小包詐欺:貴重品を送ると途中経由地の税関で差し押さえ-2

キーワード: メタルボックス、ブリーフケース、アフガニスタン、シリア、マレーシア、インドネシア、ガーナ、イギリス、税関、海運会社、Diplomat、 軍人、ジャーナリスト、国連、医師、エンジニア Diplomatic courier 小包詐欺

 

 

 

John William Griffin Jr. というAntiscam Groupの記事もご紹介します。(青字は私のコメント、補足。)Thanks to Raku for permission to translate any articles on timeline into Japanese!!

 

小包詐欺は決して新しいものではありません。それでもまだ大勢の被害者が騙されています。殆どの被害者は一晩でお金持ちになれると思い込まされているのです。そして詐欺だと気づいたときは時すでに遅し。何でも簡単に、ダダで手に入るわけではありません。

 

いかにして『存在しない』小包の詐欺に遭うことを避けられるか


貨物船や宅配業者は受け取り手にコンタクト取ってお金を要求することはない。自分で送ったものではないものや、良く知っていて実際に会ったことのある人以外から何か荷物を受け取ることなど期待できない。オンラインのチャットだけで知り合った相手がノートパソコンや小包などを宅配業者を通じて送ってくれると言っても信じてはいけない。彼らはあなたに何も送ってはいないのだ! 彼らはあなたからお金を騙し取ろうと躍起になっているのである! チャットのお友達はたいてい欧米人を装うが、気を付けて。彼らはアフリカ人で、ナイジェリアなどに居て、あなたのお金を取ろうとしているのだ。アメリカやイギリスの電話番号は偽物、もしくはギャングの一員が持っている電話番号。

 

ストーリーはこのようなものである。あなたはオンラインのデートサイトなどで彼に出会い、恋に落ち、まんまと引っかかってしまう。数か月チャットを続けて、一緒に暮らそうと言った話になってくる。あなたへの特別な贈り物として、彼は宝石と現金を小包で送り、メールでそれを待ってていてと言ってくる。数日後、その小包は税関で差し押さえられ、税関は荷物の差し押さえを解除するためには手数料を支払わなければならないと言ってくる。その送金先があなたの彼氏であるということなど知る由もない。そのお金を受け取ると、彼は消えてしまう。同じようなシナリオに遭遇したら、あなたはこの種の詐欺の被害者だというわけだ。

 

 

どのようにこのオンライン詐欺の裏をかくことができるか

 

 

現金宅配詐欺 ― 交際相手を探したいというスリルが、判断力を鈍らせる。彼はいかにして完璧な白馬の王子様を演じることができるかを熟知しているのだ。オンラインで婚活をする際に冷静さを失わないなら、沢山の問題を避け、時間とお金を節約できる。

 

どのようにしてこの種のオンライン詐欺を避けられることができるのかを知りたいなら、以下のことが助けになる。

  • もっとよく調べる。彼は名前を教えてくれて、少しばかりのバックグラウンドしか教えてくれていない。非常に基本的な検索をして、彼のストーリーが裏付けが取れるものかを調べてみる。彼の家族について聞いてみることができるだろう。どこ出身か、過去にどんなことを経験しているか等を聞いて、WWWで検索して確認してみる。但し慎重にすべきなのは、マレーシア在住の詐欺師たちはとりわけ完璧に偽のアカウントやプロフィールを作り、ストーリーの裏付け取れたと思わせるように作り上げるのだ。情報にはよく識別力を働かせることだ。
  • トラッキング番号を手に入れる。宅配業者から小包を送る際、必ず荷物を識別できる
  • トラッキング番号がラベルされ、荷物の現在位置をオンラインで調べることができるものである。もしその宅配業者がウェッブサイトを持っていないのなら、その宅配業者に電話をして、本当にあなた宛ての荷物があるかどうかを確認してみる。あなたの名前と住所の他に、送り主の名前を伝える。小包が本物かどうかを確認するのに役に立つ。(しかし、詐欺師からもらった宅配業者の電話番号ではなく、オンラインの電話帳で調べたところに電話するべきでしょう。詐欺師からもらった電話番号に電話をすれば、偽の業者が出てきて小包は存在すると言ってきます。)
  • お金を要求して来たら、赤信号。相手が現金を支払うように言って来たら、絶対にしないように!! 実のところあなたは小包詐欺の被害者になろうとしているのです!!
  • アカウントの詳細を確認する。合法的なサービスが何らかの手数料などのお金の支払いを求める場合、いくつかの選択肢があるはずだ。もしオンラインで要求してきて一つの銀行口座番号しか提供してこないのなら、十分に気を付けるべきである。(実際のところ、荷物の受け取り手に配送会社から連絡が入ってお金を求めることはありませんね。普通、受け取るときに地元で税金がとられる。積み替え港やトランジット先でお金取られるというのはすべて詐欺。)
  • もし、またお金を払うべきかどうかを考えなければならないことになったら、彼が本当に信用できる相手かどうか自問してみると良い。もし彼が悪い奴ではないかという予感が働くなら、その男のことを忘れて立ち去るように。後悔するより安全でいるほうが良いに決まっている。そして彼のことをどこかに報告しよう。