福島あぶくまツーリング Part1 | 生涯旅人の徒然日記

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気の向くまま走るバイクツーリングが好きです

桜の花が満開となった4月の週末、福島方面へ桜の花見に出かけたいと思います。


福島県は三春の滝桜をはじめとして、桜の名木がいくつもあることで知られています。

 

まずは東北道を北上して、黒磯PAにてパンとコーヒーの朝ご飯をいただきます。

 

 

那須ICにて高速を降りて、ここからは下道で各所を巡りながら進みましょう。

 

R4を北上していけば、左手に雪を被った那須の山々の姿が見えてきました。

 

下界はだいぶ暖かくなりましたが、山の上はまだまだ雪が溶けないのですね。

 

 

R4を進み白河ICの手前で、白河市街を迂回するようにK184へと道を変えます。

 

工業団地に差し掛かると、「桜公園」の看板があったので、立ち寄ることにします。

 

交通整理の方の案内に従い、工場の駐車場にバイクを停めて、桜公園まで歩きます。

 

 

公園と言っても工場の敷地内のようで、桜の開花時期だけ開放しているみたいです。

 

約30本のしだれ桜の並木が150メートルにわたって続き、とても見事な美しさです。

 

タイミングよく穴場的な桜スポットに立ち寄れて、とてもラッキーでした(^_-)-☆

 

 

続いては、白河市街の南に位置する国の史跡名勝「南湖公園」へとやってきました。

 

南湖は12代白河藩主・松平定信が、大沼と呼ばれていた湿地帯に堤を作って水を貯め、

 

「士民共楽」という理念のもと、庭園の要素を取り入れて1801年に築造されました。

 

 

植えられた松・桜、楓などは四季折々に典雅な風趣をたたえ、人びとを魅了します。

 

この時期はもちろん桜の花が見頃で、湖畔にはたくさんの花が咲いていました。

 

桜の花のトンネルを見ながら、湖畔の散歩というのも気分が高まりますね。

 

 

青空の下、湖の向こうには、冠雪の那須連山が見えて、まさに初春の景色を堪能です。

 

園内に点在する17の景勝地「南湖十七景」を散策したり、湖畔に立ち並ぶ茶屋や

 

カフェからゆっくりと景色を楽しんだりできるので、おススメのスポットです。

 

 

松平定信ですが、江戸幕府八代将軍・徳川吉宗の孫で、26歳で白河藩主となります。

 

天明の大飢饉の際、白河藩からは飢饉による死者を一人も出さなかったそうです。

 

彼が白河に残した功績は数多く、今でもその伝統と精神がこの地に宿っています。

 

 

そんな松平定信を祀った南湖神社が湖畔にあるので、そちらへ移動してみましょう。

 

神社の前には松平定信の像が建てられていて、そこから参道が続いていました。

 

この神社は、後に初代宮司となる中目瑞男の呼びかけにより、1922年に竣工しました。


 

地元市民や松平定信を崇敬する人々、また渋沢栄一の支援もあったそうです。

 

南湖神社には無料駐車場が複数個所ありますが、桜の時期は混雑していました。

 

さて、石像を過ぎて石の鳥居を通って社殿へ進みます。桜祭り真っ只中ですね。

 

 

ここでは無病息災・健康長寿や学業成就、安産や開運のお守りを受け取れます。

 

参道を社殿へ進むと左に社務所があり、お守りや御朱印もいただくことができます。

 

境内には立派な桜の木もあって、こちらも満開の花を咲かせていました。

 

 

こちらは社殿となりますが、改築したのか外観がまだ新しい感じの状態でした。

 

安全祈願を忘れることなく、もちろんしっかりとお参りしておくことにしましょう。

 

これで今回の旅も無事にまわることが出来れば、ご利益があったということですね。

 

 

参道の大きなシダレザクラは「楽翁桜」と呼ばれ、松平定信公が植えたそうです。

 

樹齢は200年以上、樹の太さは250cmを超え、一部の枝は地面まで垂れ下がってます。

 

ベニシダレザクラの一種で、紅色が色濃く、小さく可憐な花がたくさん咲きます。

 

※Part2へ続きます。

今日はここまでで終了です。
最後まで閲覧いただきまして、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。

ではおやすみなさい(^^)。


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