糖質制限、ここ数年よく耳にする言葉です。
9月に肝炎でご相談された70台の女性です。
9月4日の肝機能GOT121、GPT149、γGTP79と高く、他の数値も高い物が幾つかあり、原発性胆汁性胆管炎の疑いがありました。
アドバイスさせて頂き、10月13日の検査ではGOT121⇒40、GPT149⇒56、γGTP79⇒40とかなり下がりましたが気になったのは空腹時血糖値119と便秘気味でした。
甘い物は食べていますか?返事、和菓子とチョコレート(1日2~3箱とかなり多い)・・・
甘い物は止めてください。返事、和菓子が止めれない・・・
三食ご飯はどれくらい食べていますか?返事、朝はジュースや野菜。お昼はパンやうどん、夜はおかずだけ・・・
何でお米を食べないのですか?返事、糖質制限でご飯は食べなくなった。医者にも言われた。・・・
私が言った事。
ご飯はゆっくり吸収されるし、和菓子やチョコレートの砂糖は直ぐに吸収されて血糖値を上げます。
パンや麺類、粉製品も血糖値の上昇が早いです。
ご飯を食べないと甘い物が欲しくなり、便秘にもなります。
三食ご飯を食べれば甘い物も欲しくなりません。
チョコレートはカカオの含有量が多い、甘くない物にするように言いました。
今月の検査が楽しみです。
同じ様にお米を食べずに、甘い物を食べてしまう方が増えています。
ご飯と発酵食品は腸内細菌の乳酸菌が増える為の大事な餌になります。
小腸の乳酸菌が発酵すると便の量も増えて、便秘も解消します。
1日二食の健康法、三食の健康法がありますが、若い世代は三食ちゃんと食べて、しっかり活動すべきでしょうね。
糖尿病で朝食を抜くと昼食後の血糖値が急激に上がる血糖値スパイクを起こしている人も多いです。
東京慈恵会医科大学総合健診・予防医学センターの和田教授が、6000人の研究結果を発表しています。
朝食を食べたり食べなかったりする人は、毎日食べる人よりメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)になるリスクが女性で4倍以上、男性では2倍近く高くなります。
50代後半からは、運動量の少ない人は二食でも良いかもしれませんが、運動量の多い日は三食が良いでしょう。
私も普段は朝抜きの二食ですが、テニスに行く日は朝ごはんを食べます。
みんな和食を食べていた時代は、朝ごはんと言いました。
西洋食が普及して朝食に変わりました。
コーヒーとパンだけは止めましょう。
なるべくご飯が良いのですが、パンを食べても、必ず温かい味噌汁と、発酵食品を種類多く食べましょう。
来週、詳しくお話しますが、西洋食が好きな方は、様々な病気のリスクを伴います。
朝食(洋食)に多い物・パン、スープ、牛乳、ジュース、ヨーグルト、ウインナー、ベーコン、ハムエッグ、オムレツ、サラダ、フルーツなど・・・
朝食の問題点・野菜炒やトーストなどの高温調理は、発癌性物質「アクリルアミド」が生成します。
タンパク質と脂質の過剰摂取(過酸化脂質が多い)になりやすい。
発酵食品と良質の炭水化物(徐々に吸収)、繊維質が不足気味で、便が臭くなりやすい(病気の原因)
便秘、虚弱体質、低血圧、低体温、貧血の原因とも言われています。
根気がない、不安、不定愁訴などは、朝食派や食事を食べない人に多いです。
朝ごはん(和食)に多い物・ごはん、味噌汁(ワカメ、豆腐、野菜、とろろ昆布)梅干、漬物、酢の物、納豆、鰹節、海苔、ゴマ、小魚(シラス)、大根おろし、卵焼など・・・
和食は腸内発酵を促し、腸内細菌が様々な働きをしてくれます。
腸内発酵細菌はアミノ酸、短鎖脂肪酸、ビタミンなどの栄養素を作り、水素を排出して活性酸素も除去してくれます。
ラジオ大阪1314OBCドクトルかっちゃん「笑顔で元気」
井草克一&仲みゆき