フランス、EUで使用禁止の「食品添加物」日本の食品は安全かしら? | 腸内フローラ健康法「ドクトルかっちゃん笑顔で元気」ラジオ大阪放送記事

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毎週水曜日 17時45分ラジオ大阪1314OBC
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新型コロナの影響で、外出を控えている方が沢山います。

楽しみは食べる事とテレビとゲーム?

お菓子の食べ過ぎで太ってきたとの声も聞こえます。

女性はチョコレートが好きな人が多いですが、真っ白のホワイトチョコレートと、少しクリームがかったチョコレート、どっちが好きですか?

真白なホワイトチョコには食品添加物の「二酸化チタン」が使われています。

フランスでは、今年から食品添加物として使用することが禁止された。

とても微細な『ナノ粒子』のため、体内の組織を通過しやすく、発達障害やがんを引き起こす恐れがあると、フランスでは大きな問題となって、食品への使用が禁止されました。

シドニー大学の研究では、腸内フローラがダメージを受けるとの報告もあります。

腸内フローラのダメージはアレルギーや自己免疫疾患、脳神経系の病気、肝炎、免疫低下による感染症など様々なリスクがあります。

二酸化チタンは、ホワイトチョコレートやチューインガム、歯磨き粉や化粧品といった日用品、健康食品にも使われています。

食品表示を見ると、『着色料(二酸化チタン)』と書かれています。

日本では、食品への使用を禁止する動きはありません。

ただ、全てのホワイトチョコに入っているという事では無く、有名なホワイトチョコでも不使用な商品もあります。

フランスで禁止の着色料が日本で使用されている食品添加物は他にもあります。

黄色の色素で、発がん性が指摘される着色料『カロテノイド』。

日本では、メロンパンやロールパンなど、主に菓子パンに使いますが、EUでは使用禁止です。

日本ではこの3月、大手パンメーカーが一部の食パンで「臭素酸カリウム」の使用を再開すると発表して注目を集めました。

食パンの品質改善に必要であることと、使用した臭素酸カリウムは最終的な商品には残存しないことなどを公表していますが、賛否両論が起こっています。

「臭素酸カリウムは、パンをふんわりさせる効果がある食品添加物です。

発酵を早めて、大量生産を可能にしますが、発がん性が指摘されています。

EUでは最終的な商品への残存の有無に限らず、使用禁止です。

加工食品が豊富な日本では、保存料が多く使用されている事も問題です。

「ナイシン」という保存料は、EUではチーズなどの乳製品に限って使用されていますが、日本では2009年に認可されて、ハムなどの食肉製品、ソース、マヨネーズなどさまざまな食品に使われています。

ナイシンの成分は抗生物質です。

食品から過剰に摂取していると、腸内フローラのダメージ以外に、体内に『耐性菌』が出現して、いざというときに抗生物質が効かなくなる恐れがあります。

 主に加工肉などの増量のために使われている「加工でんぷん」も、EUでは使用が制限されています。「加工でんぷん」として使用される添加物は11種類あります。その中で2種類は、欧州食品化学委員会では、「安全性に問題」と判断し、乳幼児食品への使用禁止ですが、日本では規制がありません。

他にも気になる食品添加物は沢山あります。

ラジオ大阪1314OBCドクトルかっちゃん「笑顔で元気」

井草克一&仲みゆき                                         

放送音声 http://www.bione.co.jp/tenpo/OBC200506_Dr_K_Egao.mp3