ワタクシ、グレゴリ青山さんが好きで月刊flowersで連載されてる「グレさんぽ」を愛読してます。
夏頃、東山のおさんぽの回でワタクシが年間パスまで買って推してる猫館長えきちゃんのいる河井寛次郎記念館と、その近くにある藤平伸記念館を紹介されていました。
藤平伸記念館は陶芸家、藤平伸さんの住まい兼アトリエを公開したものです。公開は春と秋の決まった時期のみとのこと。
おもちさんお誘いして久しぶりにお会いしました。
夏の間はワタクシ達、会っていなかったんですの。
なぜって暑いからさね←単純な理由と思うなかれ。夏は暑いからワタクシは家の中でゲーム(スロット)に忙しかったんだよ
ともあれ、極力出歩きたくなかったワタクシ、過ごしやすくなってきたのでお出掛けに誘ったわけですね。
河井寛次郎記念館は、人様の家にお邪魔したような感覚で寛げる空気感が素敵な、人が集まりやすいおおらかな雰囲気のある場所ですが
こちらの記念館は、「カワイイ」が溢れていました。お写真で拝見する藤平伸さん、すごく優しげな方なんですが「この方から生み出された作品だからこんなカワイイのかしら」と納得しちゃう可愛らしさなんですよ。
ただカワイイんじゃなくて
優しさと柔らかさに溢れたカワイイ
という例えがピッタリくるんです。
一番素敵だったのが「猫枕」
陶器の枕型猫の表情。いやぁ、たまりませんでした。
グレさんぽでグレゴリ青山さんもこの猫枕にときめいておられましたが、どうもセットで猫湯たんぽもあったそうです。
そちらも見てみたかったものです…
芸術を堪能したあとは、食を満たしに行くことに。
おもちさん、記念館出て早々
「お腹が空きました」
と準備が整っておられることを申告してくれました期待を裏切らないキミが好き
今日のランチは決まってるんですよ。
先月だっけ?「魚が食べたくて山盛りのまぐろののった鉄火丼食べたんだって」って記事を載せて、それを見たおもちさんが行ってみたいと言っていたもので。
OKOK、天気良いけど涼しいし、カロリー消費するためにも東山からBASE358のある四条烏丸まで30分ほど歩きましょう。
と、観光客も多い京都市内、裏道や抜け道使ってスムーズに向かいました。
「あの、お腹空いてるっていう私を、何故デパ地下の食料品フロア通らせてるんですか…?」
「あ、うん、ここが一番早く行けるかな、うん、多分」
優しい嫌がらせみたいなことになっちまった
お腹を極限まで空かせた状態でお店へ連れてまいりました。
二人共もう食べるもの決まってます。
おもちさんはワタクシが食べた山盛りマグロを食べてみたいと言うことで鬼鉄火丼
ワタクシは
「鬼海老天丼頼みます」
前回鉄火丼行ったから漁師めしかとも思ったんですが
ほどなく鬼鉄火丼到着。
おもちさんが「マグロが多い」と喜びながらマグロマウンテン取り崩し終わってもワタクシの海老天丼来ない。
食しだしても、まだ来ない。
「時間掛かりますねぇ…ちょっと聞いてみましょうか」
「揚げてるから時間かかるんじゃないすかね…」
と言ってるところにやってきた
じ
10尾…海老天が、10尾も、ある…いや、書いてあったから分かってたけどさ、実物見たらやっぱ10はスゲーのよさ
…なんべん10尾って連呼したら気が済むんやと思われるだろうけど…
え…これ、食べ切れんの…?
「わ!すごいですね!エビが直立してますよ!本数多いから為せる技ですね!」
お、おう、そうだな…
「……なあ、海老天一尾食べない?全然手を付けてないから…
…ご飯、まだあるなら、是非天丼気分、味わってくれ給えよ…」
「え?いいんですか?もらっちゃってもありがとうございます。
それなら私の取り分けたマグロも食べま…」
「いや、1尾でも減らそう思ってますねん。増やしてどうすんのキミ!!食べて!!キミ食べてくれてもまだ9尾おりますんや海老!!」
なんの逆ギレ怒んなよ、頼んだのオマエだからな
「お腹減って機嫌悪くなるならまだしもご飯が一杯で怒り出すって」
って言われて、言い返すことが出来なかったです、はい。
海老天
衣だけ、とかじゃないですよ。
しっかり海老です。
しかも揚げたてアツアツで美味しい。ご飯もタレも美味しい。
美味しい
けど…あと8尾、いけるかな…
「お腹へったー」
と言っていたおもちさんも鬼鉄火丼のボリュームに満足してごちそうさまされました。
お腹いっぱいになってくれて、美味しかったと満足してくれました。
良かったですよ。
海老天あと3尾残してる段階ですでにワタクシもお腹いっぱいです…7尾も海老天食べた。一度にこんだけ海老天食べたの初めてやで…
「はっしぃさん、大丈夫ですか…?食べ切れますか?」
「私はね、頼んだものや出されたものは残さない主義なんですよ…」
5分後、海老天2尾残った丼抱えてワタクシは改めて呟いた
「私はね、頼んだものや出されたものは残さない主義なんですよ…」
「…2度目ですね、それ聞くの…」
自分に言い聞かせてますんや
美味しくいただける量はとうに過ぎてしまいました…海老天も美味しいし、タレもご飯も美味しいのだけれどいかんせん量が…
有線ではコブクロの蕾がかかっていて
「きっときっときっと分かってたはずなのに」
のフレーズの部分で
「鬼盛り」と知りながらオーダーしたの誰でもないワタクシなのだから、頼んだものはちゃんと食べ切らねば…
と自己催眠のように繰り返し言い続けながら虚ろな目で残り1尾とあと数口のご飯見下ろしてるワタクシがリンクしたようで、おもちさんは笑っていた。
「私はね、頼んだものや出されたものは残さない主義なんですよ…」←3度目出た
そして、見事ワタクシ鬼海老天丼完食。
いやー…大盛りにしなくてよかった…
何がすごいってね
この量(海老天10尾)なのに、税込み1000円なんですよ。
わんぱくボーイとか連れて行ったら大喜びですよ。鬼エビフライ定食も同じく1000円ですし。
あまりにお腹いっぱい過ぎて、店出てからものすごい前傾姿勢で歩いてておもちさんはまた笑っていた。