舞台を観るのが大好きな私ですが、
日本にいると高くてなかなか通うことは出来ません。
ところがロンドンはチケットの価格設定が実に多岐に渡っているので、
席さえ選べば身近なものとして誰でも楽しめます。
今回の滞在でも、いくつか行ってきました。
今回の滞在でも、いくつか行ってきました。
マシュー•ボーンのスワンレイク。
斬新な演出と完成度の高い踊りで話題の作品。
バレエというよりコンテンポラリーダンスのカテゴリーでしょうか。
評判通りすごい迫力で、終始圧倒されていました。
ロンドンでの公演を見逃したので、車で一時間弱の郊外の街Wokingまで遠征。
市内ではないせいか、中央前方の1番高い席でも40ポンドと格安。
(為替レートの関係で円に直すとお高めに思えますが、
イギリスの貨幣価値で考えると大体4000-5000円くらいの感覚かな)
こちらはお芝居 『Fatal Attraction』。
マイケル•ダグラス主演のサスペンス映画『危険な情事』の舞台版です。
アメリカの人気ドラマ『Sex and the City』のシャーロット役だった
クリスティン•デイビスが出演しています。
アメリカの人気ドラマ『Sex and the City』のシャーロット役だった
クリスティン•デイビスが出演しています。
映画とはちょっと違う内容でしたが
恐怖の不倫ドラマという点は同じで面白かったです。
特に既婚男性にはなかなか堪える内容かも。
こちらは当日の朝から劇場窓口のみで発売するDay seatと呼ばれる激安当日券で入場。
最前列上手寄り。
近すぎて全体が見えない、舞台を見上げ続けるので途中首が痛くなるなどの難点はありますが、
何せ15ポンドと安いので文句は言えません。
普通の席は25-85ポンド位ですから。
それにキャストの息遣いが聞こえるくらいの距離で観れるのも魅力です。
『Charlie and the Chocolate Factory』。
こちらはミュージカル。
ロアルド•ダールの本は息子のお気に入りだったし映画も楽しかったのですが、
ミュージカルはちょっと子供向け過ぎて、殆ど寝てました。
同じ列でも位置によって細かく価格が分かれる場合があるのでそれも狙い目です。
足元が狭い、目の前に手すりがある、指揮者の真後ろなど少しでもマイナス条件があると、
それに応じて価格が下げられ、25ポンド~85ポンド位の間で細分化されています。
足元が狭い、目の前に手すりがある、指揮者の真後ろなど少しでもマイナス条件があると、
それに応じて価格が下げられ、25ポンド~85ポンド位の間で細分化されています。
ロイヤルバレエ『Sleeping Beauty』
クラシックに関しては全く無知な私に代わって、
詳しい友人がいつもコストパフォーマンス最高の席を取ってくれます。
詳しい友人がいつもコストパフォーマンス最高の席を取ってくれます。
(チケットはもちろん争奪戦らしいのですが)
今回は、バルコニー(3階席)立ち見下手寄りで10ポンド。
舞台の1部が欠けて見えませんが、この値段なら許せます。
舞台の1部が欠けて見えませんが、この値段なら許せます。
前回はオペラ『カルメン』の一階立ち見席15ポンドというのを取ってくれました。
ちゃんと寄りかかれる手摺もあるし、少々動いても大丈夫なので、
立っていても苦になりません。
こんな風にバレエやオペラにミュージカルなど、
日本では1部のお金持ち向けと思われているものが、普通の人でも楽しめるよう
価格設定に幅がある仕組みになっているのは実にありがたく
日本に住む私にとっては本当に羨ましい限り。
さらに学生には別途大胆な学割制度もあります。
日本では1部のお金持ち向けと思われているものが、普通の人でも楽しめるよう
価格設定に幅がある仕組みになっているのは実にありがたく
日本に住む私にとっては本当に羨ましい限り。
さらに学生には別途大胆な学割制度もあります。
身近に観れるということは観客増加だけでなく、
優秀なアーティストの出現や育成にもつながるはずですよね。
そう言えば、皆が正装して出かけるアスコット競馬
ここにもドレスコードがきっちり指定されているちょっと贅沢なエリアだけでなく
普段着で気軽に競馬を楽しむことができる一角が有りました。
少しでも多くの人が楽しめるようにという考え方がベースにあるのでしょうか。
(ちなみにこの時だけはいつも安いチケットしか買わない私もちょっと奮発しましたが。)
着飾ってシャンパン片手に優雅に一階席中央やBOX席に座る人、
レッスン帰りに立ち見席で技術を学ぼうとする普段着の学生、
観光のネタとして見に来る人、
私のように気に入った舞台なら末席でもいいので何回でも通いたいと思う人。
多様なニーズを満たす仕組みがあるウエストエンド。
BRAVO!