「死の四重奏」夏も脳卒中に要注意 | 腸内フローラ健康法「ドクトルかっちゃん笑顔で元気」ラジオ大阪放送記事

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毎週水曜日 17時45分ラジオ大阪1314OBC
ドクトルかっちゃん笑顔で元気・医療健康情報番組

夏は脳卒中が多い季節です。

私の知り合いでも夏に脳卒中で亡くなった人は数人います。

若い人では、40歳の男性で、脳卒中で倒れました。高血圧、頭痛で鎮痛剤を飲んでいました。

飲酒は毎日、肉、油物が好きで、ご飯や野菜、発酵食品は嫌いでした。

鼻血が時々出る様になり、注意したのですが言うことを聞きませんでした。

頭の中でブチッという音がしたと言って倒れました。(血圧が高くて鼻血が出たら要注意です)太い動脈が破れたら即死です。

昨年の日本人の死因の50%以上が3大疾患 癌、心臓病、脳卒中。

老衰も8%に上がりましたが、健康での老衰か否かは不明です。

夏と冬は脳卒中が多いですが、冬は夏の1,5倍と言われています。

最近は夏も増加傾向にあります。(エアコンで筋肉が緊張?) 

動脈硬化を進行させる脳卒中の危険因子が4つあります。

「死の四重奏」高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満の4つは互いに絡み合って動脈硬化を進行させます。
これらが単独で発症した場合でも、動脈硬化の発症率は5~6倍になり、4つの条件がそろっている場合、発症率は35倍にも高まります。

1、生活習慣と「死の四重奏」

肉食、油物、甘い物、味付けの濃い物、便秘、過度の飲酒、運動不足、ストレスなどが原因

2、日常生活の注意

血圧など基礎疾患の管理。寒さと急激な温度変化に注意。夏のエアコンも要注意
過度のストレスを避ける「くよくよしない、気分転換」
過労に注意 睡眠不足、深酒もよくない
排便のコントロール。便秘しないように、繊維の多い食物を摂取する。

排便時にりきむと血圧の上昇から、発作につながる。

特にクモ膜下出血の20%は用便中に起きています。
食生活のアンバランスに注意 塩分の取り過ぎ、栄養素の偏りなど、
年に1回は健康診断を受け予防する。
血圧、検尿(腎臓病・糖尿病)、心電図、眼底(動脈硬化の進み具合)、血液(コレステロール・中性脂肪・尿酸・血糖)、体重、体温のチェック。

運動は血小板凝集能を低下させ、インスリンの感受性を高め、体重を減少し、HDLコレステロールを増やし、血圧を下げる効果があります。

★要注意の自覚症状・頭痛、鼻血、高血圧の3つがあればいつ死んでもおかしくないと思ってください。(病院で血圧のコントロールも必要な場合があります)

定期的に血圧測定をする事。自分の脈を毎日さわる。

脈が飛んでないか?間に弱い脈が無いか?冠動脈の血行不全や心筋の酸素不足の可能性。

時々脈を触っていると、異常に気が付く事があります。

特に体調不良の時は必ず血圧も測ってください。

血圧は首のコリなどでも10~20ぐらい上がる時がありますが、特に異常に高ければ直ぐに病院に行って下さい。

解離性動脈瘤など怖い病気もあります。

みなさんも血圧計を持っていなければ買ってくださいね。

ラジオ大阪1314OBCドクトルかっちゃん「笑顔で元気」

井草克一&仲みゆき                                         

放送音声http://www.bione.co.jp/tenpo/OBC190717_Dr_K_Egao.m4a