みなさん明けましておめでとうございます。


年始なので久々にブログを更新。グリフォンもこの2月で創業4期目に入りますが、僕個人から見た時流的な話しを少し、あとは今後グリフォンという会社で仕掛けていこうとしていることを書いておきます。ちょっと概念的ですが。


まず、前提として、ネットビジネスの概況という意味では、今はちょっと難しいな、しばらくこの感じが続きそうだな、と風が止まったような感覚を覚える経営者や会社が多いと思っています。


スマホの登場から始まったSNS・ゲーム・広告なんかの新しい市場がドドドーっと立ち上がる感じも落ち着いて、うちも早く○○に参入しよう!みたいな目ぼしい市場が今は特にないからです。


SNSやネットのニュースでは、6techや、人工知能や、IoTや、次の「波」のように語られるキーワードはいろいろ目にしますが、ビジネスという意味ではまだその何段階も前にある、あるいは遠い海外の話題で自分や自分の会社にはリアリティがない、という感じだと思います。僕もそうです。


ただ、ないないばかり言っていても「現状維持は衰退の始まり」という言葉の通り、こんな市況下でも、自分たちなりに時代やユーザーの向かう先を読み取り、リスクをとって自分たちの提供するものを方向付けしていかなければいけません


そこで、俺たちはここに向かう、これを大事にするぞ、という意味で社内でも昨年の後半くらいから何度も言っているのが『ニッチに勝機あり』という言葉です。


ニッチでもマニアックでも良いから、自分たちが興味があるもの、新しいと感じるものにこだわって「ユーザーがそこでしか体験できないもの」を作ろう、というものです。


イメージに近い会社の一つが、アメリカのVICE Mediaです。





革新的メディアVICE、年商1200億?!
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/15/238739/110600083/



記事を読むとよく分かりますが、当初はパンクやファッションを扱った若者向けのローカルなフリーペーパーから始まったものが、世界中に視聴者を抱えるオンラインメディアに変貌していく過程は凄いなと思います。


エロ・グロ・デンジャラスから、戦地や貧困国に出向いた本格的なドキュメンタリーまで。音楽もファッションも政治も料理も「若者」という入り口で何でも扱う。番組の尺の長さや、制作体制、配信方法も全て自己流。「俺たちは何を知りたいのか」という観点を大事にする。


メディア企業としてのVICEは思想も手法も面白いです。


従来、ニッチやマニアックという言葉はビジネス的にはネガティブなものとして捉えられてきたと思います。それはビジネスとしては小さいというイメージが先行するからです。


ただ、このVICEが実現したニッチやマニアックがデジタルの世界で大きくスケールするというのは、映像の世界だけではなく、ゲームやその他のコンテンツでも起きうることだと思っています。


また、エンターテイメント、メディア、ゲームいずれの業界でも歴史や資本のある巨大な企業に新興のプレイヤーが戦いを挑む方法の一つが大手は目をつけない一見ニッチやマニアックなものを本気でやることです。


現在、グリフォンで開発を進める新作はどれもお披露目は年の後半になりそうですが、ユーザーに、業界に、「そう来たか!?」とインパクトを与えるオリジナルでエッジの立ったものを作りあげたいと思っています。


普通じゃないやり方で、普通じゃない成果を出す」社内でよく使う言葉ですが、今年はあらためてそれを体現する一年を目指します。2016年もグリフォンをよろしくお願いします。