今朝見た朝の番組での【平成の子どもは昭和の道具が使えるか?】という企画にて。
小学校4年生から6年生の子どもたちが挑戦していた。
先割れになったいちごスプーンを使い、スイカの種をほじくり出していた。
「これ、種を剥くのに……」
字幕は「種を取る」と書いてあったが、「種を剥く」と言っていた。
スタッフがいちごスプーンの使い方を見せると、
「イチゴを崩すのに……」
スタッフはいちごをつぶしていた。
氷枕を触りながら、
「熱がおさまりそう……」
氷枕に氷と水を入れる、という正解行動をしていたが、製氷機から氷を出すことはできなかった。
言葉は時代とともに変わるといわれるが……おかしな言い回しだと思った。
スイカを食べる時にあらかじめ、
スイカの種を「取る」
種の皮や果物野菜の皮などは「剥く」
いちごミルクを作る時には、
イチゴを「つぶす」
かき氷は「崩し」ながら食べる。
氷枕で頭を冷やすと、
熱が「下がる」
打ち身を冷やすと痛みは「おさまる」
時代が変わろうとも、そうそう変わるものではないと思う。
変わるものではない、と思いたい。
何よりも。
道具が使えないことよりも、日本語が使えていないことに危機感を覚えた。