清涼飲料水やファストフード、カップラーメンが多く出回り、それらの食品に使われている食品添加物の「フィチン酸」や「ポリリン酸」は亜鉛の失われやすい性質に拍車をかけています。
また、医薬品の長期的な服用やアルコールの飲用も亜鉛の不足を招きやすくする要因となります。「フィチン酸」は亜鉛の吸収を邪魔する働きが強く、特に食物繊維やカルシウムと一緒に体内に入ると、殆ど亜鉛を吸収できなくしてしまいます。
フィチン酸がパンに、カルシウムが牛乳に含まれていることを考えると、パンと牛乳の取り合わせが実は亜鉛不足の一因となり得ることが考えられます。
また、加工食品に使われるポリリン酸ナトリウムは亜鉛を体内から排出させる性質があります。
このため加工食品を利用する若い世代で味覚障害が多いのではないかと言われています。
