乳酸菌生産物質って何か解らない人が多いと思います。
長年ご愛用頂いている方でも、飲んで体調がいいからと継続されている様ですね。
乳酸菌生産物質(乳酸菌酵母菌発酵物質)は小腸の機能(上皮細胞、腸内フローラ)を整えます。
乳酸菌の働きは発酵しないと効果がありません。
乳酸菌と酵母菌が発酵して作った有用物質=乳酸菌生産物質
O-157やノロウイルスの毒性も、菌自体に毒性はなく毒素は菌が作った物質です。
乳酸菌生産物質は昭和7年(1932年)に研究が始まりました。
正垣一義氏が世界で初めて研究開発して、昭和54年(1979年)に現在の原料が完成しました。
偶然、私は1980年に正垣一義先生と出会い、腸内細菌の研究を始めました。
当時先生は乳酸菌分泌液と言っていました。当時、正垣先生曰く
私は約50年の歳月をかけて、醍醐味を完成させた。
醍醐味=変化しない物質(乳酸菌分泌液)
変化する物質は不安定である。
完成された物質(醍醐味)は時間、熱、様々な要因が加わっても変化しない。
培地から蛋白質や脂質、繊維質などを分離し「乳酸菌分泌液」だけを抽出する。
栄養素が含まれている状態では、変化する物質で不安定である(醍醐味ではない)
乳酸菌分泌液を培地から分離して、原液が完成したのは、昭和54年でした。
当時、先生にご質問した内容です。
Q&A (Qは私・井草。Aは正垣先生)
Q培養時の雑菌混入等の衛生管理は?
A最後の共棲培養が重要です。
天井等からの落下菌を防ぐ為に、天井や壁、器具に水を沢山かけて、雑菌を落とします。
雑菌が混入して失敗する事もあります。雑菌が混入すると臭いや濁りが出るので直ぐに廃棄処分します。
Q最後の共棲培養が完成したかは、なぜ解るのですか?
A50年も研究しながら、出来た物の味を見てきました。完成しても失敗しても味と匂いで解ります。
Q特許は取らないのですか?
A特許は必要ない。
現在「乳酸菌分泌液」の研究をしているのは、世界で私一人です。
乳酸菌と酵母の共棲培養は、知識と設備があれば、今は誰でも可能です。
但、その辺にいる乳酸菌や酵母菌は菌自体が弱いのです。
弱い菌をいくら培養しても、醍醐味は作れません。
私の16種類の菌は50年間、強化培養を行ってきました。
誰かが今から強化培養をして、50年後に今と同じ物を作る事は可能です。
しかし50年後は、私の菌は100年になります。私の菌は常に50年先を行きます。
この50年の歳月を縮める事は誰にも不可能です。真似をしても同じ物は造れないから特許は必要ない。
Q先生の菌を何らかの方法で入手すれば、同じ物を作れるでしょう?
A最後の共棲培養法と抽出方法は私しか知らないから、菌を入手しても不可能です。
Q戦後から大変金銭的に御苦労されて、何でこの研究を続けられたのですか?
Aこれが私の使命であり、現在から後世の人々に対して残してあげられる財産です。
当時、正垣一義先生には、直接いろいろと教えて頂きました。
現在、生きている人の中で1980年からこの原料(乳酸菌分泌液)にたずさわって来た人は、唯一私だけです。
ラジオ大阪1314OBCドクトルかっちゃん「笑顔で元気」
井草克一&仲みゆき
放送音声http://www.bione.co.jp/tenpo/OBC181219_Dr_K_Egao.mp3