日本人はヨウ素耐性がある・・・ってホント?うそ? | ナチュロパス びんせい

日本人はヨウ素耐性がある・・・ってホント?うそ?

ヨウ素の過剰摂取について日本ではほとんど議論も調査もされてきませんでした。

「日本人の食事摂取基準」(平成22年)では、1日当たりの推奨量(成人)は0.13ミリグラム、「耐容上限量」は2.2ミリグラムにもかかわらず、昆布は1グラムあたり2.4ミリグラムにもなります。昆布をいい気になって食べていれば平気で上限をバンバン超えてします。

しかし日本人だけ特別ヨウ素に対して耐性が高いとはどうも言えないようです。日本のコホート研究で甲状腺がんのリスクが増えるというデータがあります。
海藻摂取と甲状腺がん発生との関連について
ヨウ素が原因かは定かではありませんがワカメやコンブなどの海藻をほぼ毎日食べる40代以上の女性は、あまり食べない女性に比べて、甲状腺ガンの一種になるリスクが高まるとする研究結果を厚生労働省の研究班がまとめました。このリスクは閉経後の女性に限るとさらに高まり、3.81倍に上るという結果が出ました
この場合リスクの大きさが4倍近いというのは食べ物としては異常です。
100あたりのヨウ素量:昆布131mg、あまのり6mg、わかめ7.8mg
海草といってもヨウ素の含有量は昆布がダントツです。 昆布から出しへのヨウ素の移行は90%というのですから昆布だしも要注意です。

最近オーストラリアで起きた日本の食べ物の控訴のニュースの抜粋です。
昆布ヨウ素 豪で健康被害の集団訴訟 習慣の違い、過剰摂取の形に 
尚絅(しょうけい)大学(熊本市)の西山宗六教授(内分泌学)は「日本人の健康な大人の場合、昆布でヨウ素の過剰摂取が問題となることはほとんどない。長年の食習慣によって日本人にはヨウ素への耐性ができているのだろう」と指摘する。


 ただ、日本人でも妊娠中や授乳中の母親はヨウ素の過剰摂取に注意が必要だ。新生児の甲状腺刺激ホルモン(TSH)値が高いと先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)の恐れがある。西山教授が平成12~15年に新生児約3万8千人のTSH値を調べたところ、TSH値が高い新生児の母親は妊娠中、正常な新生児の母親の約6倍ものヨウ素を摂取していた。「めんつゆやカップ麺など昆布エキスを含む食品は多く、気づかずに過剰摂取している可能性もある。昆布は有益な食品だが、妊娠中や授乳中の女性は摂取を控えてほしい」と西山教授。

専門家の見解です。子供の尿中のヨウ素の量が異常に高かったというのが気になります。
国立医薬品食品衛生研究所主任研究官 畝山智香子氏

ヨウ素を十分過ぎるくらい摂っている日本人が考えるべきこと

ここでは放射線障害のためのヨウ化カリウムについて言及してます
先天性甲状腺機能低下症

昆布に関しては天然だから安全とはいえないかも知れません。特に出しパウダーやカップめん、めんつゆなど隠れたところに多く含まれることで大量に摂取してしまっている可能性があります。悪いことには調べようにも表示がありません。

甲状腺の問題は意外と多く、クリニックに訪れる人の3/4とも言われています。実際私のところのアイオロジーでは80%以上に(理由はわかりませんが)ネガティブサインが出ています。
これから少し過剰摂取に気をつけなければいけない栄養素かも知れません。