バレリーナの金言 | 帰ってきた!パパはバレエダンサー

帰ってきた!パパはバレエダンサー

パパはロシア人バレエダンサー。中央アジアはキルギスタン
ビシュケクというところで暮らしています。
娘が2人、猫2匹。夢だったバレリーナ・・・
気が付けばバレエダンサーの嫁になってました。
いろいろ突っ込みどころ満載の
日々の暮らしを漫画でアップします。

 

今からもう15年くらい前になってしまいます。

 

ロンドンの英語学校に6カ月行きたい、と親に嘘をついて渡英しバレエ三昧していたころ。

 

有名なダンススタジオで教えていたのがジーナ先生です。

 

チェコ?

 

プラハがあるところです。

 

ジーナ先生は10歳のころに姉と来ていたサマーキャンプでワガノワの先生にスカウトされて

その後一人で列車に乗りワガノワバレエ学校のあるサンクトペテルブルグまで

行ったという逸話を持っています。映画みたいです。

 

その後、キーロフバレエなどで踊り、プラハ国立バレエではプリンシパルを務めました。

 

イングリッシュナショナルバレエの先生もやっている?いた?そうです。

 

そんなすごい先生の教えているオープンクラスはさぞ盛況かと思われましたが

 

なんだか変わった人の集まりみたいになっていました。

 

かなり面白かった記憶です。

 

日本人のファンも数人いていい味出してました。

 

その中の一人のマダムが先生ととても仲がよく

私とも親しくしてくださっていたので

先生とお近づきになるきっかけとなってくださいました。

 

ジーナ先生は英語があまり得意ではなかったらしく

私のとんちんかんな英語でも優しく接してくださいましたよ。

 

そんな先生のクラスは見本目当てに来る人も多く

私がいった頃はほとんど踊ってはくださいませんでしたが

 

美しいアームスや上半身は健在でした。

 

レッスンは「THE RUSSIA」で根性が試される内容です。

 

大人向けのクラスなので難しいことはありませんが

ときどきプロダンサーもレッスンにくる環境に得した気分がしたものです。

 

そのころの私といえば

 

ロンドンの空気が合っていたのか回転物が絶好調でしたが

 

いかんせんアンディオールができない内股もちです。

 

なにをやってもいまいち。

 

ものすごい内股に先生が見かねてくださったアドバイスが

「チャップリンのように歩きなさい」

でした。

 

そんな~

 

とその時思いましたが、今考えると奥深いですね(笑)

 

チャップリン分かります??

 

私の年代からもリアルタイムではないですが映画界の喜劇王ですよ。

 

いつも外足で歩くのが特徴なんです。

 

バレエダンサーは普段は「つま先はまっすぐして歩きなさい」といわれるのをご存知ですか?

 

脚に悪いとかいろいろ言われるんですが

 

そもそも、

つま先外になってないと「まっすぐしろ」とは言われないですよね。

 

なぜなら外足でいることが当たり前。

 

アンディオールが無意識だからそうなってしまうのです。

 

先生はもしかしたら冗談のつもりで言ったのかもしれませんが

 

「意識して意識し続けるといつか無意識になる」

 

アンディオールも常に常に考えて動かせば

いつか頭で考えなくても

命令しなくても

体が覚え

筋肉が覚え

感覚が身についてくるのです。

 

アンディオールに限ったことではなく

 

首長くとか

肩降ろすとか

肩甲骨下げるとか

お腹へっこますとか

色々当てはまることはあります。

 

無意識にしていることも最初は意識していたはずです。

 

日々の生活で慣れてしまったことを一から覚えなおすのは簡単なことではありません。

 

でも、大人バレエの方はレッスンしている時間が短い分

それくらい意識を持って行かないと身につかないのかもしれませんね。

 

私だってその時点で数十年バレエをしていたのに

まったく身についていなかったんですから。

 

そのときは「チャップリンみたいに歩くなんて」とやらなかったけど

 

いま、その意味が分かった気がします。

 

チャップリンだって最初はキャラ設定でしていたことが

そのうち「そう歩かなければチャップリンじゃない」という

感覚になったと思います。

 

私も完ぺきではないにしろ

つま先開いて立つことやあげた足を開いた5番に収めることが

バーであれば!意識の遠いところでできるようになりました。

 

そして、動画を見てくださった方からは

「アンディオールができてよいですね」なんて言われる始末ですよ!!

 

みなさま。

 

私がつま先開くようになったのなんてこの2年くらいです。

 

バレエ歴うん十年でも

意識しなければできるようになんてなりません。

 

「忘れてました」というのは言い訳です。

 

順番覚えるので必死で忘れるの。よくあります!!

 

分かります。

 

みんなそうです。

 

でも忘れてしまうのはあなたで、

覚えていられるのもあなたしかいません。

 

私は歩き始めたときから自分の足に引っかかって

転ぶほどの内股です。

 

親が心配してバレーかバレエで悩んで踊る方になりました。

 

そこから何十年と内股といわれ続け

 

アンディオールできていないといわれ続け

 

いつしか自分でも「できるようにはならないんだ」と思っていました。

 

しかし

 

自分で見つけ出した答えは

「アンディオールは形じゃない」ということです。

 

動かす力がアンディオールであれば何度開くかじゃない。

 

だから完璧なアンディオールにならなくても

意識を持って精一杯、毎回毎回がんばるだけです。

 

「まだ足りない」「まだ足りない」と今でも

きっといつまでも思い続けるでしょうし

 

これからも先生には「アンディオール!!」といい続けられるかもしれませんが

 

バレエは誰と競う為でも順番をつけるものでもありませんので

 

諦めないで自分の意識を改革しましょう。

 

 

 

 


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