私も結婚するまで働いていた夫の勤める会社は良くも悪くも社長のワンマン会社だった。


代々親族経営で、どんなにできが悪くても後を継ぐのは社長の家の長男と決まっていた。

役員は全て社長の身内。
そういう会社だった。


専務は社長の息子だ。
その息子が今回のことで夫に対してかなりきつく当たっていると元同僚が教えてくれた。

それは仕方ない。
悪いのは夫だ。
会社の信用を落とす行為をしたのだから。


ただ、そもそもこの専務からの圧が強すぎて夫が今回の問題を起こしたとも言えると元同僚が話してくれた。
社内には夫に同情する人も少なくないと。


私も同じ会社にいたので、夫の気持ちが全くわからないわけではなかった。


それでも、人に迷惑をかけるやり方は絶対に選んではいけないと思う。
悪いのは夫だ。


パワハラがあったとしても、してはいけないことはいけないことなのだ。


その場だけ凌いだところで何の意味もない。
いつかバレるのは明らかだ。

それなのに後のことを考えず、嘘をついて乗り切ろうとするのは無理だ。

夫は会社に対しても、不倫していたのと同じような思考でバレなければやってもいいと思っていたのだろう。
嘘を重ねてその場凌ぎを繰り返し、結局すべてばれて破滅。
仕事も家庭も同じ結末だ。



社長は昔気質の人で、夫のことはかわいがってくれていたのもあり何とか穏便に済ませようとしてくれているらしかった。


だが夫が社長に直談判に行ったことも専務は気に入らなかったようだ。
社内で夫に向かって怒鳴り散らしていたと聞いた。


あれが社長になったら会社の行く末が不安だと元同僚は漏らしていた。



結局、取引先との関係がこじれることはなかったのもあり、夫は退職金なしの果てしなく解雇に近い依願退職となり、会社への賠償金ははじめの請求額の5分の1程になった。


そのお金は義父が夫に貸して、夫から義父に月々返済する形でおさまった。


その知らせを聞いて心から安堵した。
義父には迷惑をかけてしまったが、子どもたちの父親が多額の借金を抱えることにならずにすんだことがありがたかった。


義父にお礼を言うために子どもたちを連れて会いに行った。
義実家で久々にみんなで食事をした。

お義父さんこの度は本当にありがとうございます。
お義父さんのおかげでこの子達に負担をかけずにすみました



私さんや孫たちに迷惑をかけるわけにはいかないからね
気にしなくていいんだ
自分の息子のためでもある
それにあくまでも貸しただけだ
しっかり働いて返してもらうから


義父はどこまでも私たちに優しかった。


夫は子どもたちと楽しそうに過ごしていた。
義母もニコニコとしていた。


夫が会社を辞めるまで、私は夫に対して丁寧に接していた。
連絡が来れば対応し、落ち込んでいれば励ましていた。
投げやりになられては子どもたちに迷惑がかかる可能性があったからだ。


しかしこれは失敗だった。
塩対応を貫くべきだった。



新しいオーブンレンジ最高です!
昔から山本ゆりさん好きです。
例の後輩ではない、別の後輩に1冊目のレシピ本を見せてもらってからブログを読み始めました。
献立本にもお世話になってます。