボンナイフ快適なキャンプシーンにおいて、「見えるところにおいておきたい」という小物はやたらと多い。モノが少なければ少ないほどクールなキャンプであることは重々承知の上なんだが、豊かな時間を静かに、しっとりと、大人っぽく楽しむためには、ちょっとした脇役小物たちの存在がとても大事なのである。…で、ナイフだ。はっきりいって、なくても困りません、ナイフは。フツーにキャンプする限り。むしろ、安物のステンレス包丁1本を常備のほうが使い勝手がよい。刃こぼれしても惜しくないし。さらにいえば、「切断する」という目的に限るなら、いっそのことキッチンバサミがベストかもしれない。それでも、やっぱり、手元にそっとおいておきたい小物。それが、美しいナイフなのである。▲いまやすっかりロースタイルに落ち着いたわがキャンプ。ロゴスのローテブル、いいですよオピネル(OPINEL)社とは、フランス南東部のアルプス山脈にほど近い、サヴォワ地方で誕生したナイフメーカーで、その創業は1890年に遡る。▲商標の「戴冠した手」はキリストを洗礼した聖ヨハネに由来している創業者のジョゼフ・オピネル(Joseph Opinel)は、山中の小さな村で鍛治屋を生業とする、一職人であった。たぶん、元々は自分が使いやすいようにナイフをデザインし、それを量産して販売しはじめたたのだろうが、おどろくことに、その基本形はほぼそのまま現在に受け継がれているという。たしかに、フォールディング(折りたたみ)ナイフとしては、実に質素な構造をしていて、しかも洗練された美しさを持つ。ニューヨーク近代美術館(MOMA)に収蔵されているという事実にも納得だ。▲折りたたみのバネ構造はなく、ハバキのリングを回転させてブレードを固定する(wikiより)フォールディングナイフとして知名度が高いのは、なんといってもアメリカのバック(Buck)社だろう。バック社の創業は1902年。カンザス州の鍛冶職人、ホイト・バック(Hoyt Buck)が独自に鋼の熱処理法を考案し、商品化したのが始まりだ。ナイフを折りたたむという発想は、バックが世界で初めて生み出したものであるという。オピネルとバック。経歴的にも創業の背景的にも両者には近似点があるが、同じフォールディングナイフでも、その見た目と構造は大きく異なっている。▲一番手前のナイフが35年以上愛用しているバック112FGレンジャー2本のナイフを並べて眺め、「どっちが好みか」なんて比べるのはナンセンスだが、こうしてみると、両者のデザインの違いは、それぞれのお国柄の違いというか、根底にある文化の違いにシンクロしているようで、実に興味深い。バックを手にすると肉やロープをワイルドに切断したくなるが、これがオピネルになると固く焼いたパンをやさしく切り分けたくなる…みたいな。▲夕暮れの洞爺湖。これからお楽しみのキャンプファイヤーが始まるのだ…と、ここまで「いかにオピネルが洗練されていて美しいか」について訳知りに語ってきたわけだが、このナイフは、実は当店スタッフの『ゆうこりん』がキャンプに参加した際に持参し、そのまま店主の道具入れに紛れ込んでいたものだ。彼女の所有物であるにもかかわらず、店主もそのまま放置していたところ、たまたまナイフマニアであるキャンプ場オーナーさんとの会話の中からその存在が復活し、にわかに脚光を浴びた次第なのである。…実は、知ったかぶり??▲薪をくべてめらめらすれば、憂き世のあれこれもきれいさっぱり燃え尽きる…というわけで、今回のキャンプ用品ネタは、まったくもって「他力本願の知ったかぶり」という構成とあいなった。すみません。「だれも最初(はじめ)からプロではない」いまから15年以上前、店主がまだ現役の広告屋だったころ(いまでも1/5くらいそうだけど)、求人広告のためにひねり出したキャッチコピーの一節だ。まさにそのとおりで、キャンプのスキルにしても、ワインの知識にしても、いつでもそこには新しい発見があり、それらを貪欲に取り込んでこそ人間は成長するものであって、最初(はじめ)からなんでも知っている、というすごい人は世の中に存在しないのである。…だから、今回のオピネルの件にしても、これもまた然り、ということにしておいてください。

  • 05Jul
    • おそるべし…ハマキムシ

      小さいクセしてシャレにならないヤツ現る。おそるべし…ハマキムシ先日、当店のシンボルツリーである、オリーブの樹とシマトネリコの近況を記事にした。https://ameblo.jp/bistro-tati/entry-12463284295.htmlいずれも、最悪の環境下である店内にて1年ほど酷使した結果ほぼ瀕死の状態となり、すんでのところで自宅に持ち帰り療養中であったのだが、店主の手厚い看護(?)の甲斐あってなんとか一命を取り止め、オリーブの樹に至っては今夏も旺盛に新芽を発芽して、実に揚々としていたものである。…で、あるが。ある日を境に、両者の新芽が枯れ始めた。しかも突然、一斉に。そこから、あれよあれよという間に、わずか1週間あまりで新芽たちはほぼ全滅してしまったのだ。▲新芽や若い葉が腐ったように黒ずんでボロ切れのようになってしまった当初は原因がまったくわからず、ただただ指をくわえて眺めているのみであったが、新芽が全滅したのちは健康な葉たちに虫食いの症状が見られるようになり、これはもしや害虫が発生したのではと思い至ったのである(おそい)。しかし。どんなに目を凝らして葉間を観察しても、うごめくムシの姿を視認できない。その代わりといってはなんだが、謎の黒いケシ粒のようなものが、主にシマトネリコの葉に大量に付着していた。それらはまた、鉢植えの周囲に大量に落下していたのである。▲シマトネリコの葉に付着する謎の黒いケシ粒。葉の先端が虫食い状態にどうやら、この黒いケシ粒どもは、憎っくきムシのウンコと類推。さっそく、ネットで情報収集を試みる。その結果、この時点では確証は得られなかったものの、貴重な新芽を食い荒らした犯人は『ハマキムシ』であると断定した。ハマキムシとは、ハマキガ科に属する蛾の幼虫である。モスラのように糸を吐き、葉を丸めて中に隠れつつ食害する習性が名前の由来、ということだ。▲ハマキムシ。キモい。画像は住友化学園芸さんのサイトから拝借https://www.sc-engei.co.jp/resolution/pestanddisease/photolist/details/1268.html検索の結果ヒットしたサイトの多くは、一般の園芸愛好家諸氏のもので、やはり、シマトネリコやオリーブの樹が被害に遭っている模様。対策としては、「観察して葉が丸まっていたら葉っぱごと剪定する」とある。ところが。老眼鏡をかけ目を皿のようにして「丸まった葉っぱ」を捜索するも、まったく発見できず。ただ、裏側に糸状のものが付着していて、やや湾曲した葉を数点確認。ムシ当人は見当たらないものの、状況証拠的に、主犯は『ハマキムシ』にまず間違いあるまいと確信した。しかし、犯人が見えないことにはどうしようもない。そこでさらなる対策を検索したところ、前述の住友化学園芸さんのサイトにて、『ベニカXファインTMスプレー』なる製品を発見した。▲ホームセンターで普通に売ってます。『売上No.1』のPOPが誇らしげ『ベニカXファインTMスプレー』は、いわゆる農薬である。成分はかなり本格的であるにもかかわらず、すぐに使用できるようにあらかじめ希釈してあり、よく振ってから噴霧するだけとお手軽だ。さっそく試してみる。…と、噴霧する先から、鮮やかなライムグリーンをまとった極小のイモムシが落下してきた。▲あっという間に落下してもがき苦しむイモムシ。因果応報だ体長は1cmにも満たないくらいだろうか。ほかにも、5mm程度のこぶりなイモムシが数匹落下してきた。中には自ら吐いた糸で宙吊りになるヤツも。どうだ。思い知ったかっ!製品案内の謳い文句が示すとおり、即効性はかなり高いようだ。さらに、持続性もあるという。さすがです。実施から24時間ほど経過した時点では、例の『黒いケシ粒』の発生は止まり、目立ってヤラれた葉も確認できていない。…ということで、『ハマキムシ』の駆除に成功した、ということにしておこう。それにしても、多めに噴霧したのちじっくり現場検証を行った結果、最終的な殺傷実績は、確認できた範囲でわずか6匹ほどであった。完全駆除できたと仮定すると、このわずか6匹ほどの小粒な『ハマキムシ』どもによって、当店の大切なシンボルツリーの新芽は全滅させられた、ということだ。ムシの力はおそろしい…。そんなこんなで、またひとつ、新しい知識を身につけた。いやあ、これはほんとに、日々勉強勉強ですな。最後まで読んでくださった諸兄も、どうか、わがオリーブの樹とシマトネリコの復活を祈ってくださいまし。*ちなみに、『ベニカXファインTMスプレー』は、成長した害虫には効果が薄いそうです。ご注意ください。<追記:2019年9月4日>ハマキムシのやつに新芽を食い尽くされたオリーブの樹とシマトネリコだが、『ベニカXファインTMスプレー』のおかげで、その後は健全に戻った。駆除以来、再発の兆しはない。今年の猛暑と、このところの好天続きのおかげで、今日現在、すっかり勢力を取り戻したように見える。植物の旺盛な生命力には、いつも感動させてもらえますね。

  • 26Jun
    • <パニガーレで蕎麦 2019 -2> 磯切りそば 鳥花雪

      快晴&夏日になった。先週から大気の状態がたいへん不安定で、晴れの予報でも発雷と大雨という日が続き、例によって安心して単車に乗れない。また、週の後半から雨模様の予報だったため、意を決して出動する。<本日のコース(6/26・水 快晴 最高気温28℃)>自宅 ⇒ 盤渓 ⇒ 定山渓で蕎麦 ⇒ さっぽろ湖 ⇒ 朝里ダム ⇒ 以下往路を戻る*およそ120km TOT 10,856km<本日のパニガーレ>・やはり微量だがクラッチがエアを噛んでいた・簡易版のチャップスで出動したら内股が熱かった…・サスペンションが固すぎるクラッチのエア噛みは、ディーラーさんの中古車保証で対策してもらったハズなんだが、どうやら再発しているようだ。朝からホームセンターに出向いて道具を揃え、ちょいとエア抜きしたら、ごく微量だがエアの混入が確認できた。これは、ひんぱんにエア抜きせい、ということか…。…で、蕎麦。磯切りそば 鳥花雪(とりはなゆき)北海道札幌市南区定山渓温泉東2-94-111:00~14:00(50食売切れ次第終了)第1第3第5月曜日(祝日の場合は翌日)+不定休かなり昔からある、よく知られた蕎麦店。定山渓の温泉街に入る手前、トンネルを抜けてすぐのところにある。母屋はいかにも古い。店内には、オーナーのご趣味なのか、和人形などが陳列されている。開口部が少ないため、昼でも薄暗い。夜は照明つくのかな?4人がけテーブル4台と小上がり12名という陣容。ホールをご担当するのは愛想のよい女性で、おそらく、ご夫婦で切り盛りされているのだろう。ご主人はときどき声が聞こえるのみで、通常、表には出てこないようだ。この蕎麦店の名物は、画像の『野菜天そば(850円)』で、ごらんのように、4種類ほどの野菜の天ぷらが、「これでもか」というほどの、まるで鳥の巣のような巨大なかき揚げの上に載って供される。かつてはローカル情報番組でも取り上げられ、話題になったのだとか。野菜の天ぷらは揚げたてでサクサクしている。かき揚げは…仕込みと思われる。もちろんかき揚げも可食なのでいただくが、そのままかじるわけにもいかず、箸では歯が立たずということで、手で割って小分けにした。もちろん、店主の胃袋では完食不能。比較的太めの蕎麦はたいへん独特で、「磯切り」というように、ウワサによるとそば粉に海苔が練りこまれている模様。そのためなのか、「コシ」とか「歯ごたえ」とか「のどごし」という類のものは存在しない。ちなみに、画像はふつう盛りである。この様子では、大盛りはかなりのボリュームと類推できる。要注意だ。つゆは、蕎麦ちょこにたっぷり入ってきて、太い蕎麦とあいまって、ヘタに突っ込むと溢れ出てしまうから、こちらも要注意だ。店の外に「一日限定50食」とあるように、50食完売すると営業時間内でも閉店するようで、たしか、だいぶ前に訪れたときは、自分がラストだったという記憶がある。おそらく、13時を回っていたのではなかろうか。場所柄もあるのだろうが、名物の『野菜天そば』の効力もあり、どうやら人気を長く維持している模様だ。にしても、平均単価が800円として、50食で1日4万円かー。月3日休業として、毎日完売ならおおよそ月間108万円の売上となる。けっこういい数字だ。莫大な借金でもない限り、ご夫婦ふたりなら余裕の生活だろう。…そんなカンタンな話ではないかもしれないが…。当日は、11時10分頃現地に到着。先客はひと組みのみで閑散としていたが、食べ終わってパニガーレのエンジンを始動する頃に、大勢のインバウンドの方々が、連なるように入店していった。どうやら、温泉街から徒歩でいらしている模様。母国で発行されているガイドブックに紹介されているものと思われる。はじめて日本の蕎麦を食べるという方に、ここの蕎麦はちょいとマニアックに過ぎないかと思うのは、こちらの余計な心配ということにしておこう。…というわけで、ごちそうさまでした!*当ブログでは、これからも『食べログ』的なコメントはしませんからねー。

  • 18Jun
    • <パニガーレ 2019 始動!> ようてい庵

      6月14日、ようやく今シーズン初出撃。どうも最近、疲れが取れなくていけない。店が大繁盛で休む暇がない、…というならうれしいが、残念ながらそんなことはなく、ただ前日の疲れをひたすらひっぱりながら、日々流しているようなかんじだ。もっとも、4月あたりから閉店が明け方になることが何回か続いたり、定休日の日曜に予約が入って21連勤なんて無茶をしたりしたから、そんなイレギュラー営業の余波がずっと影響し続けているのかもしれない。さて。2019年の初夏も、またイレギュラーな天候が続く。5月中に真夏日が連続したかと思えば、6月に入って急激に気温が下がり、ぐずついた空模様が続く。たしか、昨年もそんなことをボヤいていたような…。加齢と過労もあって、なかなか気分が高揚しないのだが、天気予報でたまたま終日快晴という日が訪れ、これを逃すとこのままでは初出撃が7月になってしまうのではという強迫観念に駈られ、気持ちを奮い立たせて出撃する。<本日のコース(6/14・金 快晴 最高気温23℃)>自宅 ⇒ 盤渓 ⇒ 定山渓 ⇒ 中山峠 ⇒ 喜茂別 ⇒ ニセコで蕎麦 ⇒ 以下往路を戻る*およそ200km<本日のパニガーレ>・またクラッチがエアを噛んでいるような…・6速のオートシフター抜けも相変わらず・股間が痛い…クラッチについては、ディーラーで対策をしてもらったはずなんだが、早くもコンタクトが近くなりすぎで、なんと信号でエンストしてしまった。恥ずかしい。日を改めて整備したのち、改善がみられないようなら再度ディーラーにクレームを入れようと思う。股間については…、対策用に導入した DUCATI PERFORMANCE 製のコンフォートシートがフィーリングに合わず、同レーシングシートに換装したわけだが、これは結局座面が高くなっただけで快適度は以前とさほど変わらず、やはり股間にダメージを与えるようだ。耐久レーサーは、これで大丈夫なんだろうか…。…で、蕎麦。ようてい庵北海道虻田郡ニセコ町元町39510:55~16:05 売切次第閉店火曜&不定休(日曜は営業)道道66号線沿いにある一軒家の蕎麦店。山あいを抜け、民家が点在するひらけた場所にあり、大きな白い「手打ちそば」の看板と、母屋前の広々とした駐車場が目を引くので、通りすがりで気になっていた人も多いのではなかろうか。開店時間は謎の10:55。閉店時間はさらに謎で16:05。店主のちょっとした「シャレ」だろうか。ホールにはかんじのいい女性。調理場はお母さん風の女性。男っ気がない。お母さんが店主なのかな?当日は11時30分頃に到着して、「並ぶかな」と思ったら存外空いていた。席は1本カウンターと変形カウンターのみで、テーブル席はない。席数は14か15。ウェイティング用のベンチもあり、ヘルメットや装備はそちらに置かせていただいた。例によって、大盛りを注文。ほどなく配膳された蕎麦は、太さにばらつきが目立ついかにも田舎風だ。大盛りの場合、そばつゆに追加のとっくりがついてくるようだ。これはうれしい。お水とそば茶はセルフサービスとなっている。蕎麦湯はポットに入れられ、カウンターの数カ所に置いてある。大盛り1,000円。ふつう盛りが700円だから、両者の価格差は約1.4倍となり、なかなかに大差がついている。大盛りの量は適度だったから、この価格差を考えると、ふつう盛りでは食べる前から不安にかられてしまうのではと心配になる。張り出されたお品書きを眺める限り、どうやら天ぷらにも力を入れているようだ。日替わり(?)のかき揚げもあるようで、次回、試してみたいと思う。…とういわけで、ごちそうさまでしたー。*当ブログでは、これからも『食べログ』的なコメントはしませんからねー。

  • 12Jun
    • VISIONPEAKS TC ルーテント

      これは、ええ買い物したわー。VISIONPEAKS TC ルーテント今年もお楽しみのキャンプシーズンが始まった。どちらかといえば、アウトドアライフに遅咲きだった店主も、気づけば今年でキャンプ歴15余年を積み重ねるに至り、特にここ数年は年間10泊以上は野外生活を楽しむという、ベテランおっさんキャンパーに成長(?)した。思えば、デビュー当初は道具を揃えることに夢中になり、知識不足からあれもこれもと手を出して飽和状態になったものだが、3年前あたりからギアのダウンサイジング化に覚醒し、この期に及んでまたぞろ最新の道具を買い漁っているという愚行ぶりを呈しているのであった。このあたりは、まったく成長していないともいえる。…で、テントを新調した。▲よく利用させていただいているキャンプ場の番犬。奇跡のダイエットに成功!店主はこれまで、OGAWAのドームテントをずっと愛用してきた。家族で利用することを想定したリビングつきの3人用テント。造作はさすが「テントのOGAWA」だけあって居住性はぴかいち。さらに堅牢かつ張りやすく、きわめて高品質で満足感は高い(ただし価格も高い)。COLEMANやSNOWPEAKなどと違って、ほかのキャンパーと「カブる」ことがまずない、という希少性も大いに気に入っていたところだ。…が、おっさんのソロキャンプにはでかすぎる。▲OGAWAのTiera3はそれなりの高級品。昔は余裕があったもんだ…本来、キャンプというのは「面倒なことを楽しむ」ものであって、テントの設置や撤収作業はいわばお楽しみのひとつであるはずなのだが、歳をくってくるとだんだんなにごともモノグサになっていけない。一時は車中泊で済ませようと HONDA SHUTTLE の荷室で寝てみたりもしたものの、そこまでやるとなんだかわびしいという現実もある。…というわけで、「ワンタッチテントが欲しい…」ということになる。▲DODカンガルーテントM(¥17,800)はシーズン序盤にしてすでに完売だとワンタッチテントで真っ先に思いついたのは、DODのカンガルーテントだ。実は、昨年から狙っていた。独自の構造で、傘を開くようにテントが展開できるという、まさに「ワンタッチ展張」。さらに、素材がコットン100%で結露の心配がない。タープや大型テントの中に張るというコンセプトだ。このあたり、ユニークなギアを発信し続けるDODらしいセンスだ。…が、このメーカーさん、生産調整ができなさすぎ。諸事情あるとは思うが、シーズン序盤の5月末にしてすでに完売ときた。メーカーに問い合わせるも在庫はゼロで、追加生産の予定も立っていないとのことだ。まあ、過剰供給で不良在庫するリスクを考えれば、経営的には正しい計画のような気もしなくもないが…。それにしても、ねえ。そこで、VISIONPEAKSの登場と相成る。▲『TCルーテント』の収納サイズは20φ×63cm、重量5.1kgとそれなりのサイズ『VISIONPEAKS(ビジョンピークス)』とは、スポーツ&アウトドア用品店『HIMARAYA(岐阜市・1976年創業)』のPBである。地方のいちスポーツ用品店がPB商品を展開していること自体驚きだが、株式会社ヒマラヤは、実は7年前に東証ならび名証に一部上場している大企業であった。それは、たいへん失礼しました。…にしても、みなさん、VISIONPEAKSってご存知でしたか? わたしは知りませんでしたよ。▲…といいつつ、このツールケースもってた(¥2,290)。使い勝手は…ふつうです今回導入した『VISIONPEAKS TC ルーテント』は、DODカンガルーテントの欠品に腹を立てて、ネットで「カンガルーテント」とキーワード検索をした結果、楽天とAmazonでヒットしたもの。DODのようなワンタッチ機能こそ備わっていないが、比較的簡易に設置できそうなイメージで、価格は¥12,900と、かなりお手軽だ。素材がポリコットンというところもよさげである。ところが、エビデンスを得るためにネットのクチコミを探したものの、実際に使用感をレビューしていたサイトは1件しか発見できなかった。それくらいマイナーな製品なのか…。まあ、いまいち不安もあるが、価格もそれなりだし、「ダメ元」で買ってみよう!▲内容物はテント本体、FRPポール、ペグ、収納袋。グラウンドシートは付属せずVISIONPEAKSは、DODと異なり在庫も潤沢なようで、製品は注文からすぐに届いた。送料込で。収納袋も含めて、ポリコットンの質感は思いの外よい。フロアはポリエステル製。頑丈なかんじはないが、不安になるほどでもない。色味がダークブラウンで、フライとのコーディネイトもいいかんじだ。フロアは張ったら見えないけど。▲FRPのポールを天頂でクロスさせ、四隅のピンに差し込むベーシックな構造▲キャンプ慣れしてる人なら展張に5分とかからない。張った後もラクに移動できるメーカーの説明では、本製品はテントやターブの下に展張する「カンガルーテント」であるということだ。ポリコットン製だからある程度の耐水性は確保されていると思われるが、出入り口のファスナーがコンシールド構造でなくむき出しなので、「100%降らない」という根拠のない自信でもないかぎり、せめてタープで覆っておくのが無難だろう。メーカでは、「覆わないと雨漏りの可能性がある」と案内している。▲名タープのタトンカ1tcとのコンビ。シンプルでなかなかツウっぽくないか?この製品の惜しいとことは、「専用のグラウンドシートが付属しない」ということだ。そもそも単品でも設定がないようで、同社のオンラインショップにも掲載がない。仕方がないので、OGAWAのグラウンドシートを流用しているが、微妙にサイズが合わないので、できれば今後発売してほしいところ。この点、DODは抜かりなく、専用品を単品でも販売している。しかし生産調整が…。あとは、ペグを打つループが細いひも状でちょっと頼りないかんじなのと、FRPポールのジョイント部がスチールで重量があり、かついまどきのアルミポールに比べると「さくさく」つながらないというあたりが気にならなくもないが、それらはこの価格を考慮すれば酷な指摘というものだろう。▲内部はソロキャンパーには贅沢すぎる余裕のスペース。コット2台並列でもイケる▲前後2箇所がメッシュつきで大きく開く。左右にはベンチレータを装備▲合計5箇所にループが設置されている心配り設計もいいかんじだ…というわけで、過度に期待せずに導入した『VISIONPEAKS TC ルーテント』であったが、これはどうやら予想外に大満足、という結果と相成った。店主がキャンプデビューを果たした15余年前と比べると、ここ最近のキャンプギアの進化には目を見張るものがある。どうやら巷間キャンプブームが到来しているようで、これまでになかったような「機能的かつ簡易で軽量でさらにオシャレ」なグッズが次々と発売されているようだ。これらのグッズを使いたいがためにキャンプデビューする人も、今後急激に増えていくのかもしれない。こうして、いわゆる『ブーム』が訪れたときに懸念されるのが、キャンプ場利用者のマナーの悪化だ。▲キャンプ場での火の取り扱いには特に注意。地面を焦がすのはご法度だ本来、キャンプという遊興行為は性善説の上に成り立っている。就寝の際に自身と世間を隔絶してくれるのは、ファスナーで閉じられた薄い幕だけ。もちろん、施錠もできない。考えてみれば非常に物騒だ。つまり、キャンプを楽しむには、キャンプ場を共有するその他大勢の見知らぬ人々との間に、暗黙の予定調和が必須なのだ。それが、マナーだ。実際、店主がよく利用している静かなキャンプ場に、このところ違和感のあるタイプの方々が訪れるようになってきた。キャンプ場のオーナーによると、受付もせずに設営を開始したり、炭で地面を焦がしたり、中にはゴミを持ち帰らない輩も出没するようになったのだとか。困ったものである。せっかく穏やかな時間を野外で過ごそうとやってきたのに、そんなひと握りの輩によって気分が台無しになるなんて切なすぎる。近年のキャンプブームの背景に、ギアの進化が影響していることはまず間違いあるまい。そう考えると、ギアの進化によるキャンプの簡易化は、必ずしも歓迎すべきことではないのかもしれないなんて思ってしまう。…といいつつ、次はなにをダウンサイジングしようかと目論んでいるおっさんが、ここにいたりするのだが…。

  • 23May
    • オリーブの樹の話

      オリーブの樹を、店のシンボルツリーにしたいんですよ。オリーブの樹の話店には「シンボルツリーを置く」、と決めている。…そんなわけで、開店当初より、常になにかしらの巨大植物が店内の一角に鎮座しているのだが、窓があって日中は自然光が入る環境とはいえ、やはり、店内で常緑樹を健康的に育てるのはかなり難しいのであった。当店のシンボルツリーは、ただいまの現役で6代目だ。8年間で6本。初代 : 巨大オリーブの樹次代 : なんとかシルバー(詳細失念)3代 : アガベ4代 : オリーブの樹リベンジ5代 : シマトネリコ現役 : シマトネリコリベンジ好みで選ぶ樹が、そもそも屋内での生育に向いていないという致命的な件があるとはいうものの、ここまで、アガベ以外は1年ほどで衰弱してしまった。逆にアガベは巨大化しすぎて持て余し、かといって引き取り手も見つからず、やむなく廃棄したという苦い経験がある。▲現役シマトネリコは導入当初から虚弱体質で早くも風前の灯…特にオリーブの樹は大好きだったので、これを店内に飾るのはかねてからの念願であったのだが、地中海やアドリア海の陽光を好む陽気な樹を屋内で育てるのは、そもそも無理があったようだ。初代と4代目の樹は、残念ながらいずれも1年ほどで葉が丸まってしまうという、オリーブにありがちな衰弱症状を発症し、大木だった初代は知り合いの造園屋さんに引き取ってもらい、4代目は自宅に持ち帰り加療入院とあいなった。▲自宅に持ち帰ったばかりの4代目。丸坊主だ(2017年11月13日撮影)上図のように、4代目については、ヤケクソで枝を落としまくって植え替えてやったわけで、これはまあ、もうダメだとなかば諦めていたものである。ところが。同じ屋内でも自宅の環境はそれなりによいのか、丸坊主にしてからおよそ2ヶ月後の2018年1月22日、なんと、新芽が発芽したのだ! 真冬なのに。▲これぞまさに「生命の息吹」。感動のひとこと(2018年2月1日撮影)▲いったん芽吹くと堰を切ったように新芽たちが…(2018年2月14日撮影)▲まだちょいと寂しいがどうやら安定してきた頃(2018年5月12日撮影)かくかくしかじかで、瀕死の4代目オリーブの樹を自宅に持ち帰ってから約1年半の歳月が流れんとしている。やはり、同じ屋内でも、店と違って自宅の環境はさほど悪くないようだ。確かに、店は異常に乾燥している。これは、植物には致命傷だろう。で、いまいまの4代目オリーブの樹がどうなっているかというと…、…ここまで回復しました!(2019年5月23日撮影)今年の札幌は春が早く、5月の気温も平年より高めで、植物たちを早々にベランダに出してやったところ、日々、枝がぐんぐん成長している。もう大丈夫だろう。▲やっぱりこいつのおかげか。「芽根出ーる」?かくして、元シンボルツリーの4代目は奇跡の復活を遂げた。一方、現役シマトネリコは届いた時点でかなり衰弱しており、店で手厚く看病しつつ経過観察しているものの、どうにも精彩を欠いた状態だ。さらに、加療のために連れ帰った5代目シマトネリコは、これはいよいよ絶望的で、剪定の上植え替えた直後は「ぽつぽつ」と新芽が出たものの、回復の速度は極めて遅い…というか、ここにきて成長が静止したように見える。▲連れ帰った直後の瀕死の5代目シマトネリコ(2019年4月15日撮影)▲在りし日の5代目シマトネリコ。合掌…(2018年3月21日撮影)…というわけで、今回は店のシンボルツリーの話をしてみた。同じ空間でも、植物のあるなしでその雰囲気はずいぶんと変わる。意識せずとも、ヒトは植物に癒されているのだ。だから、なんとか店の環境に力強く耐えてくれるシンボルツリーを導入したいんですけどね。これがまた、なかなか見た目もよくて耐久性もあるヤツが見つからないんですよ、奥さん。これはいよいよ、当家で20年近く生息し続けるユッカの登場かなあ。なんか、ちょっと違う気もしなくもないが…。▲2年前に植え方たら爆発的に若返ってしまった20年もののユッカ

  • 15May
    • OSMO Dekorwachs オスモカラーウッドワックス

      カウンターはバーの顔なんである。OSMO Dekorwachs オスモカラーウッドワックス当店のカウンターは、無垢のカリン材一枚板である。寸法は幅460cm、奥行は70cmで両側に「耳」がある。すなわち、直径70cmのまっすぐな大木から切り出された希少な部材だ。目が細かく揃っていて、節もまったくない一枚板というのはかなり珍しいようで、専門知識をお持ちの方からは、まいど絶賛をいただいている。気づかないお客様のほうがダンゼン多いが…。とはいえ、世界的な需要増により、このような高級部材は価格が高騰しているというから、わりとリーズナブルに入手できたのは、実はたいへんラッキーなことだといえそうだ。▲施工時の様子。当時のお値段は…安くはないがびっくりするほど高くもなかったそんな当店自慢のカウンターも、施工から8年という歳月を経て、やや褪色が進んできた。そもそも、カリンの木にしては色が薄めなかんじだったのに加え、外光が当たる部分や水拭きがひんぱんな箇所については、明らかに白っぽくなってきてしまった。対策として、定期的に無色ワックスを塗布してメンテしてきてはいたのだが、これはそろそろ治療を施したほうがよさそうだ。…というわけで、いろいろと調べてみて選んだのが、『オスモカラーワックス』なのである。▲375cc缶で¥3,810! 1リットルあたり¥10,160! うひゃー『オスモ』とは、ドイツの老舗木材メーカーで、住居用フローリング材などを手がけている。グループ会社には、高級住宅建設業、そしてなんとワイナリー業も含まれているようだ。で、オスモカラーの特徴は…・天然素材(植物油)由来で安全・悪臭がない・木の呼吸を妨げない・塗りやすい…などなど。さすがなにかとこだわりの深いドイツ製だけあって、安全面には相当の配慮がなされいるらしく、「食品と同レベルの安全性」を担保している。▲仕上げた直後。色を塗ったという感覚はなく油分が「浸透した」イメージ「天然無垢材に色をつける」ということに抵抗感がなかったわけではない。しかし、勇気を振り絞って実際に塗布してみて、それは杞憂だったと断言できる。それくらい、自然な仕上がり、ということです。色味は、『オスモカラー』13色の中から、マホガニーを採用した。塗料をスプーンで適量すくって清潔なウェスに取り、部材表面に染み込ませるように薄く塗布していく。塗料の伸びがよいので、少量でもカウンター全体をカバーできる。初めての施術ということで、今回は塗布後、乾燥する前に別のウェスで拭きあげてみた。白っぽく褪色した箇所も落ち着いた色調を取り戻している。本来の姿を再現するには、あと2回ほど塗布したほうがよさそうだ。その際は、いちど完全乾燥させてから仕上げてみようかと思っている。▲気持ちいいぐらいてっかてか。このあと馴染んで自然な光沢を発する先日、宮部みゆきの直木賞受賞作『理由』を読んでいて気になったことがある。飲食業で成功している登場人物の一家言だ。曰く、「店の構えを欲張らないこと」「人件費をケチらないこと」「従業員に番頭を育てること」…。なるほど。一方、当店はというと、「店の構えを思い切り欲張って」「人を雇っていない」…。うーむ。これじゃ、成功するわけないか。まあ、わかっちゃいるけど、これはもう、意固地なおっさんの「こだわり自己表現」ですから、そこは、温かい目で見てやってくださいよ。…といいつつ、本年5月で『オ・グルニエ』も創業8周年!これからも引き続き、じたばたとあがいていきますよ。ふう。▲カウンターを25tクレーンで吊るし上げて搬入!(2011年3月撮影)8年前の当店カウンターにまつわる記事 ⇒ https://ameblo.jp/bistro-tati/entry-10831184190.html?frm=theme

  • 06May
    • シメの和え麺

      新メニュー登場!シメの和え麺店主は8年前、果敢にも「飲食業従事経験ゼロ」でワインバーを開業した。そもそも、ワイン同様に調理が好きだったので、開店当初からけっこうマジな料理をラインナップしており、初期は「もの珍しさ」もあってか、ちょくちょくフルコースのオーダーなんかもいただき、ワインバーでありながらちょっとしたビストロを気取っていたものである。しかしまあ、そもそも修業の経験もない素人の実力というのはたかが知れているもので、以降、札幌市内に次々と登場する新店の陰にかすみ、ここ数年は「本来の」ワインバーの姿にすっかり落ち着いている。▲サーモンとホタテとキャヴィアの魚介サラダ風…とはいいつつ、多くのお客様が、例えそれが居酒屋でなくてワインバーであっても、飲むと「アテ」を所望されるという事実がある。店主は、バーで飲んでいるときは「アテ」を必要としない旧態依然な体質なので、これは正直意外だった。個人的に、この傾向は札幌市民独自のカルチャーなんじゃないかと勝手に思っているのだが、いまや大東京でも同様に、バーの「アテ」は必須要件なのだろうか?…だとしたら、時代は変わったもんだなあ…(おっさんの時代回顧)。▲オリーブオイルで揚げた『いんかのめざめ』の厚めチップスそんなわけで、当店でもこのところ「アテ」の強化を試みている。もちろん、チーズやナッツなどの定番ものは常備しているが、それ以外の、ちょいとした小洒落たものどもを…。それらの仕込みには手間がかかるし、食材ロスのリスクも高まるわけだけれど、すすきの界隈で「流行っている」といわれる店は皆さん「アテ」が充実しているようなので、当店もその流れに喰い付いていかないと、このままでは忘れ去られた存在になってしまうに違いない。▲最近の黒板メニューはこんなかんじ(随時更新)今回のお題目の『シメの和え麺』は、そんな悪あがきの中から誕生した一品だ。麺料理なので、果たして「アテ」称してよいものか疑問も残るが、まあ、そこは、当店の型にはまらないスタイルを象徴する「アテ」…ということで。『シメの和え麺』のベースとなっているのは、市内の老舗ビアホール『米風亭』さんの看板メニュー『油そば』である。▲米風亭の油そば。登場以来20年を経ていまや札幌のB級グルメとして定着した『油そば』とは、いわゆるスープのないラーメンだ。『米風亭』さんのオーナーが、「スープを仕込まなくても店で簡単に提供できる麺料理」として考案したもので、ルーツは東京の武蔵境に実在する中華料理店『珍々亭』の同名メニューである。▲『珍々亭』バージョンを食べたことはないが、カップ麺にもなっているようだ『米風亭の油そば』は、当店のお客様にも広く浸透していて、しばしば当店でのお会計時に、「このあと油そばいこうぜー」なんて会話を耳にする。…という背景から、『シメの和え麺』を開発したわけだ。まあ、はっきりいって「パクリ」です、はい。『米風亭』さんに流れんとする売り上げを、少しでもこちらに引き寄せようという姑息な魂胆が丸見えだ。▲当店自家製の焼豚は、ここだけの話『米風亭』さんのよりおいしいと思うんだがなあ…もっとも、当たり前だが麺やタレ味の方向性は変えていて、『シメの和え麺』は太麺(藤原製麺製)を採用。タレも自分流に複数の調味料をアレンジしている。マストアイテムの焼豚も、もちろん自家製。稚拙ながらフレンチの技術を応用して、ふつーの焼豚とはひと味違う仕上がりを目指す。さらに、お客様のお好みで回しかけていただく酢には、ホワイトバルサミコ酢をご用意したりして。ホワイトバルサミコ酢は、一般の醸造酢に比べて、味の引き締まり方が違いますよー。▲当店では、バルセート社のホワイトバルサミコを常備…というわけで、今回は、当店の必殺「アテ」メニューをご紹介させていただいた。まだぜんぜん定着していないので、1週間で数食出るのみだが、どうやらおおむね好評みたいで「ほっと」胸をなで下ろしているところだ。例えそれが「パクリ」メニューであったとしても、お客様に喜んでいただけるというのは、この上なくうれしいものである。そんなこんなで、これからも、手段を選ばず手は抜かず、お客様満足度アップを目指して試行錯誤を重ねていきたい…、と心に念ずる次第だ。

  • 26Apr
    • Nums Trackpad for MacBook Pro

      すんげーやつがやってきた。Nums Trackpad for MacBook Proある日、テレビ東京系の経済番組『ガイアの夜明け』を録画視聴していたところ、このデバイスが「ちらり」と紹介されていたので、さっそく調べて購入した。MacBookのトラックパッドに貼り付けてアプリケーションをDLするだけで、トラックパッドがテンキーに早変わりするという。まじか。▲楽天市場で6,580円也。最新のMacBook版はなぜかほかより高いパッケージの仕様は、どことなくApple社製品をほうふつとさせるデザインで、妙に垢抜けている。それだけ手本となったAppleのセンスがよいということだが、それにしても品質レベルは存外に高い。▲製品マニュアルには中国語が併記されていて…事前にネットで調べていたので、このデバイスが中華ベンチャー製ということは知っていたが、実際に中国語の表記を目にすると、なぜか心が「ざわざわ」してしまう。…とはいえ、フォント使いも含め、なかなかいいデザインだ。▲なにが入っているのかなーと謎の箱を開けてみたら、ただの上げ底資材だった…このデバイスの製造元は『LuckeyTech』というらしい。デバイスには『GHC DESIGN』の印字あるが、これは同社のブランドなのだろうか。同社サイトをみても、よくわからない。当製品は、商品化にあたり、クラウド・ファウンディングを利用したという。ほんと、世の中、いろんなことが急進している。クラウド・ファウンディングは、いまやベンチャーだけでなく、大企業も採用しているそうだ。▲小さな包みにシリアルキーとクリーニング用のペーパーが入っているさて。実装はいたってカンタンである。まず、付属のクリーナーでMacBookのトラックパッドをクリーニングし、デバイス裏面の保護シールを剥がしてトラックパッドに貼る。そして指定のURLに接続し、スクラッチカードのシリアルキーを入力すれば、アプリケーションがDLされ、そのまま使用可能な状態になる。▲サイズはぴったりで違和感もないが、どうしても貼りムラは出るようださっそく使ってみる。詳しい使用方法はご自身でネットを調べていただくとして、まあ、よくこんなもの考えついたもんだな、という画期的なデバイスだ。まず、なにもしなければ、通常どおりのトラックパッドとして機能する。『Nums』の機能を利用する場合は、対角線状にスワイプするだけ。トラックパッドの中央をスワイプすると、自然にマウスモードに戻る。エクセルに数字を入力する際、テンキーを装備していないMacBookはいちいち入力モードを変更したり、最上列の数字キーを叩かなくてはならないなど、決して使い勝手がよいとは言い難かったが、『Nums』を利用することで、数字入力の操作がずいぶんとスマートになった。▲テンキーだけでなくランチャー機能も実装されている『Nums』には、標準ソフトの計算機の起動、テンキー入力モード変更のほか、アプリケーションやファイルのランチャー機能も実装されている。これが意外と便利で、しょっちゅう利用するアプリケーションはDockに登録しておけばいいが、たまーに使うファイルやユーティリティを『Nums』のランチャーに設定しておけば、いちいちフォルダまで探しにいく必要がなくなる。Mac OS 標準のLaunchpadより使える機能だ。▲この画像の中国人が開発者だろうか。サイトには名前の表記も見当たらない…とまあ、この『Nums』はまったくもってシンプルな製品なのだが、発想の勝利というか、実にイノベーショナルなデバイスだと思う。デザインも洗練されていて、6,000円なにがしという価格はやや微妙だが、少なくとも満足感はでかい。一方、昨今の日本は、イノベーションが生まれづらい環境にあるという。民族的に臨界に到達したのか、はたまたあまりの豊かさに、感覚が鈍くなってしまったのか。そのくせ、店主のように、いまだ中国語表記を製品にみると、なんだか心が「ざわざわ」してしまうという。こんな狭い了見でいたら、ほんと、世界のイノベーションの流れから取り残されてしまいそうですね。はい。以後、気をつけますです。

  • 14Apr
    • クラフティ Clafoutis

      こういうカンタンなデセールは好きですよ。クラフティ Clafoutisクラフティは、フランスのリムーザン(Limousin)地方の郷土菓子。製法が材料を混ぜてオーブンで焼くだけというシンプルさで、かつ一度に大量に用意できるから、パーティなどのデセールには最適だ。見た目もいい。…ということで、当店でもひんぱんに焼いている。▲リムーザン地方はこうしてみるとフランスのヘソだリムーザン地方の州都はリモージュ(Limoges)市だ。リモージュといえば古来より窯業が盛んで、絢爛な装飾を施した陶器が世界的なブランドになっている。日本でいえば、佐賀県の有田&伊万里というかんじ?リモージュ市の人口は約36万人というから、おおよそ旭川市くらいの規模である。なるほどね(北海道基準)。▲繊細で絢爛な装飾が施された陶器は使うのがもったいないリムーザン地方の料理は、リモージュの陶器の繊細さとはうらはらに、クラフティに代表されるように素朴なものが多い。豚肉やマスを焼いてキャベツと合わせたりとか、りんご、栗、さくらんぼ、ベリー類、さらにジビエなんかもよく食べられているようだ。ワイン用のぶとうを栽培しているかどうかはナゾ。少なくともまとまった産地はない。▲できるだけ常温に近くして提供したほうがおいしいと思う。紅茶のアイスを添えて<クラフティの作り方(10〜20人分)>材料:薄力粉60g、グラニュー糖108g、トレハロース12g、ベイキングパウダー4g、全卵4、溶かしバター72g、生クリーム200g、キルシュ、ベリー系フルーツ500g、粉糖・砂糖と卵を大きめのボウルでよく混ぜる・粉を投入してダマにならないようにさっくり混ぜる・溶かしバター、生クリーム、キルシュを加えて混ぜて濾す・バターを塗ったラザーニャ皿にアパレイユを注ぎ、水分を切ったベリーを均等に配置する・180℃に余熱したオーブンで30分ほど焼く・焼き上がりの熱いうちに粉糖をまぶして冷ます…まあ、なんてカンタンなんでしょう!作例のフルーツは、冷凍のブルーベリーとフランボワーズを使っている。基本的には、フルーツならなんでもいいと思うのだが、水分が多いものは仕上がりがぐちゃぐちゃになっちゃいそうだ。▲ダークチェリーのシロップ漬けなら2缶でかなり贅沢な仕上がりになるクラフティのルセット(レシピ)を教えてくださったのは、札幌の老舗グラン・メゾン『ル・ジャンティオム』の大川シェフだ。思えば当店開業時、シェフに提供料理についてアドバイスを乞いにうかがったところ、シェフ主催の料理教室に参加することを勧められ、都合、3年ほど月イチ皆勤賞で通ったものだ。あの場で得た経験と知識は、いまも大きな支えになっている。▲個人的には札幌で最高のフレンチと信じる『ル・ジャンティオム』料理に限らずなにごとも、上達の早道は真の実力者に手ほどきを受けることに尽きる。そういう意味でも、店主はここまで「周りにいる人」にすごく恵まれてきた。この「ツキ」が途切れないように、日々、自身の研鑽を怠ってはいけないのである。ああ、それなのに、それなのに…。