11月23日と言えば東の大田原、西の福知山って、勝手に思っとる。


ラン仲間に誘われて、2010年の高速2周コースを走ってから、2011年には前半下り、後半上りの極端なコースになりながらも、毎回恒例行事になって、休まず参加して来た。


タイムは2014年までは3回サブスリーで走れとったけど、2015年からは練習不足などで年々悪くなり、2019年はワーストタイムで一時休みとなった。


2019年を最後に国体やボランティアなどの問題により3年休む事を宣言して、20〜22年コロナによる開催判断を各大会がした中、奇跡的に避けたんよね。


その大田原がついに復活し、更に公認コースが新しくなる事になり、2010年に1度しか走った事ないけど、殆どの同じコースを2周し、上りがあまりなかったようなコースを期待したけど、25kmから上り基調は変わらずで、ガックリじゃったが、これは交通事情などもあるんで仕方ない。


早々にエントリーしたけど、ラン仲間の殆どは、つくばへの参戦で、大田原は久しぶりな事もあって更に参加が減り、悲しい状態なんで、しっかり走って、大田原の新コースも走れるんで、来年どうよとアピールしようと勝手に思っとった。


今回はサブスリーのペーサーがおるんで、自分の練習状況から考えると、もうちょっと速いスピード練習を積みたかったんで、怪しい部分もあるけど、水戸黄門では調整で走って、4:25ペースの3時間6分、4:20前後を刻んで走っても、成果を感じられんので、ペーサーに付いていく事で力を温存して、どうなるかを見てみようと思った。


今シーズンは同じようにサブスリー復帰を目指す仲間がおり、水戸黄門を入れて、祝日や土日を使って、7週連続30km以上のペース走は出来とったのと水戸黄門でも久々に攣らずにまずまず走れたんで、チャレンジする以外の選択肢はなかった。


じゃけど、11/11に青葉でラスト練習として、20kmを4:10ペースで走ったら、走っとる時は大丈夫じゃったが、走り終えてから結構な疲労感があり、それから練習量を一気に落としたが、疲労を感じるようになり、腰など色々痛くなって来て、日常は腰ベルトを使用して大丈夫かなと思う状況になり、スーパー銭湯やケッズスポーツなどへ行って、どうにか回復出来たけど、腰には不安があった。


そんな感じじゃったけど、なる様にしかならんので、大田原は走る前と後でテーピングやマッサージサービスがあるんで、走る前に対応してもらえば大丈夫じゃと思った。走った後のサービスはあるけど、フルでこんなサービスがあるのは、ほんまありがたい。


前日は22時位に寝て、4時半に起きて、5時半に西船橋駅にラン仲間を迎えに行って、高速で大田原へ。東北道でいきなり事故があり、大渋滞になって、会場へ着いたのが、1時間ちょい前。


大型大会なら焦るけど、大田原であれば大丈夫。

まず駐車場はスタートの競技場横、今回は過去一番近かった、それだけ参加者が少ないか、車での参加が少なかったか。



会場に入る前にスペシャルドリンクを預けれるんじゃけど、時間に遅れたけど対応してくれた。


その後、会場に入ると男女別の更衣室や共通の荷物置き場があり、別途貴重品預かりを無料でしてくれる。


男子更衣室で着替えて、マッサージやテーピングサービスへ行ったけど、スタート時間が近づいとる事もあって、対応してくれる人らは10人以上おったけど、すぐに順番が回って来て、色々対応してもらい、ありがたい。


その後、トイレへ行ったけど、大も小も殆ど並ばず直ぐに行けて、10分前くらいに自分の列に並んだ。




[スタート]

普段の大田原なら栃木の北なんで、関東の中でも気温が低い方なんじゃけど、今回は気温が上がる予定でスタートが、10時な事もあり、暑いのと太陽出過ぎるなと願いながらスタート!


自分はブロックの中団におって、サブスリーのペーサーが10mくらい前に入って来たんで、そこを意識しながら進んだ。


まずは陸上競技場を出て、周りを走って、距離調整するんじゃけど、片側車線なんで、とにかく人が多く、スタートから付いて行くのは危険なんで止めた方が良かったかなと思った。


ペーサーの方から今回は5km21分ペースで、25km以降の上り基調まで、1:15の貯金を作る走りをすると説明があった。事前にペース説明があるとありがたいね。


しかし、久しぶり過ぎて忘れとったけど、1分15秒の貯金でサブスリー出来る人は、この25km以降、上り基調のコースで殆どおらんと走ってみて思い出した。


そんな感じで、とにかく大集団に何十人おったか分からんけど、スゴい集団で進んだ。


[8km〜25km 下り基調]

新コースはまず8km位にローソンを左折してライスラインを直進したけど、左折せず直進して、ある程度走ってから左折して直進してから、左折してライスラインにあるセブンとガソリンスタジオを右折して、以前と同じコースになり、川を渡って、また川を渡って折り返しを走ったけど、折り返しがなくなり、直ぐに旧コースと同様のルートを右折、ここは微妙に上りじゃったんで、折り返しがなくなって嬉しかったわ。


ここら辺で20kmじゃけど、人が減った感じはまだない。そんな感じなんで、何度も脚を引っ掛けられたり、腕が当たったりと危ない場面が自分自身だけでなく、周りでもあった。

もっと手前では給水でゴチャつく中、背の高い男性の後ろにいた女性が引っ掛かり、転倒しまった。こればかりは、みんな注意しても誰にもありえるんで、特に大集団は集中して気をつけるしかないけど。


[25km以降 上り基調]

25kmを通過し、いよいよ上り基調に。

工事で道が新しくなったようで、以前の風景と違ったが、とにかく、ここからちゃんと付いて行かねばと思いながら進んだが、28km位まではあまり上りを感じず、知らずに少しずつ上ってるのかと期待したが、そんな事はなく、28km以降に上りが来た。


あとペーサーに付いて、時計を見たりなど、あまり余計な事を考えんように意識しとったんで、タイムを見てなかったけど、明らかに遅く感じて時計を見ると、この時点で1:15しかない貯金を結構使ってしまっとるのと2人おったペーサーの方が1人になっとるのに遅れて気付いた。


1人残った方も明らかにペースダウンしており、今回暑さがあったんで、体調不良などになったんじゃないかと思い、ペーサーに着くのは止めて、28km以降、自力に進む事にした。


25〜30kmの5kmが21:56


で、もう1分15秒の内、41秒も使ってしまい、貯金は34秒しかないんで、こりゃ、サブスリーは厳しい。


タイムが落ちた中、更に今回のコースはここからが一番の山場で、33kmまでにダラダラの2段上り坂があり、これは知っとったら覚悟して臨めるけと、初見にはキツく、タイムがまた落ちた。


その代わり、上り切れば、それなりの下りがあったんで、ここでスピードを戻せると思い、飛ばしたら、いつもの左ハムがいきなり攣って、下り坂途中でストップしストレッチ。2分くらい止まった感覚じゃったけど、長く感じられた。


ここで、今回のチャレンジは完全に終わった。


疲れた状態で出力を上げると攣ってしまう、いつもの状態に注意するべきじゃった。


どうにか走れるようになったが、スピードはもう全然上がらん感じで、ひたすら前へ進むしかなかったけど、結果的には周りも失速しとる人が多数で、殆ど抜かれる事はなく、抜いた方が多く、このコースの厳しさを味わったようじゃ。


こんな状態なんで、あとは狙うゴールタイムをどうするか。


3時間5分は切りたいのうと思い走り続けたが、40km通過で、無理なのが分かり、最終的に水戸黄門よりは速くと思ったが、結果は水戸黄門より少し遅れてゴールとなってしまい、これだけはほんまにガックリじゃったね。


今回走ってみて、4:10前後での走り込みが足らんかったのが一番原因と感じた。


ペーサーに付いて、楽するつもりが色々気を使う羽目になったんで、流れや途中で吸収されるのは良いけど、初めから付いて行くのは止めようと思った。大田原でサブスリーした2回は先行して、25km以降の上り坂に吸収されてから達成したんで、戦略ミスだった。


あと今回ペーサーの方が5km21分ペースで、15秒の貯金を下り基調の25kmまでで1分15秒作る走りをしてくれたけど、過去ずっと走った経験から考えると、その貯金でサブスリーで走り切れる人は僅かにしかおらん事に気付く事が出来んかった。


色々反省はあるけど、来年も大田原じゃね。