去年の一発目の試写会は1/13の『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』だったな〜
ちょこっとあらすじ
16歳になり、身も心も男の子として生きたいと決断した主人公・レイ。医者から受け取ったホルモン治療についての資料を手渡されたシングルマザーのマギーは、「突然、息子を育てることになるなんて…」と、動揺を隠せない。共に暮らすレズビアンのおばあちゃんのドリーもレイのことをイマイチ理解ができないでいる。一方、髪を短く切り、身体を鍛え、少しずつ“本当の自分”に近づいていくことで生き生きしてくるレイ。そんな姿を見てマギーは意を決して、治療の同意書のサインをもらうために、何年も会っていない別れた夫に会いに行くのだが、そこでまさかの“家族の秘密”が明らかになる!
感想
オープニングのレイ(エル・ファニング)のスケボーのシーンから始まり、そしてそれに続く家族の足のアップ。イライラしてることがわかるこのシーン。なににイライラしているの?
と、引きづりこまれる。
てか、エル・ファニング⁉️
確かにエル・ファニングなんだけど、
えーっ…
軽くShooooooooo〜ck
ざん切り頭でニット帽にスケボー。完全に男の子になりきってる…あのお人形さんみたいにかわいいエル・ファニングが❗️
そう、エル・ファニング演じる主人公レイは性同一性障害なのだ。女のカタチで生まれてきたけど、中身は男の子。最近、多いLGBTを取り扱った作品。
しかも他の家族、他も色々問題ありで…
祖母はレズビアンで同性カップルと同居、母はシングルマザーで実家に住んでる。なんで父親がいないのかは、あとあと分かるんだけど…、これも複雑で…
母親も、ま、一筋縄ではいかない経歴です。
家族って、いろんなカタチがあっていいと思うし、
思いやる気持ちと
愛があれば伝わるのだ。
ギュッで抱きしめられれば伝わる?
精神的なことも含めてだけど…
わたしは抱きしめられたことってないんだよな。だから抱きしめることが苦手だ。
この家族はあけすけになんでも言い合ってるように見えて、キチンとその根底には愛があるのだ。ぶつかり合い、時には傷つけ合ったって、愛が伝われば、最終、絶対、分かり合えるのだろうと思う。
そんなことをヒシヒシと感じた。
一人一人違うんだって、尊重し、認め合うことが大事だし、そうできたら素晴らしい。
ラストの家族の食卓のシーンは各々が各々、抱えてる問題はあるにせよ、観るものに希望を与える、良いラストだったな。と観終わってつくづく思った。
違うってことは、ヘンなことでもないし、個性なんだよ、熟知に勝るものはない、人と違うことっておかしなことぢゃない、誰もやらないことをずっとやり続けることで、それが後々、偉大なことに繋がるのだ、みたいなことをトークイベントで、元・暮しの手帖の松浦彌太郎さんが言ってて、
なんか勇気をもらった気がした。
わたしは、これからも、このままでいいんだよね、自分自身に正直でいいんだよね。