narratage 〜回想〜 scene13 | 青い人 嵐妄想小説

青い人 嵐妄想小説

気象系グループをモチーフとしたお話のブログとなっております。ブログ内のお話しは全て架空のモノです。腐的要素が含まれておりますので苦手な方は閲覧注意ください。アメンバー承認は以前よりコメメッセで絡んだ方のみです。

〜〜閲覧注意〜〜
腐的表現を含む場合があります


















目を覚ますと、智はもう起きていて
久しくそういう行為をしていなかったせいか、体はスッキリしていたけど……
頭は重くて、どうやって接しようかと、そんなことばかり気にしていた……

目を閉じれば、昨夜の智の姿が思い浮かぶ…
艶かしい姿…
『せんせぇ…』と何度も呼ばれて……
邪な思いが頭をもたげる…何を考えてるんだ俺は…最悪だ………

昇り詰めて吐き出して、智は気絶する様に眠ってしまった…改めて本当に安堵した…
あのまま意識があったら俺は…あいつを自分勝手に抱いてしまうところだった……





『…先生?起きた?』
『あ、ああ、おはよう…えっと、悪い昨日…』

『ん?…あー…別に気にしないで?おかげでよく眠れたし…それよりせんせ?おいら腹減った』

『え?ああ、そ、そうだな…』
『おいらパンが食べたいな〜んふふ』
『は?パン?あ、冷凍してあるクロワッサンがあったな…よし、朝飯にしよう!』


昨夜のことはまるでなかったみたいに…
智の態度にそんな圧を感じた…
この時、無理やりにでも正面からぶつかってたら?目を逸らさず向き合ってたら?
俺たちはまた違った道を歩んで行ったんだろうか…








『せんせ、美味しいね!』
『ほら、慌てるなよパンは逃げないから、あーほら頬についてんぞジャム…』

『んもう、先生母ちゃんみたい…』

『……悪い…』


『もう、先生気にしすぎ…』
『ああ、そうだなすまん』

『先生?おいら一回家帰るよ…ゆっくり考えてみたんだ…父ちゃんと話しするよ…』

『いや、でも話になるのか?』
『うん、多分大丈夫だよ!先生のおかげで自分の気持ちちゃんと言える気がする…』


『……でも…じゃあ俺もついてやろうか?智だけじゃ言いくるめられるかもしれないし…』
『ひどい先生…おいらだってやる時はやるんだから!』

『んふふ…先生大好き…でも大丈夫だよ…おいらがんばれる!』

『分かった…だがちゃんと報告してくれよ?』

『うん……ねぇ先生?…先生はおいらの事どう思ってる?やっぱりただの生徒?』


ドキッとした…上目遣いで見つめられて、胸がぎゅっと締め付けられるよう…



『俺は………お前のこと…は、……』



ダメだ言うな…


『……大切な……………生徒だ……』




智の目が揺らいだ…
傷つけた…それも1番酷く……それなのに…



『んふふ…知ってる……でもおいらは先生の事大好きだからね………その事忘れないでね?…』





そう言って、今までで1番…綺麗に笑った……