皆さま、こんばんは。

 

 

今夜から明日にかけて、西日本でも雪模様・・・という予想が出ていますね。

初雪、楽しみです。紅葉に雪。幻想的な景色が見られるといいですね。

 

 

幻想的と言えば、先日参加した、関口シュン先生の心理占星術フォローアップ講座にて、私は海王星について先生に質問していました。


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この講座に参加されていた他の皆さんや、このブログを読んでくださっていて、占星術と親しんでいる皆さまは、海王星については既に理解されていらっしゃるかもしれません。

 

 

・・・実は私は、海王星に対してはギブアップ寸前になることが多かったのです(笑)

 

 

太陽星座が乙女座のせいか、いろんな物事と、まともに向き合おうとしてしまうようなのです、いつも。



もっと遠くから見てみたり、交わしたり、1から10の内、1か2くらい掴んでおけば良いものを、常に10を理解しようとしてしまうのです。極端になると、10理解できなかったらもういいわ、みたいな(笑)

 

 

白黒ハッキリさせたがるんですね、つい・・・。

 

 

海王星を相手に(笑)。

 

 

まともに向き合えば向き合おうとするほど、霧の中に包まれて、しまいには眠くなってしまうような星すらも、不器用さ丸出しで向かって、結局は霧に包まれていく・・・



むしろ、それが乙女座にとっては必要なエッセンスのようです。


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関口シュン先生曰く、

「だって海王星だから」(笑)

 

 

言葉にしにくいのは当たり前のこと。

曖昧にしておくことも大切だということも、さりげなく教えてくださいました。

 

 

個人セッションや講座の時に、土星のことはあれだけ自信を持って伝えることができるのに(笑)、海王星のことになると、途端に霧に包まれたような感覚が湧いてくるのです。

 

 

わからない...ということよりも、明確にこうです!と、伝えられる感覚にはならない。



お伝えする相手の方次第ではそれができることもありますが、常に揺れます。



乙女座の、常に明確に伝えたいという性質が、そうさせることが大きいようです。

 

 

そんなことを思っていると、不思議と海王星が効いている人々が集まってきてくださるのです。

 

 

ありがたいことに(笑)、私の元にやってきてくださる海王星が効いた方々というのが、アーティスト、創作活動、カウンセリングなどに携わっている人達が多いのですが、海王星について不安に思っていらっしゃることもありました。

 

 

海王星と言えば、スピリチュアルな天体で、イマジネーションや目に見えない想像世界のこと、神秘、芸術、救済、夢、理想、想像性、信仰、霊的なビジョン、ファンタジーなどを表します。

 

 

ネガティブな象徴だと、混沌とした状態、カオス、犠牲的、依存、曖昧、不透明なものです。

 

 

こう書いている時点で、私はつい、海王星を整理しようとしていますね(笑)

 

 

関口シュン先生曰く、乙女座は整理箱に海王星をすぐに入れようとするのだそうです(笑)


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スライムのようにスルスルとすり抜けていく海王星を。



あらかじめ入れようとした整理箱に海王星が入らないとわかると、別の箱を用意して、また入れようとするのだ。

 

 

例え話が最高で、爆笑でした(笑)

 

 

海王星が出生図で他の天体とアスペクト(関係)を取っている時、例えば、太陽と海王星がアスペクトを取っている場合は、夢や理想を元に人生を創る人という捉え方が出来ます。



水星と海王星なら、目に見えない世界のこと、スピリチュアルな世界、幻想的な世界のことを言語化できる人。



月と海王星なら、とても繊細で敏感な感受性の持ち主です。非日常に関心を持ちやすい。

 

 

出生図を詠む時に、私は海王星が入っているハウスをどう詠むか、いつもスッと言葉が出ない感覚があります。

 

 

海王星だから当然、そうですよね。

でもめげずに行きます。(笑)

 

 

先ほども書いたのですが、そう思っていると、不思議と出生図で海王星が効いていたり、目立つ場所にある方々がやって来てくださるんです。これまた、立て続けに。

 

 

勿論、ご本人達は星をお伝えさせて頂くまでは、これっぽっちも海王星を使いこなせてるなんて思っていないどころか、海王星があるから・・・とか、この星が・・・とか、海王星に対して考えあぐねているご様子なのです。

 

 

海王星が表すのは、幻想、夢、憧れ。同時に、曖昧さ、不安定、あやふや、見えにくい。

 

 

関口シュン先生曰く、海王星は「全人生ビジョン」を表し、「夢のように思うこと」を表すのだそうです。



年齢が若ければ若いほど、そう思うとのことでした。

 

 

「夢のように思う」ということは、同時に「不透明で曖昧」にも思えます。

それがまさに、「人気商売」にも繋がります。

 

 

トランジット(運行)との天体と出生図が織り成す関係で、私たちの誰もが迎える「中年の危機」という時期があります。40歳〜42歳頃です。

 

 

その時に、出生の海王星と、トランジットの海王星との間で90度というスクエアの関係が出来ます。

 

 

スクエアは、常に異質なものを運んでくる働きがあり、展開力をもたらすアスペクトです。

 

 

生まれながらに抱いて来た「夢のように思うもの」に対して、違うものが入って来る感覚がやって来ます。



これまで追いかけて来た夢や、理想としていた環境に対して、「そうじゃなかったんだ…」という感覚です。

 

 

シュン先生もおっしゃっていたのですが、違和感が生じることは良いことで、違和感が生じるから、考えるし、見つめ直すし、次へと展開し、アップデートしていくチャンスになります。

 

 

海王星は一つのサインに14年ほど滞在しますから、54歳〜56歳までに、新しい夢や新しい理想的な環境へと上書きされて行きます。

 

 

中年の危機。これをテーマに講座が一つでき上がります。



実は以前勤めていた会社で、「中年の危機」というネーミングで占星術講座を企画したところ、「名称が悪すぎるからそれはダメ」と、即却下されたことがありました(笑)

 

 

私は中年の危機の真っ只中は終えて、少しずつ海王星の夢の世界が見えてきているような気がします…



私は現在、出生の乙女座の太陽の真向かいに、空の魚座の海王星が来ていますから、安心・安全・ルーティンに沿った道を行きたがる乙女座のままでは、夢にたどり着けないことを空の海王星に教えてもらっているのだと気づかせてもらいました。

 

 

夢はいつだって信じれば叶うもの。

信じることができなければ、あやふやになってしまい、消えゆくことだってありますよね。

 

 

海王星の持つ作用の一つに「浄化力」というものがありますが、


「全人生を夢にかける力を、自ら足かせにしているものを溶かして、純粋に夢に向かわせる力」だと捉えました。

 

 

安心・安全に行きたがるやり方は捨てろ。

 

 

特に、安定した大地や、決まったスケジュールや手法、具体的な目標や時間管理をしたい地のエレメントのサイン(牡牛座・乙女座・山羊座)にとっては、海王星はとても取り込めないと、最初は感じるかもしれません。

 

 

土星の方がどれだけ安心できるかと感じます。

 

 

夢と現実との境界線がないところに生きていて、周囲の空気と同化しやすい性質を持つ魚座が、海王星のホームグラウンドだというのはとてもよくわかりますよね。



乙女座にはとても無理だと最初は感じます。

 

 

その「無理」という感覚こそチャンスで、いっそ、手放してみよう。

 

 

私はこのフォローアップ講座で、関口シュン先生が、サインのことを「本質」とおっしゃっていたことがとても心に残り、めちゃくちゃ響いたのです。

 

 

そうか、本質なのだ。サインは単なる「性質」や「性格」を表すのではなく、本質なのだ。


本質を思い出すために、私達(天体)はサイン(星座)を持っているのだ。

 

 

乙女座は、つい現実ばかりを見て、資格やお金、世間の常識にとらわれることがある。


だけど、それが本来の乙女座を生きる目的ではないのだ。

 

 

乙女座の「助けたい」という本質を思い出すためには、真向かいの魚座の性質が絶対的に必要なのだ。

 

 

それを思い出すために、魚座の海王星が、乙女座を照らし、惑わし、夢に向かわせてくれている。

 

 

これは同時に、魚座と90度のスクエアの関係になる、双子座と射手座に対しても同じ働きかけがあります。

 

 

曖昧なものを「つまらないもの」と早くから諦めてしまわずに、わからないことを恐れずに、好奇心と知性と共に、冒険心を持って、未知の世界へ歩いていけ。

 

 

持ち前の楽観的志向を生かして、人の中に宿る善き心に灯火を点け、広い視野で見て来た自分が知っていること、わかっていることを人々に伝え、理想へと導いていけ。

 

 

海王星が入るハウスは、そこをやりたいと思って憧れを抱き、夢を見ます。



そのハウスと関わる時に、海王星の働きで、思ってもみなかった形で夢に辿り着いていくのかもしれません。

 

 

来年、天王星が移動する牡牛座の新しい世界も、また楽しみになって来ました。


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ここまで書いておいて何なのですが、
やはり海王星は海王星のままでいいのかもしれません(笑)