紫外線と日焼けを促進する食べ物 | 腸内フローラ健康法「ドクトルかっちゃん笑顔で元気」ラジオ大阪放送記事

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毎週水曜日 17時45分ラジオ大阪1314OBC
ドクトルかっちゃん笑顔で元気・医療健康情報番組

女性は紫外線の日焼けが気になる季節になりましたね。

紫外線はメラニン細胞を活性化して日焼けやシミの原因になります。

その他、皮膚の弾力を保つ線維芽細胞の働きを低下させてシワや皮膚癌の原因にもなります。

浴びすぎないように、ある程度の予防対策が必要です。

食事では夏野菜を食べると、ポリフェノールが炎症を抑制してくれます。

トマト、なす、ブロッコリー、サツマイモなどの色の濃い野菜に効果があります。

リコピンやβカロチン、特にブロッコリーはビタミンB群やビタミンEも含有しています。

その他オメガ3脂肪酸が豊富なイワシ、アジ、鮭なども良いでしょう。

オメガ3は肌を守るだけでは無く、ダメージを回復する働きもあります。

紫外線+炒め物、揚げ物も大きなシミの原因になりますから、食養生にも気をつけましょう。

「ソラレン」という成分を摂取すると紫外線の吸収が盛んになって、日焼けが促進されるので、多く含んでいる食品は、夜は食べても大丈夫ですが朝と昼は気をつけなくてはいけません。

多く含むのは、オレンジ、グレープフルーツ、レモンなどの柑橘類。

野菜ではキュウリ、セロリ、パセリ、アシタバ、大葉、ジャガイモなどです。

少ないのは、レタス、キャベツ、トマト、ネギ、かぼちゃ、ニンジン、大根、リンゴ、スイカ、イチゴ、桃、ブドウなどです。特に紫外線アレルギーの方は朝食と昼食には気をつけて下さい。

紫外線は悪い働きだけでは無く、適度な日焼けも必要です。

特に幼児のクル病は日焼けしない子供が発症します。

クル病はビタミンD不足が原因ですが、紫外線を浴びると体内でビタミンDが造られます。

大人でもビタミンDは様々な働きをしています。

東京慈恵医科大学などの調査結果ですが、ビタミンD不足は、肺炎、インフルエンザ、結核などの感染症の発症と関係していることが分かっています。

冬に感染症が多いのは、日照時間の少ない冬は体内ビタミンD濃度が半減する事が原因とも言われています。

不足すると感染症以外に、骨粗しょう症、糖尿病、動脈硬化、癌、自閉症、鬱、花粉症、アトピーなどのアレルギー、筋力の低下、にも関係しています。適度の日焼けは必要ですね。

ビタミンDは、日焼け以外に食品では椎茸、シメジ、マイタケなどのキノコでも摂取できます。

特に天日干し椎茸にはビタミンDが多く含有しています。

安い干椎茸は熱風乾燥で、ビタミンDは増えません。

買ってきて数分天日に干せば、ビタミンDは十分に増加します。

生のキノコでも調理前に2~3分、天日に当てて頂ければ、ビタミンDは増加します。

キノコ以外に、イワシなどの青みの小魚にもビタミンDは多く含まれています。

煮付けなどの調理が面倒なら、缶詰がお勧めです。

缶詰は油が酸化しないので、上に浮いた油を飲むかご飯にかけて食べて下さい。

DHAなどの、オメガ3脂肪酸の宝庫です。その他日焼けの消炎作用には乳酸菌生産物質もおススメです。

ラジオ大阪1314OBCドクトルかっちゃん「笑顔で元気」

井草克一&仲みゆき                                         

放送音声http://www.bione.co.jp/tenpo/OBC190508_Dr_K_Egao.m4a