前日の皆既日食アフターパーティーが朝6時頃にお開きになって、そのまま富士山ツアーに行くのですが。集合は7時20分、大阪府立体育館。
アフターパーティーからそのままなのでリュックに加えジャンベも持って富士山行きのバスが来るのを待ちます。他にバスを待ってた人が10数名いたんですが、さすがにリュックじゃない方のバッグがジャンベとは思うまい。
=== ここで富士山に登ることになったきっかけを。 ===
昨年ナイキ主催のマラソンに参加したんですが、富士五湖のひとつ本栖湖が会場だったんですね。マラソン後にライブとかあって、HOME MADE 家族とかサンボマスターとかも見れて楽しかったんですよ。
今年もあるのかなって思ってたら、また本栖湖でやるみたいなんでエントリーしとこかなって。出演アーティストはまだ未定みたいですが。
で、去年本栖湖の隣の河口湖に宿を取ったんですが、駅周辺は富士登山の人が多かったんですよね。あー、ここから登れるのかって。
富士山って、日本人なら一度は登ることを考えたりするもんだと思うのですが、私も例に漏れず。フルマラソンも完走したし、皆既日食も見たし、もう大抵のことは大丈夫かなって。
今年の本栖湖マラソンは10月らしいのですが、距離が10キロなんで、体力を温存しながら走ったらマラソンの前後に富士山登れるんじゃないかなと思っちゃったんですよ、どうせなら一緒にやっちゃおうかと。
で調べたんです、河口湖からどういう感じで登るのかって。
。。。「富士山のシーズンは7~8月、それ以外は大変危険な山です」
。。。10月って普通に登れるかと思ってた。さすがに初登山で家に帰れなくなるのはマズイなぁ。
で、コンピュータ相手にブツブツ言ってたら嫁が。
嫁:「今週行ってきたら?」
へ?
嫁:「今週末休みでしょ」。
確かに休みなんですけどね。先週奄美から帰ってきたばかりだよ?!
どうやって行くんだろう?ってネット検索してたら、一人でも参加OKなツアーが。
朝発2日間8合目仮眠、温泉・食事付¥21,800。
難波発、京都着OK。
週末とか以外で日を選べば同じ内容で¥12,000とかで行けちゃいます。普通ならバス代だけでも往復で¥16,000とかかかるのに、なんとお得なプランなんでしょ。空きがまだあったら本当に行けるかも。
電話してみました。
私:「明日から参加したいんですが。」
ツアー会社:「空いてますよ。」
とりあえず言うこと聞いてついて行ったら山頂にはたどり着けるだろうと。登山といえば九州の九重連山(1,791m)、滋賀の伊吹山(1,377m)、京都の愛宕山(924m)ぐらいしか経験ないんですけどね。
=== きっかけ話終了。 ===
。。。たどり着きました。(話飛びすぎ?)
天気予報は雨で一眼レフ持って行ったら濡れてヤだなと思ったので、携帯でこの写真撮っただけですけど。
頂上でご来光を見るプランだったんですが、雨の予報で果たして見ることはできたんでしょうか?
ざっと工程をおさらいしてみます。
8月1日
・7時30分 難波出発
・9時頃 新大阪でバス乗り換え
・17時 フジスバルライン吉田口五合目到着
・18時30分 5合目出発
8月2日
・0時20分 8合目山小屋到着・仮眠。
・2時20分 8合目出発
・4時過ぎ 9合目通過
・4時40分 9.5合目付近、日の出時刻
・5時10分 登頂
・5時45分 下山開始
・9時 下山完了、五合目吉田口
だいたいこんな感じ。登り始めはちょっと曇ってて、途中から晴れて来ました。
山中湖で花火をやってて、3000m付近からはるか雲の下で打ちあがってくるのが見えてちょっと感動。
月が結構明るかったのですが、山の陰が雲海に落ちる影富士が見えました。朝日や夕日の影富士は結構メジャーですが、月の明かりの影富士はなんか珍しいみたいです、ラッキー。
岩山を越えて8合目の山小屋に到着。滑り込むように床に入って就寝。出発は1時間半後、1時間寝られたら良い方かも。
。。。2時間寝てしまった。
ツアー、出発してるし。携帯ならされてたけど気づかずに寝てました。一人参加って、こういうとこ辛いなぁ。
トイレに寄ってから、ひたすら皆を追います。ガイドさんはピカピカ光る青い棒を持ってたんで、下から位置が確認できます。まだそう遠くないぞ。
さて、怒涛の追撃です。実は梅雨明け・週末の富士山って一番混むんですが、程なく最後尾のバス添乗員さんには追いつきまして。で、先頭のガイドさんまで一気に追いつこうと。ちょっと高山病が心配でしたが、手持ちのナウゼリン&ロキソニン(吐き気止め・頭痛薬)をドーピングして乗り切ります。
9合目を過ぎて東の空が明るくなってきます。なんか朝のかたまりが大きくなっていく感じ。そこだけ晴れてて、あとは雲の海。
9.5合目ぐらいまで来て、急にガスりだしました。せっかくいい所なのに。。。結局日の出時刻、4時40分位は完全に雲の中。そこから数分後に、一瞬だけ完全に日の出後の丸い太陽が雲のフィルターを通してうっすら見えました。まぁ別にご来光を見ることを期待してた訳でもないんでいいんですけどね、あまりにみんながご来光って言うんでちょっと気になった程度ってことで。
山頂の鳥居をくぐって、登頂達成! 天候がどんどん悪化して来て、小雨振る中でした。
山頂の気温は手持ちの時計で7.9℃と表示されてましたが、ジャージとレインスーツ、ドライシャツの3枚でまずまず寒さは乗り切りました。一応フリースも持っていってましたが、内側で汗をかくだけになりそうなので使用せず。だいたいザックの中で濡れてしまってたんですけどね。ザックカバー、全然役に立たず。
山頂、とにかく人・人・人。なんでこんなにみんな富士山にいるんでしょ。結構登るの大変だったよ?!疲労度はマラソンで言うとハーフ以上・フル未満ぐらいって感じで。
お札を買って、お参りして、800円の豚汁飲んで、3~40分ほど頂上を満喫。
ここでしか買えない浅間大社のお札
まぁこんな感じの初登頂です。あとはひたすら下山道を下ります、小雨はどしゃ降りになり、もうウンザリするぐらいに単調な道をひたすら。なんかカプセルにでも入ってそのまま斜面を転がり落ちたい気分。
午前9時、吉田口5合目まで下山。富士登山、終了です。気温は20度まで上昇してたんで、全然寒くはないんですね。山頂は冬だというのに、2300mの高地とはいえ下界は夏ですよ。
午前10時30分、全員の下山が確認できたので帰りのバスが出発。途中温泉に入った後、山梨名物ほうとうをいただきました。
午後8時30分、京都駅八条口到着。帰ってきました。
なんかダラダラ書いて、写真も無いので面白くも無いと思いますが、とりあえず自分の記録ってことで。
最後に、得た教訓を。
フリース忘れてもサンダル忘れるな!
履いていったトレッキングシューズ、奄美で使ったままだったのですが。そのまま使ったら雨降りもあって強烈な臭いに。。。さらに泥までいっぱい入って最悪でした。
富士登山、楽しかったよ。また10年ぐらいしたら行こうかな。次登るときは誰か一緒に行って欲しいな。
名前の欄は自分で書くようになってたんで、フォトショで合成
アフターパーティーからそのままなのでリュックに加えジャンベも持って富士山行きのバスが来るのを待ちます。他にバスを待ってた人が10数名いたんですが、さすがにリュックじゃない方のバッグがジャンベとは思うまい。
=== ここで富士山に登ることになったきっかけを。 ===
昨年ナイキ主催のマラソンに参加したんですが、富士五湖のひとつ本栖湖が会場だったんですね。マラソン後にライブとかあって、HOME MADE 家族とかサンボマスターとかも見れて楽しかったんですよ。
今年もあるのかなって思ってたら、また本栖湖でやるみたいなんでエントリーしとこかなって。出演アーティストはまだ未定みたいですが。
で、去年本栖湖の隣の河口湖に宿を取ったんですが、駅周辺は富士登山の人が多かったんですよね。あー、ここから登れるのかって。
富士山って、日本人なら一度は登ることを考えたりするもんだと思うのですが、私も例に漏れず。フルマラソンも完走したし、皆既日食も見たし、もう大抵のことは大丈夫かなって。
今年の本栖湖マラソンは10月らしいのですが、距離が10キロなんで、体力を温存しながら走ったらマラソンの前後に富士山登れるんじゃないかなと思っちゃったんですよ、どうせなら一緒にやっちゃおうかと。
で調べたんです、河口湖からどういう感じで登るのかって。
。。。「富士山のシーズンは7~8月、それ以外は大変危険な山です」
。。。10月って普通に登れるかと思ってた。さすがに初登山で家に帰れなくなるのはマズイなぁ。
で、コンピュータ相手にブツブツ言ってたら嫁が。
嫁:「今週行ってきたら?」
へ?
嫁:「今週末休みでしょ」。
確かに休みなんですけどね。先週奄美から帰ってきたばかりだよ?!
どうやって行くんだろう?ってネット検索してたら、一人でも参加OKなツアーが。
朝発2日間8合目仮眠、温泉・食事付¥21,800。
難波発、京都着OK。
週末とか以外で日を選べば同じ内容で¥12,000とかで行けちゃいます。普通ならバス代だけでも往復で¥16,000とかかかるのに、なんとお得なプランなんでしょ。空きがまだあったら本当に行けるかも。
電話してみました。
私:「明日から参加したいんですが。」
ツアー会社:「空いてますよ。」
とりあえず言うこと聞いてついて行ったら山頂にはたどり着けるだろうと。登山といえば九州の九重連山(1,791m)、滋賀の伊吹山(1,377m)、京都の愛宕山(924m)ぐらいしか経験ないんですけどね。
=== きっかけ話終了。 ===
。。。たどり着きました。(話飛びすぎ?)
天気予報は雨で一眼レフ持って行ったら濡れてヤだなと思ったので、携帯でこの写真撮っただけですけど。
頂上でご来光を見るプランだったんですが、雨の予報で果たして見ることはできたんでしょうか?
ざっと工程をおさらいしてみます。
8月1日
・7時30分 難波出発
・9時頃 新大阪でバス乗り換え
・17時 フジスバルライン吉田口五合目到着
・18時30分 5合目出発
8月2日
・0時20分 8合目山小屋到着・仮眠。
・2時20分 8合目出発
・4時過ぎ 9合目通過
・4時40分 9.5合目付近、日の出時刻
・5時10分 登頂
・5時45分 下山開始
・9時 下山完了、五合目吉田口
だいたいこんな感じ。登り始めはちょっと曇ってて、途中から晴れて来ました。
山中湖で花火をやってて、3000m付近からはるか雲の下で打ちあがってくるのが見えてちょっと感動。
月が結構明るかったのですが、山の陰が雲海に落ちる影富士が見えました。朝日や夕日の影富士は結構メジャーですが、月の明かりの影富士はなんか珍しいみたいです、ラッキー。
岩山を越えて8合目の山小屋に到着。滑り込むように床に入って就寝。出発は1時間半後、1時間寝られたら良い方かも。
。。。2時間寝てしまった。
ツアー、出発してるし。携帯ならされてたけど気づかずに寝てました。一人参加って、こういうとこ辛いなぁ。
トイレに寄ってから、ひたすら皆を追います。ガイドさんはピカピカ光る青い棒を持ってたんで、下から位置が確認できます。まだそう遠くないぞ。
さて、怒涛の追撃です。実は梅雨明け・週末の富士山って一番混むんですが、程なく最後尾のバス添乗員さんには追いつきまして。で、先頭のガイドさんまで一気に追いつこうと。ちょっと高山病が心配でしたが、手持ちのナウゼリン&ロキソニン(吐き気止め・頭痛薬)をドーピングして乗り切ります。
9合目を過ぎて東の空が明るくなってきます。なんか朝のかたまりが大きくなっていく感じ。そこだけ晴れてて、あとは雲の海。
9.5合目ぐらいまで来て、急にガスりだしました。せっかくいい所なのに。。。結局日の出時刻、4時40分位は完全に雲の中。そこから数分後に、一瞬だけ完全に日の出後の丸い太陽が雲のフィルターを通してうっすら見えました。まぁ別にご来光を見ることを期待してた訳でもないんでいいんですけどね、あまりにみんながご来光って言うんでちょっと気になった程度ってことで。
山頂の鳥居をくぐって、登頂達成! 天候がどんどん悪化して来て、小雨振る中でした。
山頂の気温は手持ちの時計で7.9℃と表示されてましたが、ジャージとレインスーツ、ドライシャツの3枚でまずまず寒さは乗り切りました。一応フリースも持っていってましたが、内側で汗をかくだけになりそうなので使用せず。だいたいザックの中で濡れてしまってたんですけどね。ザックカバー、全然役に立たず。
山頂、とにかく人・人・人。なんでこんなにみんな富士山にいるんでしょ。結構登るの大変だったよ?!疲労度はマラソンで言うとハーフ以上・フル未満ぐらいって感じで。
お札を買って、お参りして、800円の豚汁飲んで、3~40分ほど頂上を満喫。
ここでしか買えない浅間大社のお札
まぁこんな感じの初登頂です。あとはひたすら下山道を下ります、小雨はどしゃ降りになり、もうウンザリするぐらいに単調な道をひたすら。なんかカプセルにでも入ってそのまま斜面を転がり落ちたい気分。
午前9時、吉田口5合目まで下山。富士登山、終了です。気温は20度まで上昇してたんで、全然寒くはないんですね。山頂は冬だというのに、2300mの高地とはいえ下界は夏ですよ。
午前10時30分、全員の下山が確認できたので帰りのバスが出発。途中温泉に入った後、山梨名物ほうとうをいただきました。
午後8時30分、京都駅八条口到着。帰ってきました。
なんかダラダラ書いて、写真も無いので面白くも無いと思いますが、とりあえず自分の記録ってことで。
最後に、得た教訓を。
フリース忘れてもサンダル忘れるな!
履いていったトレッキングシューズ、奄美で使ったままだったのですが。そのまま使ったら雨降りもあって強烈な臭いに。。。さらに泥までいっぱい入って最悪でした。
富士登山、楽しかったよ。また10年ぐらいしたら行こうかな。次登るときは誰か一緒に行って欲しいな。
名前の欄は自分で書くようになってたんで、フォトショで合成