片頭痛は食べ物と腸内フローラも原因? | 腸内フローラ健康法「ドクトルかっちゃん笑顔で元気」ラジオ大阪放送記事

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片頭痛で悩んでいる人は女性に多く10人に一人ともいわれています。

強い痛みで鎮痛剤を飲む人も多いです。鎮痛剤による腸粘膜の爛れが一層症状を悪化させます。

片頭痛の原因の一つは血液循環不良。

低血圧で首のコリが酷く、天気が悪くなって気圧が下がると頭痛が起きます。

こういう方は、血液量と体内酸素を増やすミネラル、特に鉄分や亜鉛が不足しているかも?

又、片頭痛は便秘の人にも多く見られます。これは腸内腐敗による毒素も関係しています。

炒め物、揚げ物、焼肉、加工肉の好きな方は和食にしてください。

食事と腸内フローラと片頭痛との研究がアメリカで行われています。

亜硝酸は野菜にも含有し、腸内フローラが悪いと細菌が分解して亜硝酸ナトリウムに変化します。

片頭痛の方はこの細菌が口腔内や腸管に多い事も分かっています。

亜硝酸塩(亜硝酸ナトリウム)の添加物は、発色剤や酸化防止剤として、ワインや加工肉、加工海産物、チョコレートなど様々な食品に使用されています。

亜硝酸塩が血中に入ると、一酸化窒素に変化して片頭痛や緊張性頭痛の原因になります。

その他、加工肉に関しては、201510月、世界保健機関(WHO)がベーコンやソーセージ、ハムなどの加工肉は「確実な発がん物質」であると発表しています。加工肉の消費低下が実現すれば医療費が14%削減されるという研究も発表されています。

リスクの多い加工肉の材料は牛や豚、馬などの哺乳動物で、鳥や魚は入りません。

特に欧米では食べる人が多いです。

加工肉と赤肉の摂取は動脈硬化症や糖尿病との関連もあります。

動脈硬化症は脳梗塞、心筋梗塞、下肢の動脈閉塞、大動脈解離、動脈瘤などの最も多い原因です。

オックスフォード大学の試算では、加工肉と赤肉の摂取が原因となって起こる人々のがん、動脈硬化症、そして糖尿病などを世界全体で試算すると、2020年には2850億米ドルもの経済損失となるだろうと指摘しています。

損失分のうち、約3分の2は加工肉です。

WHOの発表に対して、国立がん研究センターは「平均的な日本人には影響がないか、あっても小さい」と発表しています。

日本人の赤肉・加工肉の摂取量は1日あたり63グラム(うち、赤肉は50グラム、加工肉は13グラム)で、これは世界的に見ても非常に少ない消費量だそうです。

さらに、2011年に日本人を対象に赤肉・加工肉と大腸がん罹患リスクについての調査では、摂取量の多かったグループでは発がんリスクの上昇がみられたものの、大半のグループでは影響がみられなかったことから、「大腸がんの発生に関して、日本人の平均的な摂取の範囲であれば赤肉や加工肉がリスクに与える影響は無いか、あっても、小さい」としています。

ただ、平均的?これが問題です。

殆ど食べない人もいますし、沢山食べる人もいます。

当然、沢山食べる人ほど、病気のリスクは高まります。

リスクを軽減するためには、多量に食べ過ぎない事と、食物繊維の多い野菜、海藻類や発酵食品をしっかり食べる事です。

基本は日本古来の和食と発酵食品。腸内フローラを発酵型にする食事とミネラルの多い植物をしっかり食べる事が重要ですね。

放送音声http://www.bione.co.jp/tenpo/OBC190327_Dr_K_Egao.mp3