事故後逃走、8時間後に出頭
千葉県警は7日、10月に発生した交通死亡事故について、自動車運転過失致死罪ですでに起訴されている男子大学生(21)を酒気帯び運転の容疑で追送検した。男子学生は事故後逃亡、8時間後に出頭した際には、呼気検査で微量のアルコールしか検出されなかった。
居酒屋に行ったが酒は飲まなかった
事件が発生したのは、10月27日午前3時40分ごろ。容疑者は前日夜から、男女6人のグループで居酒屋2軒を回り、さらにカラオケ店に向かう途中、運転を誤って立木にワゴン車を衝突させた。
この事故で、同乗していた男子学生(19)が車外に放り出されて死亡。同乗していた5人は現場から逃走した。運転していた学生が出頭したのは、27日正午ごろ。事故から8時間近くが経過しており、呼気からは基準値を下回る微量のアルコールしか検出できなかった。
同容疑者は、居酒屋を回ったことは認めたものの「アルコールは飲んでいない」と主張。結局、県警は飲酒運転での立件を見送った。
ウィドマーク法で飲酒を立証
ところがその後、同乗していた学生らに対する聴取から、容疑者が飲酒していた事実が判明。ウィドマーク法により、事故当時少なくとも「酒気帯び」状態であったことが立証されたとして、県警は道路交通法違反(酒気帯び運転)の罪でも追送検した。
ウィドマーク法は、ドイツの法医学者ウィドマークが1932年に開発した飲酒量の推定方法。飲酒時刻や飲酒量、出頭した時刻などから運転時の血中アルコール濃度を算定するもの。
日本では福岡で飲酒運転により幼児3人が海中に転落、死亡するといういたましい事故が発生した2006年ごろから積極的に利用されている。

千葉県警は7日、10月に発生した交通死亡事故について、自動車運転過失致死罪ですでに起訴されている男子大学生(21)を酒気帯び運転の容疑で追送検した。男子学生は事故後逃亡、8時間後に出頭した際には、呼気検査で微量のアルコールしか検出されなかった。
居酒屋に行ったが酒は飲まなかった
事件が発生したのは、10月27日午前3時40分ごろ。容疑者は前日夜から、男女6人のグループで居酒屋2軒を回り、さらにカラオケ店に向かう途中、運転を誤って立木にワゴン車を衝突させた。
この事故で、同乗していた男子学生(19)が車外に放り出されて死亡。同乗していた5人は現場から逃走した。運転していた学生が出頭したのは、27日正午ごろ。事故から8時間近くが経過しており、呼気からは基準値を下回る微量のアルコールしか検出できなかった。
同容疑者は、居酒屋を回ったことは認めたものの「アルコールは飲んでいない」と主張。結局、県警は飲酒運転での立件を見送った。
ウィドマーク法で飲酒を立証
ところがその後、同乗していた学生らに対する聴取から、容疑者が飲酒していた事実が判明。ウィドマーク法により、事故当時少なくとも「酒気帯び」状態であったことが立証されたとして、県警は道路交通法違反(酒気帯び運転)の罪でも追送検した。
ウィドマーク法は、ドイツの法医学者ウィドマークが1932年に開発した飲酒量の推定方法。飲酒時刻や飲酒量、出頭した時刻などから運転時の血中アルコール濃度を算定するもの。
日本では福岡で飲酒運転により幼児3人が海中に転落、死亡するといういたましい事故が発生した2006年ごろから積極的に利用されている。
