今週はシロギス釣行

新型コロナに罹ってチーム一鱚一遊の例会を欠場したり、常宿で人数が揃わずに出船しなかったりで、シロギスは2ヶ月近く振りです。


今回は月曜日の釣行でしたが、浦安の常宿は臨時休業で、またシロギス釣行はNGかと思ったら(この時期、東側の浅場の釣りをしたいので、湾奥の船宿に行きたいですしね)、ネットで出船する船宿を見つけて、釣行が叶いました。


葛西橋の「第二泉水」を訪れました。

もう20年くらい前に夜アナゴ船に乗って以来、超久々の訪問です。

その前は、亡父がスポニチのAPCだったこともあって、一緒にマコガレイ船に乗ったこともありましたね。


釣り座は右舷のド真ん中の胴の間をチョイスしました。

四隅も空いていたのですが、猛暑予報だったので、日陰になりそうな場所に座ることを優先したってところです。

乗船者は9名(+船長)でした。



出船直前に、私の隣に上乗りの者?(当宿の船長だと後で知りました)が割り込んできて、釣り座をズラすことになったけど、日陰のポジションはキープできたので、許してあげました(笑)

このお隣さんが、あとで刺激的な釣りを見せてくれるとは、この時は思いもしなかったんですけどね。


予約のメンバーが揃ったからなのか、6時半には出船しましたよ。

定刻前に出船するのは何となく嬉しいですね(笑)


予想最高気温が35℃超の猛暑予報だったのですが、釣り座選択が当たって日陰で釣りができましたし、海上はソヨソヨと風が吹いていたので、そんなに暑さを感じなかったですね。


日向の釣り座でもそんなに猛暑にはならなかったんじゃないかな。



今回は浅場の釣りになるとは思いますが、まずは胴突き仕掛けで始めてみます。

もしダメなら、天秤に替えるつもりですし、胴突きが通用したとしても、どこかのタイミングで天秤も試してみる予定でしたよ。

この時期、やっぱり、胴突きが天秤に敵わない状況になることがありますし、そんな時のために、天秤の釣りもやっておかないといけませんからね。

しかし、この日、そのような天秤に圧倒される状況を見せつけられるとは思わなかったなぁ・・・


盤洲沖でスタートです。

昨年、盤洲は不調だったので、2年振りの盤洲ですね。

何だか、嬉しいなぁ~


7:15に実釣開始

このエリアとしては深めのところです。

ハリス長35cmの2本針、針は7号で始めてみます。


期待感を抱いてのスタートでしたが、アタリがありません

キャストして探ってみますが、ウンともスンとも言いませんな。

周りの方々は天秤で釣っていますが、やっぱりアタらない様子で、しばらくして、移動のアナウンスが出されました(ガクッ)


際の方に移動して、水深は一気に浅くなりました。

こちらでは、早めにアタリが出て、14cm級が釣れました。

その後もアタリは出ますが、アタリ自体は少なめで、掛け損じもあって、思うように釣果を伸ばせません。


しばらくして、小移動。

水深は変わらず。

こちらも型は見れますが、同じような感じです。

アタリが小さいので、ハリス長30cmにして、掛け損じもあるので、針も8号にしてみます。

掛け損じるのは針のサイズが原因ではないと思うけど、餌の大きさから8号の方がイイかと。

船長は7号を推奨していましたけどね。


仕掛けを替えて、ガラリと変わるハズもなく、程なく、富津方面への移動が告げられました。

もう少し、盤洲で釣っていたい気持ちもあったけど、この食いではねぇ・・・

結局、盤洲では45分で6尾

残念ながら、盤洲では良い釣りができなかったです。


富津までの航程で、お隣の船長氏(まだ船長とは知らなかったけど)から胴突きの釣りについての尋ねられたので、答えさせてもらいました。

当宿では、船長を含め、胴突きで釣る者は多くないみたい。

特に、この時期に胴突きで釣るのは、ある意味、変人かも(笑)

それと、「振り分け仕掛けって、いつ頃、どこで始まったのか?」って尋ねられて、「私が知ったのは20年くらい前に、神奈川の船宿で」としか答えられなかったんだけど、実のところはどうなんだろう?


8:35に、富津沖の下手エリアでリスタート。

このエリアでシロギスを釣るのも久しぶりだと思います。

仕掛けは、そのまま、ハリス長30cmの胴突き2本針でやってみますよ。


しばらくして型は見たものの、その後は間が空いてしまいます。

ポツリ程度には釣れて、9:00にツ抜け

こっちも良くないのかなぁ~?とか思っていたら・・・


ツ抜けした後はアタリが増えて、ペースアップっ。

9:30に20尾


しか~し、お隣の船長氏は天秤の釣りで入れ食いで、そのペースには全く及びません。

私も釣れないワケではないのですが、アタリを出すスピードが全く違うんです。

しばらくは、船長氏の天秤の釣りと、私の胴突きの釣りで、釣れ方にどれだけ違いがあるのかを比べたりしていたのですが、このまま続けたら圧倒的な大差になってしまうと思って、私も天秤仕掛けにチェンジすることにしました。

時刻は9:45。

果たして、これからどうなるのか?


天秤仕掛けに替えて、船長氏の釣り方や仕掛け(振り分け50✕20cm)を真似て(船長氏の了解済)、釣り始めたものの、船長氏のペースには及びません。

付け焼き刃の釣りではエキスパートには敵いませんよね。

それでも、胴突きよりもアタリの出方は良くなったかな。


船長氏の釣り方は、遠投してから、小突き気味にほぼ誘いっぱなしで、誘っている最中に出るアタリで掛けにいっているように見えます。

誘いっぱなし風の釣りは”天秤の名手“Nさんもやられているのですが、船長氏の釣りはアクションも明確で、Nさんのような上品な釣りではありません(笑)

でも、アタリを出すのも早いし、掛けるのも上手いんですよね。


私も真似てはみるものの、アタリの出方は船長氏に及ばないし、掛け損じも多いです。

誘いながらではアタリも上手く出せないような気がして、やむ無く、止めを入れて、そのタイミングで出るアタリで掛けにいくことも多かったなぁ~


これまで、ほとんど見たことがない釣り方で圧倒されてしまって、刺激的というか、感心させられたというか、とにかく良いモノを見せてもらっている感じでしたね。


11:30に50尾

富津沖にやってきて、15尾/1hのペースですから悪くないペースではありますが、この時点で、船長氏は70尾を超えたって言っていたから、ちょっと差を付けられてしまっています。


シロギスの食いは順調に続いていますね。

サイズは小~中型主体ですが、20cm級の良型も2割弱くらい入って、サイズ感は悪くないです。

なので、針は8号にしています。


正午近くになって、潮が緩んできたようなので、胴突きに戻してみることにします。

天秤の釣りを集中してやったら疲れちゃったし(笑)、胴突きではどうなのかも確認したかったですしね。

もしダメなら、また天秤に戻せばイイですから。


半信半疑で胴突きに戻したら、先程よりもアタリは出てくれます。

ただ、アタリは小さいです。

潮が無いですからね。

この頃から南西風が強めに吹き始めて、小さなアタリが取り辛くなったので、少し緩めにタイム釣り的な釣り方もやってみたりして、感触は悪くないです。

しばらくして、潮止まりの時間帯になったら、船長氏よりもアタリは出せるようになったし、緩めに釣って掛け損じが減らせた分だけ、ここは私の方が良いペースで釣っていたかな。


やっばり、条件次第では胴突きが優位になることもありますね

この辺は参考になりました。


良型のショウサイフグが釣れました。

この日は、外道がほとんど釣れなかったので、その点は釣りやすかったです。


最終盤は上げ潮が流れてきたのか、また胴突きの釣りは少しかったるくなってきて、船長氏の天秤の釣りがやや優勢になってきたところで、13:30に沖上がりとなりました。


今回は船長氏の達人的な天秤の釣りに完敗という結果になってしまいましたが、負けた悔しさよりも、とても参考になる釣りを見せてもらったという気持ちの方が大きかったですね。

恐らく、同じような釣りはできないとは思いますが、エキスはパクらせてもらって、次回、練習してみたいと思っています。


最終釣果は、シロギス 88尾(13~22cm)でした。

外道はショウサイフグ1尾(33cm)、チビマハタ2尾だけ。

お客の船中釣果は20尾~88尾とのことですが、船長氏は間違いなく、束超えの釣果でしたね。


久しぶりの第二泉水も良い船宿でしたね。

操船していた船長も気さくで好印象でしたし、お隣でずっと釣っていた船長氏とも貴重な話ができました。

また訪れたいのですが、定休日が常宿と同じ火曜日なんですよねぇ~


〈釣行メモ〉 (令和6年7月8日(月) シロギス釣り  於:葛西橋「第二泉水」)

【潮 汐】 満潮5:18、干潮12:22(中潮)
【潮 色】 薄濁り
【天 候】 〔天気〕晴れ、〔風〕南西5m → 8mくらい
【釣り場】 盤洲沖(水深3~8mくらい) → 富津沖(水深6mくらい) 
【釣り座】 右舷前2番(乗船者10名)
【タックル】〔竿〕極鋭湾フグ178、〔リール〕メタニウムDC-71XG(レフトハンドル)、〔道糸〕PE0.6号
【仕掛け】《胴突き》2本針(幹糸1.5号、ハリス1.2号(上下とも)35cm → 30cm、ハリス間隔42cm → 37cm 、捨て糸10cm → 8cm)、針:キスSP7号 → 8号、オモリ12号 → 15号
 《天秤》振り分け2本針(50×20cm)、ハリス1号、針:キスSP8号、オモリ15号
【釣 果】 シロギス 88尾(13~22cm)
【船中釣果】20〜100尾超