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2009-10-23 14:44:48

北方謙三の『水滸伝』ノート

テーマ:生活人新書
北方謙三の「水滸伝」ノート (生活人新書 300)北方謙三の「水滸伝」ノート (生活人新書 300)

日本放送出版協会 2009-09-08
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この人はハードボイルドの人だと思っていたのだが、最近は中国歴史ものにも進出し、吉川英治賞や司馬遼太郎賞も穫っているとのこと。その吉川や司馬、井上靖なども通俗小説から中国歴史翻案ものに入っているが、中国歴史小説をモノにすることで、本流作家と認められるといった意識でもあるのだろうか。最近の浅田次郎などもその道に倣っているのだが、「三国志」や「水滸伝」などは、東洋におけるシェイクスピアの様な小説の雛形として作用しているのかもしれない。北方の「水滸伝」な何と全19巻もあって、更に続編を執筆中なのだとか。何でもこの「ノート」はNHKのテキストであったらしい。原書も正史も原文で読んだ訳ではないそうだが、「水滸伝」如何に現代風にアレンジし、現代日本の問題に置き換えるかということがテーマとしてあるそうで、セックッシーンを入れるのもそういう理由であり、現代中国の政治などは念頭になく、意識したのはキューバ革命なのだという。「水滸伝」がシェイクスピアなら、それも正しい解釈なのだが、中国人にとっては、自文化を勝手に解釈することは許せないものなのかもしれない。ただ、こういう形で物語は普遍化されていくもので、パクリとか模倣とはまた次元が違う拡散化ではあると思うのだが。

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2009-10-16 00:01:45

「アメリカ社会」入門

テーマ:生活人新書
「アメリカ社会」入門—英国人ニューヨークに住む (生活人新書)「アメリカ社会」入門—英国人ニューヨークに住む (生活人新書)
Colin Joyce

日本放送出版協会 2009-06
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前作の「ニッポン社会」入門が結構好評だった著者の第2弾はアメリカ。JETプログラムから、ニューズウィーク日本版、デイリーテレグラフとキャリアアップを遂げて来たのに、2年前に渡米してフリー・ジャーナリストなのだという。英語での仕事は全く分からんが、著書2冊は日本人向けに書いたもの。前作が好評だったのは外国人の日本人論には珍しく、自国の優越性を誇ったり、過度の礼賛も批判もなく、説教も無いというもの(覚えているのは、パンの種類は英国が豊富とか、家永三郎を唯一尊敬するといった箇所くらい)だったからだが、アメリカに対しては遠慮がないのか、或は日本人向けだからか、かなり言いたい放題。もっとも、変態新聞騒動ではないが、英字メディアでは言いたい放題の「知日派ジャーナリスト」とかもいるから新書だけでは判断できない。日本よりアメリカの方にカルチャーギャッポを感じるというのは、日本に15年も住んだということを差し引いても、あまり説得力のある言い草ではない。アメリカ英語より日本語の方がスムーズというのもどうだろうか。アメリカをこき下ろしながらも、アメリカの豊かな生活に憧れ移住するというのはヨーロッパ人の典型だが、著者も日本ではなくアメリカが「約束の地」であることを体現したまでではなかろうか。アメリカで成功者がもてはやされるのはそれが特殊な例だからというのはその通りかと思うが、著者自身がアメリカでの成功を夢みていることの照れ隠しなのかな。
★★
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2009-09-16 00:36:55

オバマの言語感覚

テーマ:生活人新書
オバマの言語感覚—人を動かすことば (生活人新書)オバマの言語感覚—人を動かすことば (生活人新書)

日本放送出版協会 2009-04
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オバマ本も初期の頃からよく出ていたのが演説本。実際に既存の候補者と比べてあらゆる不利な背景を持ちながら、演説一本で登場して、大統領にまで登り詰めたのだから、その秘密を探るに演説は鍵に成るのだろう。ただ、CD付きとか英語学習系のものが多かったので、マジメに勉強する気など、さらさらなく、ただ読み物を欲していた私は手を出してはいなかった。そんな中、ようやく読み物系が新書で登場したので読了。著者は日本の政治家の言語感覚を分析した前著が結構評判になった人だが、アメリカの大学で教鞭をとってるらしく、英語の演説もお手の物の様だ。よって麻生とオバマの比較などもしているのだが、この辺はマスコミがよく酷評のネタに使うところ。しかし、言語学者である著者はオバマに比べて麻生が酷いといったことではなく、あくまでその言語感覚の違いを指摘してくれる。違いが顕著なのは「私」か「我々」かという主語の部分だが、演説で「われわれは~!」とやるのは、日本では極左の専売特許なので難しいところだろう。同様にマケインやペイリンの言語感覚の分析も行っているのだが、オバマには意外と日本的な言語感覚の部分もあるらしい。なんだかんだいっても、結局はスピーチライターが書いてるんでしょという指摘も想定内で、著者によると。例え他者が作った言葉で、内面から滲み出るものがないと、聴衆の心には響かないという。歌手も往々にして他人が作った歌を歌う訳だが、それを自分の曲として消化してるからこそ成立する舞台であろうとのこと。アメリカの大統領はエンターテイナーであると理解するのが妥当かと思うが、日本ではやはり「自分の言葉」に拘る向きが強いね。それで成功したのは角栄と小泉くらいだけど。
★★
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2009-09-08 23:04:19

グリーン・ニューディール

テーマ:生活人新書
グリーン・ニューディール—環境投資は世界経済を救えるか (生活人新書)グリーン・ニューディール—環境投資は世界経済を救えるか (生活人新書)

日本放送出版協会 2009-06
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これもNスペ新書。オバマの目玉政策がこのグリーン・ニューディールってヤツであることはこれまで関連書籍を読んできた通りなのだが、放送は例によって、アメリカはこれだけ進んでいますよ。世界の取り組みもスゴいです。翻って日本は完全に遅れてますといった内容だったらしい。アメリカにしても、景気刺激策の8割が環境関連という韓国や、同じく4割で2兆円規模の中国にしても、同分野が正にニューディールであるという背景があってのことだろう。日本はわずか2%の支出で大幅に遅れているといっても、それは未開拓の原野にカネをバラまくのとは訳が違う。環境も投資が白熱すればバブルも起こるし、実体経済との乖離が始まれば、行き過ぎた環境投資が、逆に環境破壊を招くこともあろう。石油エネルギー産業の成功体験をみれば、誰しもが次世代の環境スタンダードを握る事を夢みるだろう。環境をニューディールとして発展させることが、果たして地球の環境を守る事に成るのかという根本的問題が置き去りにされている様な気がする。

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2009-09-06 23:40:23

デジタルネイティブ

テーマ:生活人新書
デジタルネイティブ—次代を変える若者たちの肖像 (生活人新書)デジタルネイティブ—次代を変える若者たちの肖像 (生活人新書)

日本放送出版協会 2009-01
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Nスペ本だが、最初から新書とは珍しい。番組は例によって視ていないのだが、放送通りというより、Dの個人的取材記の色彩が強い。第一人称を「僕」としているのもそうした点を感じさせられるが、13歳の起業家少年をはじめ登場人物が皆若いので、対象との距離を埋めるためかもしれない。もっとも天下のNHkなら、上から目線で取材するところなのだが、今回の著者であるDは相手に圧倒されっぱなし。一般人にはNHKの看板で精神的優越感を保てるものの、そうした「一般常識」の埒外にあるIT起業家に対しては一介のサラリーマンである自分は「私」という確立した個人ではなく、埋没した個人である「僕」が相応しいと考えたのかもしれない。デジタルネイティブというのも彼らが名付けた新語ではなく、生まれた時からインターネットが共にあった世代に使われいる呼称らしい。取材時には検索を掛けてもそれほどヒットしなかったそうだが、今年に入ってデジタルネイティブを冠した本が数冊出ている。この番組の影響もあろうが、既存の価値観や発想を崩す世代が業界に台頭してきたということであろう。生まれた時からテレビがある世代と、そうでない世代の距離といったものは制作の現場では無視できないものがあったろう。そこにテレビの隆盛も衰退も関連があると思えるのだが、インターネットが当たり前の世代がインターネットを衰退させるのもまた必然的なことかと思う。

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2009-04-17 11:58:01

聞き書き ダライ・ラマの真実

テーマ:生活人新書
聞き書き ダライ・ラマの真実 (生活人新書)聞き書き ダライ・ラマの真実 (生活人新書)
松本 榮一

日本放送出版協会 2009-03
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ここにきて、またダライ・ラマ本の続々と出てきているが、これも続編みたいなものの様だ。著者は写真畑の人らしいが、ダライ・ラマ関連の写真集をインドでも出しているそうで、「公認」カメラマンとして何度もダライ・ラマに謁見されたとのこと。写真だけでなく、その声をということで新書なのだが、ノーベル賞受賞者のインタビュー番組が好きなNHKも、某圧力により、ダライ・ラマは放映できないから紙面でということなのかな。石井慧がダライ・ラマの講演会に現れて、質問に立ったとは知らなかったが、政治問題とは別にスピリチュアル系として、ダライ・ラマは定番になっているのだろうか。まさか石井は北京で何がしかの抗議行動の動きをみせて追放された訳ではないだろうが、どうせ辞めるつもりだったのなら、派手にパフォーマンスをして欲しかったな。まあ石井に限らず、リチャード・ギアにしても、ダライ・ラマの「抵抗者」とは一線を画す平和主義に惹かれているのだろう。この「聞き書き」でも、ガンジーばりの非暴力思想が前面に出されていて、「暴動の黒幕」といったイメージを払拭せんとしている。といっても華世界以外では、そんなイメージを定着させるのは不可能というもので、むしろ中共が宣伝する度に逆効果になってしまうものだ。何においても中国政府が言っていることの逆が「真実」であることは、外国人どころか中国人自身も気づいている「お約束」なのだけど、日本の毛沢東主義残党なんかは、その真実を真実としてそのまま捉えるのがお約束。まあ一方ビョークとか外タレのパフォーマンスもお約束みたいなものではあるのだが、結構好きだったMecano の「Dalai Lama」のPVhttp://www.youtube.com/watch?v=FeDVx98aoGMを初めて見たけど、こんな恰好でリスペクトされても、チベット人にはなめているとしか思われんのではないか。
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2009-04-03 00:49:47

雇用大崩壊

テーマ:生活人新書
雇用大崩壊―失業率10%時代の到来 (生活人新書)雇用大崩壊―失業率10%時代の到来 (生活人新書)
田中 秀臣

日本放送出版協会 2009-03
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これもプリマー向けに書いたのかな。
あっという間に読めたけど、高橋洋一タイホされちゃったね。
★★
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2009-02-28 23:20:50

それは患者の責任です

テーマ:生活人新書
それは患者の責任です (生活人新書)それは患者の責任です (生活人新書)
田上 幹樹

日本放送出版協会 2008-09
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医師責任論に徹底抗弁。
★★
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2009-02-04 22:29:13

中国という難問

テーマ:生活人新書
中国という難問 (生活人新書)中国という難問 (生活人新書)
石川 好

日本放送出版協会 2008-12
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この著者が「新日中友好21世紀委員会」なる組織に収まって、中国と、その手下のチャイナスクールに籠絡されたいたのは知っていたが、こりゃまた酷い新書を出したもんだ。本人も専門外だから書くつもりはなかったそうだが、よせばいいのに、にわか専門家に仕立て上げられて、一夜漬けの歴史のことまで言及しているからボロが出る。初っ端から「中国脅威論」を封殺せよと粋がっているのだが、その「中国脅威論」モノをロクに読んだことないことはすぐ分かる。中国に批判的な書を一律に「中国脅威論」と見なして弾圧するのは作家がすることなのかね。その中身は皆「中国共産党政権が崩壊する」というう内容だと信じきっているみたいだが、そんな本はごく僅かじゃないのかな。別に日本人だけが中国批判書を出している訳でもないし、むしろ中国人や欧米人の中国批判書の方が多い。中国のことを多少でも知っていれば、共産党に代わり得る政権主体が今の中国に存在しないことはすぐ分かるだろう。宮正のヤツだって、タイトル倒しのところがあるから、そんなものを以って右傾化だの、反省しない日本だの言われたら、たまったもんじゃない。第一、「中国脅威論」は日本政府の見解でもなんでもない。それに、日本のマスコミは「日本崩壊論」とか「アメリカ崩壊論」は一色ではないのかい。現に自分でもそんなものを書いているクセに、「中国崩壊論」がダメというのは納得がいかん。反中国崩壊論の急先鋒天児慧にレクチャーも受けたみたいだが、その論考がムチャクチャ過ぎて、お話にならん。日中和解の為、日本は心から謝罪を表明し、「アジア」に18兆円を支給せよというトンデモ。一人20万円も渡せば、「アジア」の人は納得するだろうって、「アジア」をバカにしてんのかコイツは。そのカネが「アジア」の一人ひとりに渡る保証がどこにあるんだ。中国にとっての日本の謝罪は、もはや「歴史問題」ではないということが分かっていない。謝罪すれば、チベットや台湾、尖閣で中国に文句を言えると本気で思っているのならお目出度いものだ。中露国境確定交渉でロシアが「謝罪」したどでも思ってるのか。竹島を「竹岩」とすれば韓国が受け入れると本気で考えているのか。少数民族問題はアメリカの専売特許だったとか言ってること自体、無知も甚だしいし、中国の教条的な憲法をみてアメリカ憲法だと推測するのは自分くらいなものだろう。アメリカ以外世界がないと思っているんだろうか。「中華民族」の概念も知らんで、ワンネーションなんたらだというのは笑わせる。こんなアホが国会議員にならなくて、本当に良かった。
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2009-02-01 12:53:13

アジア人との正しい付き合い方

テーマ:生活人新書
アジア人との正しい付き合い方―異文化へのまなざし (生活人新書)アジア人との正しい付き合い方―異文化へのまなざし (生活人新書)
小竹 裕一

日本放送出版協会 2008-12
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シンガポールでは良い本を出したのに、帰国した途端にツマランものになったか。
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