あれから… 5 | 青い人 嵐妄想小説

青い人 嵐妄想小説

気象系グループをモチーフとしたお話のブログとなっております。ブログ内のお話しは全て架空のモノです。腐的要素が含まれておりますので苦手な方は閲覧注意ください。アメンバー承認は以前よりコメメッセで絡んだ方のみです。

2021.1.3 夜
少し寝て、ご飯食べてゴロゴロして、特に用事はないからまたゴロゴロ…
ここの家主は、俺と違って忙しそうで、帰るタイミングを完全に無くした俺は、一宿一飯の義理で掃除やら洗濯やらをする、翔ちゃんちに来る前に買ってきた食材の残りで、なんだかんだで食事を作ってる俺…あれ?俺は一体何をしにきてるんだ?でも、翔ちゃんだからか、いつも自分ちでやってるからなのか、全然苦にはならない…やっぱりメンバーってすげーんだな……



『あ、そろそろ相葉ちゃん出番じゃない!?』
キッチンカウンターから翔ちゃんが顔を出して、コンロの側にいる俺に話しかけた

『あ、本当だねもうそんな時間か〜』
『さっきのLINEじゃ緊張してるっぽかったけど…ま、彼なら大丈夫だろうね』

数時間前、メンバーでLINEのやりとりをしてた…
別にやましくないのだけど、すぐ隣に翔ちゃがいて、LINEの通知が来る度に、なんか変な感じだった…スマホの画面に表示された文章を、すぐ隣で打ってるなんて…なんか…なんかなぁ…
こそばゆいと言うか…変に時間を置いて返信したりして… 翔ちゃんもあえてなのか、俺と居ることは一切言わないし…「実は今さー」なんて言って俺と撮った写真でも添付して〜なんて思ってたんだけど…
まあ特に言うような事でもないか…










『…智君、俺は感動しているよ…』
なんて、おおげさに驚いて口いっぱい頬張ってる翔ちゃん…そんなに腹減ってたのか?

『翔ちゃん、俺取らないからゆっくり食えよ…』

『んへ?モゴモゴ…っ!ん』
『ほら言わんこっちゃない…』
『ゴホゴホ、ごめっ美味しくて』
『俺の料理だぞ?そんな気をつかわなくても…』
『ううん、美味しいよ!ありがとう…智君の手料理が食べられるなんて…俺幸せ者だよね…』
『ん?…あはは…大袈裟だなぁ…でもあんがと』


相葉ちゃんの番組までには食事は間に合って、テレビで勇姿を見ながら食べてた…
俺たちとのやりとりも番組で触れてくれて、気遣いのある人だな、相葉ちゃんって…
相葉ちゃんや、後輩たちの頑張りを応援しながら、楽しい時間を過ごす…


一通り、食事も終わって、翔ちゃんが後片付けをしてくれた…ま、洗うのは食洗機だけど…その後お酒を作ってくれて、2人でソファーに深く座ってくつろぎながらお酒を飲んだ…
少しして、番組も終わって、2杯目を翔ちゃんがまた作って勧めてくれる…至れり尽くせりだ…
でもほどほどにしなきゃ、帰れなくなっちゃう…

ぼんやりと、ソファの下に座り込んで、テレビを眺める…内容は入って来ない…

あぁぁ、帰んなきゃなぁ…
翔ちゃん明日から仕事だし…でも外寒いしなぁめんどくさい…

思考が完全にだらけモード…
ふと、ポケットにいれてたスマホが振動した…




久しぶりの相手からのLINE、タップすれば大きな魚の写真…
『うわっすげ…』

『ん?…どうしたの智君』
『あ、うん魚の写真』
『へぇ、これからはゆっくり釣りができるね…けど、黒焦げにはならないでよ?』
『んふふ、さすがにもうそんなにはならない!』
『頼みますよ〜』

スマホの画面に釘付けになりながら、上機嫌になっていく俺…LINEの続きには、船出せるよっていう誘い…迷いもせず👌のスタンプを押してた…
そんなニヤつく俺の横顔を、翔ちゃんがどんな風に見つめてたか、何を考えてるか、どう思うか、なんて一切考えもしないで……