好き勝手に物語を書くぞ~♪ -23ページ目

序章~プロローグ~105

…サタンは、ダークエンジェルが目を覚ました時の事を思い出した後に、

「まさか奴が記憶を無くしているとは思わなかったな…お前達が堕天使になると必ずあんな風になるのか?」

と、ルシフェルに問い掛けた。

「…奴を見るまで、俺も実際には堕天使を見た事が無かった…。闇に堕ちた者の翼が黒く染まる事は知ってはいたが、記憶まで無くすというのは初耳だ…。」

ルシフェルは眉を潜めながらサタンの問いに応えた。

「そうか…まぁ、いいだろう…。とにかく何故、奴が記憶を無くしたのかは俺も知らない…。部下の話によると、『怒りや悲しみが限界を超えて、衝撃を受けたからだろう』と言う事だ。そして、記憶を失なった奴を俺の部下として、この城に置いてやっているのだ。…あんな姿になった奴を、お前達の所へ帰したとしても、迷惑な事だっただろうからな。」

サタンはルシフェルに向かって、ダークエンジェルが自分の所に居る経緯を話すと、

「さて…、この辺でいいか?奴に関して、これ以上話せる事は何もないぞ?」

と、ルシフェルに向かって、再び問い掛けた。

序章~プロローグ~104

サタンはダークエンジェルを見て

「まぁ、記憶が無いのならこれ以上聞いても仕方がないな…。」

と、言った後に顔を近付けて

「これからは、お前を俺の部下としてこの城においてやる、いいな。」

と、相手の身を凍らせる様な低い声で言った。
さすがに少し怖くなったのか、ダークエンジェルは固まってしまった。
しかし、それでもどうにか口を開き

「…あ…ありがとう…ございます…サタン…様…。」

と、ダークエンジェルが言うとサタンは

「あぁ、俺の為にしっかりと働いてもらうぞ。」

と言ってから、近くにいる部下を向いて

「おい、こいつに新しい服を用意してやれ…。翼と同じ様な黒い服がいいだろう…分かったな。」

と、淡々とした口調で告げると、

「わかりました。では、早急に用意致します。」

と、部下はお辞儀をしながら応えた。
それを見たサタンはうなずいた後、静かに部屋から出ていった…。

序章~プロローグ~103

「本当に何も憶えてないのか?」

と、サタンが聞くと、ダークエンジェルは静かにうなずいた。
これではどうしようも無いと思ったサタンは、近くにいるダークエンジェルを治療していた部下を見て小声で聞いた。

「いったい、これはどう言うことだ?」
「はい…何か強い衝撃を受けた為に記憶を失ったものと考えられます…。」
「強い衝撃?」
「そうです…私も初めて見ますが、あの者はおそらく、『堕天使』だと思われます。」
「堕天使だと!?」
「はい…奴は何らかの状況で、怒りや悲しみが限界を超えたために堕天使となったのでしょう…そしてその時に記憶を失ったんだと…。」

そう聞くと、サタンはダークエンジェルを見て

「そうか…あれが噂に聞く闇に堕ちた者の姿か…。」

と呟き、良いものを拾ったと言う感じで薄笑いを浮かべた。