国内の新型コロナウイルス騒動も半年近くになりました。
まだまだ気を許せる状況では無く、毎日、感染者も増えています。
累計で、国内の感染者数は3万人以上、死亡者数も1,000人程になりました。
単純計算で今年の年末までの感染者6万人、死者2,000人になります。
恐ろしいと、毎日、不安を抱いて生活されている方が沢山いらっしゃる事でしょう。
ここでちょっと考え方を変えてみましょう。
毎年国内のインフルエンザの感染者は、1000万人、死者は約1万人、自殺で亡くなる方は3万人、肺炎で亡くなる方は10万人、癌、心臓病で亡くなる方を入れると、年間130万人が亡くなっています。
この数字と比較すれば、新型コロナウイルスよりもインフルエンザや他の病気の方がもっと怖いですね。
新型コロナウイルス感染予防よりも他の病気の予防を考える方が重要ですし、様々な病気の予防は新型コロナウイルス発症予防にもなります。
その原点は自然治癒力です。病気の原因は血液の汚れと血液の循環不良です。
自然治癒力の原点は、奇麗な血液が全身隈なく循環して、全身の細胞に酸素と栄養を供給する事です。
そのカギを握るのが腸内フローラと正しい食事です。
食事の内容が悪ければ、腸内フローラも悪化します。
腸内フローラは口中常在菌、喉などの上気道常在菌にも影響しています。
例えばブドウ球菌と言えば病原菌と思うでしょうが、実は鼻の奥にブドウ球菌を持っている人が多数います。
その常在菌がMRSA(耐性黄色ブドウ球菌)などから体を守っています。
新型コロナウイルスも感染して、20分程で細胞内増殖をしていきますが、無症状でいる人は常在菌や常在ウイルスが防御していると思われます。
腸内細菌は100種類、100兆個、又は1000種類、1000兆個とも言われ、人によって菌の種類や数が異なります。
和食を食べている人の方が種類も数も多いです。
そして腸内常在ウイルス、分かっているだけで450種類とも言われています。
ウイルスは細胞に寄生しないと増殖出来ないので、死滅していきます。
という事は膨大な数であろうと思われる腸内のウイルスは、腸内細菌に寄生していると考えられます。
又は腸上皮細胞に寄生している可能性もあります。
当然、人体に無害なウイルスだけでなく、有害なウイルスもいる可能性があります。
体の免疫システムは複雑で、抗体ができなくても、ウイルスや細菌に対抗する事も出来ます。
これも腸内細菌が大きく関わっているものと思われます。
又、腸内常在ウイルスも関係しているかもしれません。
新型コロナウイルスでは抗体を作りやすい人と、作りにくい人がいる様です。
外部から侵入したウイルスが腸内常在菌に感染し、常在菌がウイルスに対抗するための免疫物質を作り、それが人体の抗体生産に繋がり、感染症が治癒している可能性もあります。
免疫の最前線の腸管免疫は複雑で、まだまだ解明できない事の方が多いでしょう。
いずれにしても、健全な腸内フローラを形成する為の健康管理が重要です。
生体の70%は水です。
良質な水を飲むことも重要です。
そして毎日の食事は、腸内発酵を促し、腐敗菌が増殖しにくい食材、調理方法が重要です。
感染症が不安な方は和食中心にして発酵食品を種類多く食べて、肉類、油物、甘い物を控える事が大事です。
ラジオ大阪1314OBCドクトルかっちゃん「笑顔で元気」
井草克一&仲みゆき