正式参拝ともなると、普段の参拝より神様に一段と近い所にあがることになりますから、本来は正装すべきところですが、
洋装の場合
男性は略礼装(ブラックスーツ)やダークスーツなど、華美にならないネクタイ・ジャケットを着用し、女性の場合もそれに準ずる服装が相応しいでしょう。
和装の場合
男性は紋付羽織袴、女性は黒の留袖・振袖を最上位の正装「五つ紋」とし、場に応じて「三つ紋」「一つ紋」となります。
特に女性の場合は訪問着での参拝は華やかで場を引き立たせますが、華美になり過ぎないように注意が必要です。
…と言われています。
神前結婚式や七五三・お宮参りなどの時の装いを思い浮かべると分かりやすいと思います。
お寺の方だと法事の時はブラックフォーマルウェア着用だけど、護摩行の祈祷に参列するのは皆さん普段着でした。
神社の方は、正式参拝の装いには気をつけなくてはなりませんが、
よく考えると神様がお祭りの時お神輿に乗って渡御される時など、担ぎ手は神様と至近距離になるわけだけど、普段よりもっと肌を出した格好をして、法被にさらしまいたり、ねじり鉢巻きしたり、所によってはふんどし姿での祭りもあります。
それに出発前にはそうした装いで境内に氏子衆が並んでお祓い受けていたりします。
きっと神社の正式参拝・祈祷・祈願をしづらくさせたのは人間の誰かなんでしょうね。