この冬も流行するインフルエンザ(糖尿病の人は要注意) | 腸内フローラ健康法「ドクトルかっちゃん笑顔で元気」ラジオ大阪放送記事

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毎週水曜日 17時45分ラジオ大阪1314OBC
ドクトルかっちゃん笑顔で元気・医療健康情報番組

今年は早くも9月からインフルエンザ流行しています。

本来インフルエンザウイルスは、冷え込んで乾燥すると流行するのですが、まだ暖かいのに今年は流行が始まりました。これはウイルスがどんどん変異しているからかも知れません。

インフルエンザウイルスは変異することによって、次々と新しいインフルエンザウイルスが出現して、大流行を繰り返してきました。

20世紀では、1918年に発生したスペインインフルエンザ(スペイン風邪)の大流行が最大で、世界中で約4千万人が死亡したと推定され、日本でも約39万人が死亡しています。

また、1957年にはアジアインフルエンザ、1968年には香港インフルエンザがそれぞれ大流行を引き起こしました。

過去の大流行を見ると、新型インフルエンザは10年から40年周期で世界的に流行しています。

ウイルスの種類はH1N1の様に、二つの蛋白質の組み合わせでHヘマグルチニン16種類、Nノイラミニダーゼ9種類の組み合わせで144通りあります。

鳥インフルエンザウイルスも以前、ニューヨークで、H7N2型ウイルスが沢山の猫に感染して、人にも感染しています。

鳥インフルエンザの中でも最も毒性が強いと言われる「H5型」。

本来鳥インフルエンザは鳥と鳥の間でしか感染しませんが、鳥から人に感染するケースが世界で報告されています。

鳥インフルエンザウイルスが人に感染すると、H5N1の場合、感染が肺に集中し、24時間でウイルスは100万倍に増殖し、呼吸困難、その他多臓器不全で死に至ります。

鳥インフルエンザが人に感染する為には、増殖に適した温度が必要です。

鳥インフルエンザは鳥の体温42℃で増殖するため、人の平熱体温では感染しにくいです。

ブタは体温が39℃と、鳥と人の体温の間にあり、ブタが2つのインフルエンザウイルス(鳥と人)に感染した時、遺伝子交雑(遺伝子が混ざり合う)がおき、人でも感染しやすい鳥インフルエンザウイルスを生み出す可能性があります。

これまで見つかったブタから検出されたウイルスの8割が鳥と人のウイルス遺伝子が混ざっています。

その他、アライグマなどの野生動物からもH5N1型のウイルスが検出されています。

エジプトで死者が多数出ている鳥インフルエンザウイルスは遺伝子が変異して、42℃~33℃の間で増殖できるようになっていますが、ウイルスの突起部分は、人の細胞の結合部分には合わないため結合しにくいことが解っています。

但、この遺伝子が変異すると、人から人への感染能力が一気に高まり、新型インフルエンザウイルスが誕生して、爆発的な感染が起きる可能性があります。

それに対しての準備は必要ですね。

現代人は免疫が低下しています。

腸管免疫を高め、自己免疫機能の向上が急務ですね。 

学校での集団感染から一気に広がります。

子供が小学校で感染してお母さんに感染⇒他の子供⇒お父さん⇒交通機関⇒職場

流行中は外出を控える。

マスク、手洗いをする。

うがいは効果ありません。(ウイルスは感染後20分で細胞内増殖を開始)

感冒の予防は腸管免疫(腸内フローラが良ければ常在菌が乳酸菌生産物質を作る)

キノコで免疫アップ(1日に体重の千分の一を食べる。40kgなら40gのキノコ)

ラジオ大阪1314OBCドクトルかっちゃん「笑顔で元気」

井草克一&仲みゆき                                         

放送音声 http://www.bione.co.jp/tenpo/OBC191113_Dr_K_Egao.mp3