「整体って本当に膝の痛みに効果があるの?」
そう思っている方も少なくありません。
今回は、80代女性の膝痛が、整体によって実際にどのように改善したのかを、客観的なデータと共にご紹介します。
身体動作の測定と解析は、その効果を「見える化」する上で非常に重要なのです。
なぜ、身体動作の測定と解析が重要なのでしょうか?
それは、膝に痛みが生じると、無意識のうちに体のバランスが崩れた動作になるからです。
当事務所では、独自の技術を用いて、アンバランスな動作をデータ化し、客観的に評価します。
これにより、
「身体のどこに負担がかかっているのか?」
「どのような整体が有効なのか?」
といった重要な情報を、具体的な数値として確認できるのです。
今回ご紹介するのは、変形性膝関節症と診断され、長年右膝の痛みに悩まされていた80代の女性の事例です。
当事務所の経絡指圧整体を1度行ったところ、驚くほど痛みが軽減されました。
しかし、本当に改善しているのかを客観的に確認するために、身体動作のデータを詳しく見ていきましょう。
当事務所では、膝に負担をかけずに安全に行える「足踏み運動」を用いて、重心バランスを測定・解析しています。
まず、足踏み運動時の重心バランスの「範囲」を見てみましょう。
整体3回目までは、まだ体が十分に安定せず、重心の移動範囲も狭いことがわかります。
(以下画像参照)
しかし、整体4回目になると、痛みが大幅に改善したのに伴い、重心の移動範囲も大きく広がりました。
次に、重心バランスの「安定性」です。
改善前の図は、左右の重心移動を示す山の形が大きく異なり、バランスが不安定な状態を示しています。
しかし、改善後(画像5参照)では、左右の山の形がほぼ対称になり、重心が安定していることが一目瞭然です。
このように、膝の痛みが改善した際には、重心バランスの範囲が広がり、左右の安定性が増すという明確なデータが得られました。
逆に、改善が見られない場合には、これらの数値に変化が見られないと考えられます。
「痛みがなくなった」
「楽になった」
といった主観的な感覚だけでなく、客観的なデータとして改善の状態を把握できたことは、今後の施術方針を決定する上で非常に重要です。
これらのデータは、他の膝痛患者様や、リハビリ効果の確認、新たな治療法の開発など、幅広い応用が期待できます。
バイオメカニクス整体技研のホームページ
篠﨑技術士事務所のホームページ
担当者プロフィール
整体の出来る技術士(機械部門)として活動中。
東京都葛飾区出身、元機械エンジニアで、母親の坐骨神経痛がきっかけで整体を学ぶ。
ロボット工学技術の人体応用への将来性に着目。
「整体を通じて一般の方々に技術を貢献して行く!」
の志から整体師になることを決意する。
各研究機関や大学とも連携し、身体の姿勢や動作を分析。
整体施術に応用し、原因不明の膝痛、坐骨神経痛改善の研究を実施中。