乳酸菌、酵母菌と乳酸菌生産物質の開発者「正垣一義」先生 | 腸内フローラ健康法「ドクトルかっちゃん笑顔で元気」ラジオ大阪放送記事

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毎週水曜日 17時45分ラジオ大阪1314OBC
ドクトルかっちゃん笑顔で元気・医療健康情報番組

乳酸菌生産物質って何か解らない人が多いと思います。

長年ご愛用頂いている方でも、飲んで体調がいいからと継続されている様ですね。

乳酸菌生産物質(乳酸菌酵母菌発酵物質)は小腸の機能(上皮細胞、腸内フローラ)を整えます。

乳酸菌の働きは発酵しないと効果がありません。

乳酸菌と酵母菌が発酵して作った有用物質=乳酸菌生産物質

O-157やノロウイルスの毒性も、菌自体に毒性はなく毒素は菌が作った物質です。

乳酸菌生産物質は昭和7年(1932年)に研究が始まりました。

正垣一義氏が世界で初めて研究開発して、昭和54年(1979年)に現在の原料が完成しました。

偶然、私は1980年に正垣一義先生と出会い、腸内細菌の研究を始めました。

当時先生は乳酸菌分泌液と言っていました。当時、正垣先生曰く

私は約50年の歳月をかけて、醍醐味を完成させた。

醍醐味=変化しない物質(乳酸菌分泌液)

変化する物質は不安定である。

完成された物質(醍醐味)は時間、熱、様々な要因が加わっても変化しない。

培地から蛋白質や脂質、繊維質などを分離し「乳酸菌分泌液」だけを抽出する。

栄養素が含まれている状態では、変化する物質で不安定である(醍醐味ではない)

乳酸菌分泌液を培地から分離して、原液が完成したのは、昭和54年でした。

当時、先生にご質問した内容です。

Q&A (Qは私・井草。Aは正垣先生)

Q培養時の雑菌混入等の衛生管理は?

A最後の共棲培養が重要です。

 天井等からの落下菌を防ぐ為に、天井や壁、器具に水を沢山かけて、雑菌を落とします。

雑菌が混入して失敗する事もあります。雑菌が混入すると臭いや濁りが出るので直ぐに廃棄処分します。

Q最後の共棲培養が完成したかは、なぜ解るのですか?

A50年も研究しながら、出来た物の味を見てきました。完成しても失敗しても味と匂いで解ります。

Q特許は取らないのですか?

A特許は必要ない。

現在「乳酸菌分泌液」の研究をしているのは、世界で私一人です。

乳酸菌と酵母の共棲培養は、知識と設備があれば、今は誰でも可能です。

但、その辺にいる乳酸菌や酵母菌は菌自体が弱いのです。

 弱い菌をいくら培養しても、醍醐味は作れません。

私の16種類の菌は50年間、強化培養を行ってきました。

誰かが今から強化培養をして、50年後に今と同じ物を作る事は可能です。

しかし50年後は、私の菌は100年になります。私の菌は常に50年先を行きます。

 この50年の歳月を縮める事は誰にも不可能です。真似をしても同じ物は造れないから特許は必要ない。

Q先生の菌を何らかの方法で入手すれば、同じ物を作れるでしょう?

A最後の共棲培養法と抽出方法は私しか知らないから、菌を入手しても不可能です。

Q戦後から大変金銭的に御苦労されて、何でこの研究を続けられたのですか?

Aこれが私の使命であり、現在から後世の人々に対して残してあげられる財産です。

当時、正垣一義先生には、直接いろいろと教えて頂きました。

現在、生きている人の中で1980年からこの原料(乳酸菌分泌液)にたずさわって来た人は、唯一私だけです。

ラジオ大阪1314OBCドクトルかっちゃん「笑顔で元気」

井草克一&仲みゆき                                         

放送音声http://www.bione.co.jp/tenpo/OBC181219_Dr_K_Egao.mp3