三浦半島尖端の松輪地区にある関東ふれあいの道「三浦・岩礁のみち」の続きです。
盗人狩から帰宅するまでをレポートする。
■見所
★浜諸磯
諸磯は隆起海岸であり、過去に起きた地震を確認できる貴重な場所で、1928年3月24日に国の天然記念物に指定された。
バウムクーヘンのような海岸です。三浦半島先端部では比較的よく見る海岸線。
※浜諸磯
★三戸浜海岸(みとはま)
三戸海岸とも言うこの浜辺は、素朴な砂浜です。
ロケーションが良く(R134の三戸入口から車で砂浜に乗りつけられる)、ドラマや映画、CMの撮影も頻繁に行われているそうです。
海岸ではキャンプやバーベキューも出来る。
三浦市の海水浴場として登録されていないが、海水浴は可能。
■マップ
(1)全体
赤線(往路)と青線(復路)が今回のルートです。



(2)宮川湾周辺
(3)浜諸磯周辺

(4)三戸浜周辺
■注意情報
下記↓ホームページに、今回の”岩礁のみち”に関する公式な通行注意情報が出ています。
神奈川県自然環境保全センター
【関東ふれあいの道 コース1(三浦・岩礁のみち)】通行に関するお願い(平成29年11月14日)
おしらせPDF
↑キケンなポイント2箇所の位置を確認できます。
私はこの告知を知らずに行ってしまい、なんとか全部歩けましたけれど、
それは穏やかな天候に恵まれたことと、引き潮の時間帯だったからです。
(風が強かったり、満潮時には止めた方が良いです)
■実走報告
盗人狩からの続き。
(⌒_⌒)v いぇ~い!
(17)洞窟と岩礁
盗人狩を過ぎると右側の崖の上に3本の大きなアンテナが見える。
アンテナの先に風車がありその下が宮川湾で岩礁のみちの終点である。
宮川湾までは広い岩礁が続いている。
何かの配管を保護するようにコンクリートの道もあったりして、これまでより歩きやすい。


↓まさにバウムクーヘン

途中で、遠くから見えていた洞窟に入ってみた。
ここにも弥生人はいたのだろうか?



千畳敷のような広い岩礁に来ると、城ヶ島がはっきり分かるようになる島に渡る城ヶ島大橋も見えた。



(18)観音山
宮川湾の端に陸地からほんの少し離れて出っ張った突起のような山がある、観音山と呼ばれている。
海側と陸側で全然違う形に見えるのでとても面白いのです。
県道が走る陸地側から見るとこんもりとしたおわんのような形に思えるのだが、岩礁から見ると垂直な崖でなにもありません。
もの凄い扁平な山なんです。
↓陸地側はなだらかで植生もあり緑ふさふさですが、海側はなーんにもありません。


◆とんび
観音山の面白さを撮ろうと見上げていたらとんびが頂に降りた。
飛び立つ瞬間を撮ろうとズームして待つが、なかなか飛び立たない。
あきらめた。

(19)宮川湾
宮川湾の水際を回りこんで宮川漁港に進む。


↓砂浜より海から隆起する岩畳が印象的な浜辺を回りこむ
↓ヨットハーバーの係留場に続く通路の横に出る。

↓岸壁のはずれが「岩礁のみち」のほぼ終点です。
(正式な終点は宮川町バス停)
↓立派なトイレがありますが、現在修理中です。

12:50、宮川湾道標前に到着。
岩礁のみち起点が08:07なので04:43掛かりました。
標準時間では3時間らしいので、チャリ担ぎの負担が遅さの原因と思われる。


↓宮川漁港表示を過ぎると右手に一軒の食堂がある、”まるよし食堂”という。

当日もたくさんのロードバイクがとまっていたので、団体さんがお食事中だったのでしょうね。
(そんなに良い店には思えないんですけどね...私は結構です)
↓宮川町バス停、ここが「岩礁のみち」の終点です。


(20)三崎漁港
県道215号(K215)に合流したら右へ進む。
三崎港を示す標識に従って坂道を下る。

三崎漁港の東側に出る。北條湾というらしい。
↓水面がキラキラしていたので撮ってみたら、予想外のかもめが写っていた
港の中心部を通り抜けて西側に出る。
↓海の向こうに見えるのが丹沢の大山ですよ、ここからだと大きな山に見えますね。富士山は左端で雲に隠れてる

海岸沿いの町道を走り、坂道の先に道路を横切る橋が見える尾上町信号を左に抜ける。
長くて急な上り坂を上がる。
上りきったら左に向きを変えて後は海岸近くまで一本道が続く。

(21)浜諸磯
周辺を”諸磯”という。漁港の横で道は終っているように見える。(バスはここまで)
右に神社が見えて左は浜辺に続いている。
この岩礁の海岸部分を”浜諸磯”という。

依然来た時は左に進み浜諸磯の南端の磯部にすぐ出られたのだが、灯台のある西側には回れなかった。
(潮のせいかも知れないが岩場がつながっていなかった)
なので、今回は右に進みさらに鳥居の右横の道を走れるまで進む。
私有地の注意書きの横を左に入っていくと諸磯灯台の前に出た。
↓釣り人の後をついていく
13:30、浜諸磯に到着。
◆強風
岩礁に出てみると猛烈な風が吹いていた。
景色を撮ろうと立っていると、体がゆらゆらした。
◆浜諸磯灯台
あいにく海岸付近には風を遮るものが灯台しかなく灯台の前から西方の景色を撮ることにした。

↓分かりにくいが雲の陰に富士山

↓こちらは大山と丹沢山地

↓江の島と三浦半島西側

ズームして逆から
↓江の島

↓大山

↓富士山

◆岩礁
↓浜諸磯の岩礁です。





↓りんごの芯?
岩礁を撮っていたら、なんだかかじり終わった”りんごの芯”のような岩が見つかった。

◆トンビとかもめ
ここで簡単な昼食とする。
ずっと気になっていたトンビ達が私を捕捉し続けている。
私は江の島でトンビにコロッケパンを取られて以来、海岸で食事をする時は異常に上空が気になってしょうがない。
でも今日は大丈夫だ、背中が崖で守られている。
トンビは一瞬で後から急降下、獲物を足で掴んで再び上昇するのだが、今日は前側だけを心配すればよい。。
↓トンビに混じってかもめも狙っていた。

↓釣り人の魚を狙っているのだろうか、一瞬で凄い数のトンビが集まってくる。

特に何か気になるものがあるわけではないが、ボンヤリできる。
1時間ほどのんびりした。

14:53、岩礁部を離れ、鳥居の前に戻り神社に立ち寄る。
15:00、浜諸磯を後にする。


町道を横切る橋を渡りを進むと、天神町のコンビニローソン前で三崎街道K26に合流する。
↓正面の左にローソンあり(右が三崎漁港方面)

(22)三戸浜(みとはま)
K26は三崎町の中心部を通り松輪入口前を通過して引橋でR134に合流する。
京急三崎口駅前の直前でR134を左に分かれ三戸方面に向かう。
↓R134沿いの直売所にいつもいる看板犬。実に大人しい。

↓三戸へ分岐

ここはお気に入りの浜辺なのだ。
海水浴場なので車でも浜辺までこれるのだが、いつ来ても静かな砂浜である。
(夏には来たことがないんですけどね) (^_-)y

砂浜を尖端まで歩くと黒崎の鼻に続いている。
今回は時間が遅いので行くのを諦めたが、黒崎の鼻も立ち寄りたい場所である。
↓いつもは穏やかな砂浜なんですが、今回は白波ビュンビュンでした。

↓ウィンドサーファーがすっ飛んでました。


砂浜をちょっとだけ歩いて、気が済みました。
15:42、神社の鳥居前で砂浜を出て帰路につきます。

(23)帰り道
◆畑道
三戸浜から京急三崎口駅前に行く途中に広い畑が広がっている。
畑の真ん中を真っ直ぐの道が通っていて、狭くてクネクネした道に慣れた私がここを走るといつも感動する。
15:55、R134に合流。
◆立石
R134は渋滞していた。
高速道の入口がある御幸浜(林交差点)を過ぎると車がスムーズに流れ出す。
16:25、”立石”の前に到着。
↓立石
↓江の島を撮る

◆長者ヶ崎(葉山町)
定番の江の島を撮る

◆渚橋(逗子市)
↓渚橋まで来ると、本日初めての富士山がシルエットで浮かび上がった。



◆夕日
R134の逗子海岸の端、ちょうど海に不如帰(ホトトギス、ふじょき)碑が立つ辺りから、伊勢山トンネル手前のカーブを抜けるまでは、強い向かい風に遭遇することがよくある。
今回もピンポイントで猛烈な向かい風に押されて止まりそうになった。
西を見たらきれいな夕日だったので、迷わず足付きして写真を撮った。
(なんでここだけ風がつよいんだよぉー) (-_-;)


◆材木座海岸(鎌倉市)

↑小坪寄りから撮ってみたけど江の島と富士山は稲村ガ崎の裏側になって見えないのだ。残念
◆大船駅南側踏切
鎌倉八幡宮前も思ったより人出はなくスンナリと通過。
北鎌倉駅前を抜けて大船駅南側の踏切に到着。

柏尾川の土手道をいつもの道順で走る。
横浜新道を通り抜ける道は新しいトンネルの道で抜けた。
↓新しいトンネル
↓今までお世話になったトンネル
18:17、無事帰宅する。
■本日のデータ
・出発時刻-到着時刻(実時間)=05:04-18:17(13:13)
・乗車時間=06:24:50
・距離=103.38[km]
・AVE=16.1[km/hr]
・Max=49.3[km/hr]
・累積走行距離=0166.5[km]
■感想
本日の感想は?
満足( ̄ー ̄)、満足( ̄ー ̄)、、満足( ̄ー ̄)
満足3つです。
◆岩礁のみち
1回目は2015年1月に宮川湾から白浜毘沙門天まで歩き、今回が2回目で「岩礁のみち」を全部歩けました。
ハイカーらしき人は2名でした。通行止めの情報が効いているのか少ないですね。
人気のあるコースなので普段の休日ならもっと歩く人がいます。
私が”いいな”と思った場所は、
①剣崎周辺
②江奈湾手前の入江
③浅間山
④観音山
理由は単純で観光客がいないからです。
盗人狩は、橋が壊れているものの観光する人が何名かいました。
(毘沙門湾からピストン)
ここは今度上から見てみたい。
釣り人はいないところがなく、どこにでも必ずいます。
岩畳から見る景色はどこも圧倒的にワイルドです。
冬の乾いた青空の下は格別です。
チャリを担いで歩くなら宮川湾→剣崎が断然良いが、次回はバスを使ってみようと思う。
どちらかに駐輪して歩き通した後バスで回収に戻る。
案外これも面白いような気がする。
◆三浦半島西海岸
冬になると三浦半島の海岸めぐりがしたくなります。
それも圧倒的に西海岸です。
正直言うと東海岸に何度も行きたくなる場所はありません。
私にとっては三浦半島一周(ミウライチ)は時間の無駄以外の何物でもないのです。
私が気に入っている場所は、城ヶ島、諸磯湾、油壺湾、初声町、三戸浜、黒崎の鼻、和田長浜、佐島の天神島、佐島の丘、秋谷漁港などである。
ではでは(⌒O⌒)
●そんなつもりじゃなかったけれど
昨夜2/12夜、平昌オリンピックのスピードスケート女子1500mを見てしまった。
一位二位三位が最終滑走までもつれて緊張感がありました。
表彰台の争いが凄すぎる。
高木美帆さん凄いなぁ。銀メダルでしたけど金も取れた走りでした。
本人が銀で悔しいと言ってましたが、最終滑走で緊張する中思い切って走りぬけ、オランダの表彰台独占に割って入る堂々とした走りを見せました。
まさに強靭な走りでした。
1500mはリンクを3周するのだが、大抵3周目は皆疲れが分かるような走りになる中
高木さんの走りはシャープでしたね。
金と銀の差が0.2秒だったかな、凄いタイムです。金銀だけが1分54秒台だった。
速報で男子モーグルで原さんが銅、風呂から上がったら高梨さんが銅メダル。
「なんて日だ」
表彰台とその他には歴然とした差があるが、表彰台を分けるものは神の力としか言いようがない。
凄い世界で皆さん闘っているんですね。
現在の20代の若者を見ると期待が持てます。10代もすごいですけどね
世界を相手にして物怖じしない戦いが出来ていることが頼もしい。
驚きました。
W(^0^)W天晴れ







































