新型コロナウイルスで言われる免疫力とは?
インフルエンザ、花粉症でも「免疫力」の話が出ます。
免疫力について聞いてみると言葉は知っていても分からない人が多いです。
医者に聞くと「病原菌やウイルスを攻撃して殺す治癒力。
免疫力が低下すると風邪を引きやすくなったり、アレルギーになったりする。」と言われることが多いです。
そして免疫力を上げる3要素「バランスの良い食事」「適度な運動」「睡眠」が重要ともいわれます。
1、睡眠は細胞を修復する為に必要です。特に夜10時から夜中の2時までの4時間が重要です。
肌荒れ等が気になる方は、早寝早起きに変えるだけで1週間程でお肌もつるつるに変わります。
そして、免疫細胞のリンパ球は就寝中に活発に働いてくれます。
早く眠れない人は、徐々にリズムを早めて行ってください。
リラックスできる音楽を聴いたり、楽しい事を考えると幸せホルモン「セロトニン」が増えて精神状態が落ち着きます。
幸せホルモンも免疫力をアップさせてくれます。
もう一つの幸せホルモン、オキシトシンは人に優しくすると増えてくれます。
2、適度な運動は血液循環を促進します。
血液循環促進法は散歩、ジョギング、スポーツ色々ありますが、1950年代に推奨された健康法があります。
昔の子供に推奨されていた日課は日光浴と乾布摩擦です。
特に冬は外で日光を浴びないので、部屋でガラス越しに日光を浴びさせる事が推奨されていました。
日光を浴びることで何も口に入れなくてもビタミンDが生成され、くる病の予防になると言われていました。
又、ビタミンDは細菌やウイルスを殺す抗菌ペプチドを作る働きがあります。
春から夏は、木漏れ日を浴びながら昼寝をすることは非常に効果的です。
ビタミンDは、骨粗鬆症や側弯症の予防効果もあります。
食事では、小魚を食べればビタミンDとカルシウム、DHAなど同時に摂取出来ます。
乾布摩擦は背中に太い血管が通っているので、血液循環を促進してリンパ球を沢山運ぶ事が出来ます。
座って仕事をされる人は、血液循環が悪く、首や肩が凝っています。
「肩甲骨、首、肩のストレッチ」がお勧めです。
首の周り、肩の周り、脇の下の近くには褐色脂肪細胞というのがあって、刺激すると体も温まります。
3、バランスの良い食事?
これが漠然として分かりにくいですね。
免疫細胞の70%は「腸」に集まっています。
お腹を温めて腸の免疫細胞を活性化させると病気になりにくいです。
冷たいものは要注意、免疫を低下させます。
そしてお腹が冷えると低温を好む腐敗菌が腸で繁殖します。
冷たい物以外に、肉類や油物を好む方は特に腐敗菌が増殖して免疫ダウンに繋がります。
感染症を発症した人の生活習慣の統計を取れば、食事との因果関係が説明できると思います。
発熱時は腸内フローラが悪化しています。
そんな時に肉や油物を食べると毒素がつくられて高い熱が出ます。
熱が下がらない時は、オリゴ糖などで排便を促すと、便が出たとたんに熱が下がることが多いです。
体調が悪い時は、腸で発酵して腐敗しにくいお粥と梅干、みそ汁を食べる方が早く治ります。
梅干に含まれているクエン酸が胆汁と混ざると殺菌効果を発揮します。
免疫の最前線、腸管免疫。
これが一番重要ですね。
ラジオ大阪1314OBCドクトルかっちゃん「笑顔で元気」
井草克一&仲みゆき