30年ぶりのチープトリック武道館公演の興奮冷めやらぬ中、翌日新宿の東京オペラシティータワーにあるNTTインターコミュニケーション・センターで開放されているオープンスペース2008へ行って参りました。

OPEN SPACE 2008
OPEN SPACE 2008



 いわゆるメディア・アートを体感できるスペースで、見て・聴いて・触れて楽しめる作品が多数展示されています。平日の午前ということもあって人影もまばら、ゆっくり楽しむことができました。

 一番気に入ったのがこちら。

gravicells
gravicells


 225枚のパネルが敷き詰められており、その上を歩くと体重・重力加速度とその方向に、パネルに仕掛けられたセンサーが反応してラインが歪み、電磁ノイズ音が発生するというしかけ。複数人ではお互いに干渉したりして、かなり楽しいです。サイバースペースを実際に体験できた感じ。

 その他、これでもかっ!ってほどの作品群が展示されており、全てを紹介するわけにもいかないので、最後にもう一つ。

tenori-on
tenori-on

 ヤマハと岩井俊雄さんという方のコラボレーションによって、元々ポータブルゲーム機のワンダースワン用に、2001年に発表された音楽インターフェースということです。今回これが専用ハードに組み込まれ、さらに進化した形で発表されました。すでに昨年9月にイギリスでテスト販売されているらしいです。

 しばらくいじってましたが、適当に操作するだけでもかなり楽しめます。音楽の知識が無くてもそれなりに曲が出来上がる感じ。様々なモードやレイヤーの考え方が導入されているので使い込めばかなり高度なこともできそうです。リアルタイムの操作で全然OKなので、ライブパフォーマンスでかなり威力を発揮しそうですね。

 ただ値段が。。。オンライン限定販売 なんですが、121,000円(税込み)だって。いくらなんでも高すぎだー。まぁ購入するなら似たコンセプトの製品として、KORG の Kaoss Pad mini か Nintendo DS 用の DS-10 ぐらいが限界だなー。どうせ遊ぶだけでレコーディングとかには絶対使ったりしないだろうし、わざわざ買う気はしないですね、せめて5万円以下だったらいいのに。ってか32音ポリのAWM2音源だったらほとんどがハード代だろうし、マグネシウム合金とか白色LEDとか使わないでもっと安くあげたら半額以下になるだろうに。まぁ一般流通させるつもりもあまりないコンセプトモデルということなんでしょうね。

コルグ エフェクター KAOSS PAD MINI-KP 【送料代引き手数料無料の安心価格】
¥13,650
murauchi.co.jp
KORG DS-10(Amazon.co.jp限定販売)
¥4,800
Amazon.co.jp


 ところでこの tenori-on、実は私が触った日に国内発売が発表されたんですね。(→記事はこちら
なんたる偶然。