イタリア帰りのライダーより、楽しいレポートを頂きました!!
以下、ライダーの言葉をそのままお伝えいたします!!
たいした成績ではありませんが、毎セッションベストタイムを更新し続けて、決勝も同じSP250クラス3台で5位争いの接近戦を制しました(^^)/ ヨーロッパの強豪相手に自分としてはこれ以上ない結果です!!
何より、VJ23レーサーがイタリア初登場で注目度抜群!練習走行の時点で、あのマシン速ええ!とパドックに見る人が絶えませんでした(^^;;おかげさまでマシンは終始絶好調!!!!
日本よりも気圧が高くて湿度が低いので想定よりもメインジェット1ランクアップ、ニードルクリップ0.5段下げで対応できました。
公式記録でもSP250クラス最速(自分よりラップタイム8~9秒速い)の#25マッシミリアーノ・テッソーリ選手の鬼改造アプリリアRS250と最高速争いで、予選では222.6kmで同速!決勝では向こうが225.4kmで僕が225.0kmでわずかに負けてしまいましたが、たくさんの人からマシン速い!と声をかけられ、常に人だかりができていました。
<予選>
10月1日(土)2回の予選が無事終わり、最終順位は
総合28位/35台
SP250クラス6位/9台でした。
予選総合結果表 http://www.250gp.it/images/pdf/2016/mugello/q2-riepilogativa.pdf
予選ラップ表 http://www.250gp.it/images/pdf/2016/mugello/q2-analisi.pdf
練習からセッション毎にベスト更新できていて、ヨーロッパの強豪相手にここまでできればライダー本人としては大満足な結果でした。それよりうれしいのが長年走らせて詰めてきたガンマがここでも絶好調!予選公式トップスピードの記録で現地のトップチームのアプリリアのSP250最速マシン(#25マッシミリアーノ・テッソーリ選手)と全く同じ222.6kmをマーク!!練習時からこのガンマ速い、GP250車両なみ、といろんな人から声をかけられていましたが、それが数字としても出る結果となりました。
予選2回目が17時半スタートと遅い時間のため、日没が近いため暗く路面温度が下がり、おまけにセッション終盤に雨がぱらつき始めました。多くの選手が流し走行でクリアラップがなかなか取れない中、予選一回目の16秒台の自己ベスト付近でがんばって走り、走行車が減った終盤でアタックラップをしかけるも降雨を示すフラッグでスロー走行車続出でアタック失敗。予選一回目からわずかにタイムアップで終了しました。
<決勝>
COPPA ITALIA ROUND5 International Grand Prix MUGELLO
決勝レース無事完走しました!
結果は
総合19位/完走26台
SP250クラス5位/9台
でした。
決勝結果 http://www.250gp.it/images/pdf/2016/mugello/gara-classifica.pdf
クラス別結果表 http://www.250gp.it/images/pdf/2016/mugello/gara-classifica-classi.pdf
ラップ表 http://www.250gp.it/images/pdf/2016/mugello/gara-analisi.pdf
スタートは自分としてはまずまず。これまでの走行と違い、さすがにレースになるとイタリア人のコース取り合戦がすごく、アウト側のグリッドスタートからインを目指すものの1コーナーでガンガンねじ込まれ、おまけに目の前を突っ切っていく奴がいて引いてしまい(かなりあぶなかった)結局順位を落としました。
同タイム近辺と比較して、マシンの縦が走ってるのはわかってたので、あせらずコーナーで詰めてストレートで一台一台抜いていくことに。
順位が落ち着くと、どうやら前2台が同じSP250クラスのアプリリア!まずはフル参戦組のベテラン、#58 ルカ・ペトリーニ選手を3周かけて詰めて、ホームストレートでスリップを使ってパス!
次は#23 バッラ・ルチアーノ選手!予選で1秒くらい前だったのと、ストレートも結構走ってるようで厳しそう・・・しかし、見える範囲なのでスリップに入れるところまで行ければと必死で追いかけます。ところががんばればがんばるほどラインが乱れてしまい、むしろちょっとずつ離されていきます。しかも抜いた#58ペトリーニ選手が後ろに食らいついている様子。ここまでの接近戦ではや体力を消耗してミスが出始め、転倒しては元も子もないので、切り替えて前後を気にせず、無理せずに丁寧に走るように心がけます。
コントロールラインの表示から残り2周、自分で何秒で走ってるかわからないものの、想定タイムだと最終ラップはトップに周回遅れにされるはず・・・と思ったら案の定カサノバコーナーあたりから青旗を振られ始めます。
トップを走るGP250クラスは年間チャンプ争いをしてるから邪魔しちゃったらどうしよう、と思いながら走ってたらアラビアータ2個目の加速後で前年チャンプ、アプリリアRSW250に乗る#1 ヤルノ・ロンゾーニ選手(2004年頃に世界GP250にスポット参戦の実績のあるライダーです)が華麗にパスして行きました。アプリリアのGPマシンの後ろ姿を拝めることに妙に感激WWW
あっという間にいなくなりそう、と見とれていたら前で同じくヤルノ選手にラップされた後に#23バッラ選手がヘアピンでアウトに大きく膨らんでオーバーラン!!!こちらは下りの大きなヘアピンカーブを普通にまわって難なくパス。その後の高速S字、最終コーナーを慎重にまわって無事チェッカーフラッグ!!この時点で順位はよくわからなかったものの、見える範囲の選手は追い抜けたので満足・・・それよりも緊張で手足もしびれていて、精根尽き果てました。パルクフェルメでメカさんにマシンを預けて止めた後しばらく立ち上がれず。
聞くと予選タイムからさらに1秒以上更新して15秒台に入っていたとのことでチームのみんなも喜んでくれていました。接近戦バトルをした#58ペトリーニ選手(今年も表彰台に乗った実績のあるベテラン選手です)とそのチームのニコレーシングの人たちからも祝福してくれ、他のSPクラス、GPクラスの人たちからも声をかけられ、それが何よりうれしかったです。
年間チャンピオンの表彰もされた表彰式の最後には僕ら日本人ライダーが呼ばれ、遠い日本からの参戦を労ってくれました。
以上、ありがとうございました!!
Tomoya Yoneshima