新型コロナの影響で、加工食品、冷凍食品の売り上げが伸びています。
加工食品には合成保存料や合成着色料などが結構使用されています。
微量なら人体に害が無いという事ですが、添加物含有の加工食品を沢山食べれば摂取量は多くなります。
食品添加物のタール系色素は、鮮明な色が出るうえ退色しにくいので、ジュース類を含め、お菓子や漬けもの、魚介・畜産加工品などに多く使われています。
日本では食品に12種類のタール系色素の使用が認可されていますが、なかには海外では禁止されているものがあります。
赤色の2号、102号、104号、105号、106号の5種類は米国では許可されていません。
タール系色素は、鮮魚介類や食肉、野菜類への使用は禁止されています。
それは消費者が、鮮やかな色によって品質や鮮度の判断を誤る可能性があるからという理由です。
(鮮度が落ちたり腐っても分からない)
その他ウインナソーセージなどの加工肉などには、亜硝酸塩という発色剤が使用されています。
これを使うと、きれいなピンク色になります。
しかし、亜硝酸塩は体内で発がん性物質のニトロソ化合物(ニトロソアミンなど)を作ってしまう原因になると言われています。
世界保健機関(WHO)傘下のがん専門組織、国際がん研究機関(IARC)は2015年、「加工肉を食べた場合、50gごとに大腸がんを患う確率が18%上昇する」と発表しました。
その理由は、加工肉の多くが亜硝酸塩を使っているという事です。
加工食品を買うときには原材料の表示を見て買う人も増えています。
健康で解毒出来れば問題ないのですが・・なんとも複雑ですね。
ただ、腸内フローラが健康であればある低度は腸内細菌が解毒してくれます。
その他、乳製品も要注意です。
今年の1月に発効した日米貿易協定で、チーズなど乳製品の関税がTPP加盟国並みに下がりました。
アメリカ産乳製品の使用量が増加しています。
これに対して、東京大学大学院農学生命科学研究科教授の鈴木先生は「アメリカ産乳製品には安全上の懸念がある」と言われています。
「アメリカでは『遺伝子組換え成長ホルモン』を投与された乳牛が飼育されています。
牛乳の生産量を増やすために開発された『ボバインソマトトロピン』というホルモン剤を注射するのです。これを略して『γ(ガンマ)BGH』または『γBST』と呼びます。
「γBGHを使用して生産された牛乳は、『インスリン様成長因子(IGF-1)』という成分が増えて、人間が過剰摂取すると、異常な細胞増殖(発癌性)が懸念されています。
3月18日に発表された、米カリフォルニアのロマ・リンダ大学の研究です。
5万3000人の女性を対象にした研究結果では、1日2~3杯の牛乳を飲む人は乳がんのリスクが80%増加することが判明しました。
半面、豆乳を飲む人は乳がんリスクが32%減少しています。
原因は判明していませんが、γBGHによって増加するIGF-1と乳がんの関連性がえるのでは?
EUやオーストラリアではγBGHの使用はおろか、それを使った乳製品の輸入も禁止です。
日本は国内でのホルモン剤の使用は禁止ですが、輸入されてくる製品については規制がありません。
アメリカから入ってきた“日本人向け”の乳製品。
原材料にホルモン剤の表示がないので、その危険性を知らずに食べているのは、私たち日本人だけかもしれませんね。
ラジオ大阪1314OBCドクトルかっちゃん「笑顔で元気」
井草克一&仲みゆき