女性の悩み「便秘」ビフィズス菌とオリゴ糖、酪酸菌と食物繊維 | 腸内フローラ健康法「ドクトルかっちゃん笑顔で元気」ラジオ大阪放送記事

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毎週水曜日 17時45分ラジオ大阪1314OBC
ドクトルかっちゃん笑顔で元気・医療健康情報番組

便秘で悩む女性が多いですね。

便秘は腸内腐敗の原因で大腸から吸収する水分を汚し、血液も汚れます。

便秘の原因は様々ですが、傾向としては野菜を食べない、発酵食品が嫌い、ご飯を食べない、水分の不足、

大腸の蠕動運動が悪い、ビフィズス菌や酪酸菌が少ないなどですが、小腸の機能も関係します。

6mの長さの小腸の善玉菌を増やす為には、ご飯と発酵食品が重要です。

大腸1.5mの上部にはビフィズス菌、下部には酪酸菌が棲んでいます。

大腸の善玉菌の為には野菜、海藻、根菜類など食物繊維と発酵食品が重要です。

食事で改善出来ない方には、とりあえずのオススメは「オリゴ糖」

オリゴ糖自体は、小腸で分解吸収されずに大腸の「ビフィズス菌」の餌になる水溶性食物繊維です。

オリゴ糖もいろんな種類があります。

甘味料としてはシロップのオリゴ糖

シロップでも、含有量が10%以下のものから、50%以上の物まで様々です。

純度も様々ですし、中には小腸で分解吸収されてしまう原料もあります。

オリゴ糖は甘い物と思われがちですが、オリゴ糖自体は甘くありません。

シロップの甘味は、オリゴ以外の糖質の甘味です。

人によっては、たくさん食べ過ぎると血糖値が上がる場合があります。

ただ、お砂糖と比較すると低カロリーの甘味料です。

世界で初めて開発されたオリゴ糖は、1984年に開発された明治製菓のフラクトオリゴ糖です。

私は1985年から食事指導で使用しています。

コーヒーや紅茶、お料理の甘味料として使用できます。

但、オリゴ糖は個人差もありますが、沢山食べすぎると軟便になったりします。

逆に言えば、便秘にはお勧めです。

コップ1杯のぬるま湯に50g程溶かして飲むと、10人中7人ぐらいは直ぐに下痢をします。

子供さんなどが風邪をひいて、便が出てなくて熱が高い時にティースプ―ン2杯ぐらいの量をコップ半分のぬるま湯に溶かして飲ませると、早ければ30分ぐらいで下痢をして熱も下がります。

糖の気になる方は、希少糖含有のオリゴ糖、ビオネレアシュガーオリゴがお勧めです。

ビオネレアシュガーオリゴは、フラクトオリゴ糖と希少糖含有シロップを50%ずつ配合しています。

その他、ビフィズス菌増殖効果には、甘くない高純度の「ビートオリゴ」がお勧めです。

通常のオリゴ糖は、酵素変換や化学変換で作られていますが、ビートオリゴは植物由来です。

今月のラジオ大阪のプレゼント、ビオネビートオリゴは植物抽出、高純度(約99,5%)、糖質0%のオリゴ糖で、大腸のビフィズス菌のエサに最適です。

ご飯を炊く時に入れている方が多いですね。

下剤を飲まれている方は、下剤とオリゴ糖を併用しながら徐々に下剤を止めていく事もできます。

オリゴ糖で改善出来ない方は、医薬品のセンナ茶を薄く作ってオリゴ糖を溶かして使用しても良いです。

医薬品に抵抗のある人には、食用のセンナの茎とハーブで作ったお茶があります。

ビオネのセンナ茎茶、ティーパックですので使い安く、オリゴ糖を溶かして飲んで頂けば良いです。

便通の状態に合わせて徐々にお茶を薄くして、止めていき、オリゴ糖だけでスッキリ排便出来るようになれば、良いですね。

オリゴ糖は素晴らしい素材ですが、それだけに頼らず、毎日の食養生が大事です。

ラジオ大阪1314OBCドクトルかっちゃん「笑顔で元気」

井草克一&仲みゆき                                         

放送音声 http://www.bione.co.jp/tenpo/OBC191218_Dr_K_Egao.mp3