重症精神疾患におけるヨガとマインドフルネスの役割 | 躁鬱病のサラリーマンの生活日記

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躁鬱病(双極性障害)のサラリーマンの日々の生活日記。毎月22日(夫婦の日)は、妻から私を見た愚痴?等も掲載。

医学論文を見ていたら、次の論文に突き当たりました「Role of Yoga and Mindfulness in Severe Mental Illnesses: A Narrative Review 重症精神疾患におけるヨガとマインドフルネスの役割:物語レビュー」というものです。

この論文の結論には、”ヨガとマインドフルネスの介入の両方が、重症性心疾患の治療における補助として有用であるように思われます。ただし、特に双極性障害の場合は、より厳密に設計された大規模な試験が必要な場合があります。”
と、記されていますが、この但し書きは双極性障害患者における充分なサンプル数がないがための記述のようです。この論文に記載されているのは、

チャドウィック等。ICD-10に従って診断された双極性障害を有する12人の安定した個体を試験し、参加者全員が通常通りに治療を受けた。彼ら全員が少なくとも毎週6回のマインドフルネスセッションに参加し、それぞれ90分間続きました。参加者は、それが生活のあらゆる面にそれを統合し、賢明に対応することを可能にすると報告しました。さらに、気分の変化による影響を最小限に抑え、それ以上の再発を防ぐことが報告されています。

Muray 等。少なくとも6つ以上のエピソードを有する後期双極性障害を有する臨床的に安定した26人の個人において、オンラインの回復重視の双極性個人療法(ORBIT)のようなオンラインマインドフルネスの役割を研究した。ORBITは主に感情調整、自己との関係、そして睡眠の質の改善に焦点を当てていました。16人の補完者が生活の質において有意な改善を示したが、不安の改善は有意に達しなかった(P = 0.06)。重大な悪影響は報告されていない。

マレー他。様々な自己管理戦略を採用している双極性障害I型またはII型の33人の臨床的に安定な個人を研究した。私たちは、太極拳、ヨガ、マインドフルネス、瞑想、心に強く訴える読書、そして祈りを含むさまざまな自己管理戦略の中で、主に内省的で瞑想的なプラクティスに焦点を当てました。太極拳とヨガを練習した個人は、それが彼らが双極性障害の症状をうまく管理することを可能にする安定性の基盤を提供したと報告しました。さらに、マインドフルネスに従事している人たちは、否定的な考えを再考するのを容易にしたと述べています。

確かにサンプルとする症例は少ないのでしょうが、これによると双極性障害でも、ヨガやマインドフルネスがある程度有用ではあるようです。

ヨガや太極拳などはジムに行かないと会得するのは困難でしょうが、マインドフルネスは、比較的容易にできます。僕はお尻の下に座布団或いは枕を敷いて、胡坐をかいてスマホのタイマーを20分にセットしておこなっています。最初は5分ぐらいの短時間で始めるといいかもしれません。マインドフルネスに関する本では「世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる」がお薦めです。この本の冒頭部分、エッセンスを記した内容がこれです。これだけでもマインドフルネスのやり方は解りますのでやってみては如何でしょうか。

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