前回は「数十年後に肥料の原料が枯渇する為食料危機が訪れるので、少子化はやむなしか?」と言う逆振りの話をしました。
さて、少子化で問題なのは生産年齢人口に対する老齢人口の比率が上がり続ける事ですね。
そして、老齢者が受け取る年金を維持するために投入される社会保障費がうなぎ上りで、税金も増えている。
年金支給年齢は?:
ただ、年金設計時の老人の平均寿命は65歳未満だったのに、今では90歳に近くなっています。
60歳の年金支給開始から10年位で死亡する時代なら年金制度は破綻する心配は無かったけど、今は20~30年年金の支払いが続くので負担が増しております。
つまり、40年働いて貯金して後の15年の余生を生きると言うバランスが崩れたのが原因です。
一方、我々老人の健康寿命も延びており、昔は60歳超えたらよぼよぼでしたが今は周りの同級生もピンピンしており元気に働いていますよ。
僕も65歳超えたけど70歳までは現役で働くつもりです。
なお、僕自身は仕事をしている間は年金給付を希望してないのですが、周りの知人らはいつ死ぬか分からないのだから65歳から受給している(する)と言ってますね。
要するに、「年金支払った分は取り返したい」って気持ちが強いのでしょう。
しかし年金支給の半分は税金の補填ですからね。半分は生活保護支給みたいなもん。
僕は元気で働いて収入が有って生活出来てれば良いと思うし、働けなくなった時点で面倒見てもらえば良いという考えです。
今突然死して年金貰いそこなっても損したとは思いませんね。
その分、後継世代に貢献できれば良いのじゃないですかね。
労働の価値観の違い:
なお、西欧では退職後は悠々自適な年金生活ってのを夢見る人が多いらしい。
キリスト教では当初、「労働というのは神から与えられた罰である」とされていたらしいので仕事に対する考え方が違う気がする。
ギリシャの経済危機の原因の一つが好待遇な年金制度だった。60歳未満での支給額が30万越え/月だったらしい。破綻後は大幅に減額されたらしいけどね。
最近ネットでは「働いたら負け!」とかほざいているのを見るとムカつくよ。お前らは他人に依存して赤ちゃんのままで居たいのだね。
お前らの飯を供給している農家や畜産家は生き物相手だから休む暇が無く、肥料、農薬代の支払いと農業機械や設備の借金返済が有って収入も少ない。
その上6万円台/月の国民年金だけしか収入が無いから体が動かなくなるまで畑に出ないといけないんだよ!
よく、「老人は若者より優遇されてる。」とかほざいている連中がいるが、そんなのは国家公務員や一部の大企業を退職した一部の老人だけでほとんどの老人は慎ましい生活をしてるんだよ!
老人の義務→健康寿命の維持:
僕ら老人は出来るだけ健康寿命を延ばして健康な状態で働けるように努力しないといけないと思うよ。
20年前は田舎道4、5kmの長距離を散歩している人は2、3人位しか見かけず暇人扱いをされてたと思うw。
しかし、今では早朝からお年寄りたちが大勢歩いているのを見るとみんな意識改革をして健康に気を配っているのだと思うね。
かくいう僕も週に2回は鏡山の往復登山(1回600mのノルマ)を課した上に山道6kmを犬と一緒に毎日散歩して体力を維持している。
僕の会社では65歳~70歳でも3K職場でもバリバリ働いてやる気が有るし、僕も70歳位までは現役を維持するつもりでいる。
僕の両親ともあまりボケずに95歳位まで長生きした。
※親父は60歳位から3回脳梗塞をやったし、お袋もリウマチで車椅子生活が長かったけどね…。
だから僕も100歳位まで生きると思っていて、年金受給も遅らせるのが良いのじゃ無いかと思ってる。
40年働いて貯金して後の15年の余生を生きる。
↓
50年働いて貯金して後の20年の余生を生きる。
位の人生設計に変えた方が良いのじゃないですかね。
なお、現役老人が働ける様に建築現場でのパワードスーツとかどんどん入れてほしいですね。
究極の年金問題の解決方法:
さて、ここからはとんでもない話をしますが…。
要するに老人が元気に働いて稼いで税金を納めて行けば何の問題も無いわけです。生産者で有り消費者でも有るから経済は周り続けるわけですからね。
つまり、若返りの薬を開発できれば年金問題なんか型が付くのですよ。
ただ、若返りの薬の支給の代わりに年金受給を止める事が条件ですね。
寝たきり老人や生産能力がない人には薬を支給しないのは当然。
つまり、100歳過ぎて人生に飽きがくるか労働意欲が無くなった時点で薬の需給を止めて年金生活に入る事になる。
猿の動物実験の実績も有るし、若返りの薬自体はすでに有ってプーチンとか接種してると思うんですがねw。
ただ、細胞の代謝が早くなるので一時的に若返って元気になるけど、細胞分裂回数は決まっているので幹細胞が枯渇しそうな気がするのですよ。
つまり、10年くらいは若返りを維持出来ても、その後は急速に老化が進む気がしてなりませんね。
これではIP細胞から幹細胞を培養して注射するとかやらないと無理そうで数千万はかかりそうです。
現在では①体の代謝を早くするタイプのNMNと言う薬。
②体内の老化細胞を除去し、周りの細胞の劣化を防ぐセノリティクスという薬の2種類が有望ですね。
僕も慢性的に腿と尻の筋肉通が取れず疲労しているのですが、古く使い物にならない筋肉細胞が除去されないので動く筋肉が少ないのでしょうね。
早く実用化して欲しいものです。
日本は新しい技術が生まれず経済成長しないと言われてますが、人体と老化を防いだり補助ロボットの分野では最先端を行っているし需要は有るのでまだまだ成長出来ますよ。