03月18日 春の山歩きサイクリング(1)-矢倉岳は春の嵐の巻き(1/2) | Cycling Wonder

Cycling Wonder

プレスポで行く神奈川の道

横浜市東西南北deep tripは冬のテーマで2月中の完了予定
で計画。予想外の天候不順により、終わったのは3月中旬。
もうじき4月です。
今年の春の試みとしていくつかコースを考えているのだが
全部走り切れるか分からない。
4月も春だから季節は変わらないのだが、陽気に誘われて
一気に人が動き出しそうでちょっと心配。
案外、少し寒いくらいの方が私のような単独走には
動きやすいんだよね。
休日に登山道を自転車抱えて歩くのは、気を使うのだ。
 
今回は、春の試みで一番期待していた矢倉岳登りを前・後半
の2回に分けて報告する。
プレスポ上げましたよ頂上に、苦労したよ (~ヘ~;)ウーン
 
■思いがけない休み
 3月で'13年度が終わります。未行使の年休がたくさんあって
 繰り越してもありがたくない。
 3連休の直前に、仕事も落ち着いているので、年休の申請を
 してみたところOKが出た。(我が社もあまり景気は良くない。
 残業は厳しく制限されているが、年休取得はやかましくない。
 残業が目立つとすぐ代休になってしまう。
 それでも、使用目的を詮索されなることもないので、良い
 会社と思っていよう。)
 休みが取れたのは3/18(火)。
 3/17(月)がいい天気で衝動的ではあった。
 気になったのは、当日の天気である。
 
■天気予報よ外れてくれ
 月曜夜のニュースでは、天気予報が気になって仕方がない。
 残念だ、明日の神奈川は前線の通過で午前中が晴れ、
 午後は曇り、山沿いは弱い雨になると言う。
 「なんでこうなんだ」
 午前中は晴れる。問題は予報のいう午後が何時からかである。
 「早く寝て、早く行こう」
 天気予報が午後に遅れることを期待して就寝。(^人^)オネガイ
 ↓当日の天気図。
天気01
↑3/18 12:00の天気図。なんで今日通り過ぎるかなぁ。
天気02
↑3/18 18:00の天気図

 
■予定
 春の矢倉岳コースの予定は次の通り。
①長後街道K22で上北ノ根方面に向かい下糟屋でR246に
 合流する。
②R246を西走して籠場ICでR246を離脱。
 小田急新松田駅脇を通過して松田入口で足柄道K78に移る。
③竜福寺交差点を右折して足柄道の上りを開始する。
 苅野→前田橋→矢倉沢→地蔵堂トンネル→地蔵堂分岐→
 長い上り
④足柄道K78は道幅が狭くなると、勾配が序々に厳しくなる。
⑤足柄峠では、足柄城址広場に上がり富士山を見る。
⑥矢倉岳ハイキング
 足柄峠から万葉公園に戻り、行き先表示にしたがって
 矢倉岳を目指す。
⑦山伏平から急登して矢倉岳頂上へ。
 長めの休憩(昼食)を取る。30分~1時間。
⑧下山
 今回は、山伏平まで戻り、21世紀の森方面に行く。
 途中から林道になるらしいので山歩きサイクリング
 にはちょうど良いと考えた。
⑨21世紀の森
 昨秋に一度訪問しており、セントラル広場に出ると
 思われる。ここに到着すれば、その後は問題なく
 帰れる。(陽があるうちに到着できれば問題ない)
⑩家路
 苅野から足柄道に合流して下り、竜福寺を左折。
 朝来た道を逆に走って家路につく。
 
■マップ
 今回の実走マップを示す。

MAP01

↑全体的には単純な道を走りました。K22+R246+K78
MAP02
↑R246の伊勢原から秦野、松田町
MAP03
↑足柄道と矢倉岳
MAP04
↑足柄道の詳細

 
YAGURA01 YAGURA02
↑矢倉岳周辺。こちらは後半で報告する。
 
■見所
★足柄道(あしがらどう)
 万葉集の時代(8世紀頃)には東海道の本道にあたり、
 「足柄道」または「足柄路」(あしがらじ)と呼んだ。
 江戸時代には「矢倉沢往還」(やぐらざわおうかん)として
 街道を整備し、江戸赤坂門から相模国、足柄峠を経て駿河国
 沼津宿を結び、大山への参詣道の一つとした。
 足柄峠付近ではかつての街道筋を「足柄古道」(あしがらこどう)
 として整備している。
 
★足柄峠(あしがらとうげ)
 静岡県駿東郡小山町と神奈川県南足柄市の間にある峠。
 箱根外輪山から北に伸びた尾根上に位置する。標高 759m。
 古代には、この峠を越える道を東海道としていたが、
 江戸時代になると距離が短い箱根路が東海道の主要街道
 となり、足柄峠は脇街道となった。
 第二次世界大戦後には足柄峠の北側の酒匂川に沿って県境を
 越える現在の国道246号や東名高速道路が整備されたため、
 この峠は交通路としての重要性も薄れた。
 現在は景勝地として観光客が訪れる観光の峠となっている。
 峠近くに足柄万葉公園がありバスも運行しているが、
 峠までは土休日限定(冬季は運休)となっている。
 バスの通年運行は地蔵堂までであるので注意。
 
 
■実走結果と感想
 本日の感想は?
 (~ヘ~;)ウーン
 満足なしです
 
 天気予報は信用する方ですが、言われたとおりに
 当たってがっかりです。
 矢倉岳の頂上で前線の通過を見て終わるという残念な
 結果でした。
 まぁ、めずらしい光景を見たということで今回は納得しよう。
 
 
■実走詳細
 今回は足柄峠まで、後半で矢倉岳の上り・下りを報告する。
 
(01)長後街道からR246へ
 出発は07:30、私としては頑張った方ですが、もっと早く
 起きるべきだった。
 走り出してすぐ感じました「天気予報通り」。
 強烈な南風です。
 畠田橋でK22を離脱して小田原-厚木道路をくぐり、
 大山と小田急の写真を撮りR246に合流する。
01-01

↑近くの公園

01-02

↑長後街道から、いつもなら見える大山が全く見えない。

01-03
↑畠田橋からK22を離脱して小川の脇から大山を撮る。

 

(02)R246を西走
 R246籠場ICへ向かうため西走しているはずなんだが、
 南風を正面からもろに受け感覚的には進まない。
 善波峠の上りも走りにくいことこの上ない。
 この坂ではいつの間にか少年ローディに張り付かれ
 四苦八苦。
 おやじは坂の後半で疲れてしまい15km/hrくらいに
 スローダウン。
 抜いていくのかと思いきや声が聞こえる。
 
 「行かないの」(少年A)
 「まだ、先がどれくらいあるか分からないし」(少年B)
 
 新善波トンネル脇のホテル街が見えた辺りで、クロス
 バイクのにいちゃんが堪らず抜いていく。
 
 「なんだクロスもいたんかい」(私)
 
 トンネル入り口が見えたところで、ゾロゾロと3台の
 ロードバイクが抜いていく。
 見た目で体の小ささが分かる。中3か高1くらいの少年達
 であった。3人のロードバイクはサイクルウィンター
 ジャージをきっちり着ていた、残りの一人はクロスバイク
 でなんか近所にお使いにでも行くようないでたち。
 育ちの良さは隠せませんね、どこかの私立の子たち
 でしょう。
 疲れたおやじを先行させて、峠が見えたらサッと抜いて
 いく、こまっしゃくれた連中だ。
 若いんだから、後先考えずに一気に行かんかい。
 おそらく春休みを利用してヤビツ峠にでも行くんでしょう。
 
 私は足柄道が本番ですので、善波峠で足を使ったりは
 しないよ。遅くて結構。ゆっくり行きます。
 やっとのこと上りきりトンネルを抜けて富士山を確認。
 
 「うーーん、やっぱり何も見えん」
 
 名古木を通過、渋沢まで辛抱の上り。
 沼代からは一気の下りでスピードアップ。
 籠場ICでR246を離脱。
 
01-04
↑新善波トンネルを出たところ、正面に富士山が見えれば晴天。
見えなければ悪天です。
01-05
↑沼代から寄入口にかけてのR246、籠場ICはもうすぐ。
 
(03)足柄道(竜福寺まで)
 県道を少し走り小田急新松田駅前を通過して足柄道K78
 に合流する。
 足柄道は一本道で、合流したら直進あるのみ、なにも
 難しいことはない。
 竜福寺の手前でトンネルを通過する直前に最後のコンビニ
 がある。ここでトイレとお昼のおにぎりを入手。
 一息ついて峠道に入っていく。
 足柄道K78は、竜福寺交差点を右折する。
 竜福寺交差点通過が10:30。
 
02-01
↑足柄大橋の上から、この時間はまだ青空が見えた。
02-02
↑竜福寺交差点

 
(04)足柄道(上り)
 序盤は勾配も緩やかで問題なく進む。
 広域農道を前田橋で横切り、矢倉沢バス停近くまでが
 ちょうど足柄道の正面右手に矢倉岳をいい感じで
 見ることになる。まだ青空が時より見えていた。
 足柄古道入口、地蔵堂トンネルを抜けると、
 曇り空が広がりだして、道も本格的な上りになっていく。
 地蔵堂分岐通過が11:15遅いです。
 地蔵堂分岐の先の長い見通しの良い上りを上がると
 道幅が狭くなるポイントがあるのだが、ここからが
 本当の足柄峠の上りの始まりなのだ。
 久しぶりの本格的な上り坂のためか、思うように
 進まない。腰が痛くなってきた。
 ダンシングしたり、ヨレヨレ走ってなんとか
 万葉公園の東屋まで上がる。
 いつもより腰に来たのは、乗り方が良くなかった
 からだろう。
 
★テーマソング
 いつも坂道を走る時は、前日によく聞いた曲が頭を巡る。
 今回の足柄道上りでは↓これでした。
 
『アナと雪の女王』ミュージック・クリップ:
Let It Go/エルサ(松たか子)

http://www.youtube.com/watch?v=QZ1poicuB2s
 
Disney's Frozen - "Let It Go" Multi-Language Full Sequence
http://www.youtube.com/watch?v=OC83NA5tAGE
 
 天気も晴れから曇り、強い風と、ぴったりでした。
 全然うれしくねぇー。
 
 「ありのー、ままのー」「すがたーみせるのよぉ~お」
 「ありのー、まっまっのぉお~」「じぶんにぃなぁるぅのぉ~」
 「な~に~もぉ、こわくなぁいぃ~」「かぜよふけぇ~」
 「もぉおぅさむくないわぁっ」って。
 (松たか子うめぇなぁ)歌いながら上ってました。

 
 なにも現実まで寒くならなくてもいいのに。
 
 「ふーーん、”Let it go”って「ありのままに」って
 意味なんだぁ」
 

02-03
↑お気に入りの構図です。右奥の山が矢倉岳

02-04 02-05
02-06 02-07
↑上の写真の位置から下を見たら、なんときれいな花ではないか
02-08
↑地蔵堂トンネル手前の橋から矢倉岳を仰ぐ
02-09
↑地蔵堂トンネル
02-10
↑地蔵堂分岐のところにあった
02-12 02-11
↑オオモミジの前の長い上り、キツイのはこの後からなんだ。

02-13 02-14
↑万葉公園の見晴台でたまらず一休み
  
(05)足柄峠
 足柄峠到着は12:00。
 風が強いです。足柄城址広場に上がると、もはや空は
 灰色の雲に覆われてモノクロームの世界に。
 御殿場方面に斜めに明るい雲の筋が見えたけど、あそこ
 が前線というやつでしょうか。通過するにはしばらく
 掛かりそうだ。とても待ちきれない。
 富士山も金時山も雲の中で、取り合えず写真は撮るものの
 1枚で十分。長居は無用である。
 ただ風が強く雨もわずかに混じる悪天候なので、屋根のある
 広場の東屋で昼食とした。
 休憩している間、雨は意外にも気にならないほどだが、
 風がどんどん強くなり、音がものすごい。
03-01
↑足柄峠の標識
03-02
↑聖天堂
03-03
↑足柄城址広場前
03-04
↑富士山は全く見えません
03-05
↑金時山も見えません
03-08 03-06
↑雲の切れ間が前線なんでしょうか
03-07
↑仕方がないので広場を一回り
03-09 03-10
↑撮るものがないので仕方がない
  
(06)矢倉岳へ
 足柄峠から万葉公園に戻ると、矢倉岳の頂上も雲の中
 であった。あまりにも天気予報通りで予想はしていた
 けれど、内心ガッカリ。とほほ。
 12:30に矢倉岳山登り開始。
 この後の詳細は後半(2/2)で報告する。
 前半はここまで。
 
 
■参考URL
※1.足柄峠-万葉公園-矢倉岳-21世紀の森
http://www.geocities.co.jp/Outdoors-River/4341/yama2005/tan/yakura/yakura.htm

 

※2.矢倉岳だワン! - 柴犬「サクラ」「スミレ」日記 - Yahoo!ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/hikousen2012/10619610.html

↑この2匹の柴犬が絶妙な表情です。

 

※3.東京近郊トレッキング
地蔵堂・足柄峠から矢倉岳、矢倉沢へ
http://trekking.sunnyday.jp/hakone/047.html

 

※4.キキの子連れ山歩記~やまあるき~:子連れでいい山、矢倉岳!
http://kikiblog.naturum.ne.jp/e1547632.html
 
 
ではでは(⌒_⌒)v