強い思い | apel busuk

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ダメ人間ですが、生きてます。

1ヶ月くらい、毎日更新を目標にしてみます。

先日、難関大学合格者が載せられた各予備校の広告を見つけた。同じ学校の人間を探しながら眺めていたのだが、その中に懐かしい顔を見つけた。


彼とは高校1年の時に同級生だった。同じクラスだったので何度か話したが、個人的には好きな部類の人間ではなかったし、クラスメートということ以外接点はなかった。だが、彼の目標にして居た大学はよく覚えている。東京大学である。彼は真剣に考えているらしく、熱意も確かにあったように思う。だが、周囲の人たちはあまり本気で受け取っていなかったような気がする。私も、「まあ無理だろうなあ」くらいに考えていた。成績がもっと良い人間はクラスに何人もいたし、どちらかというとネタのようにあつかわれていた。

彼は1年が終わるときに転校した。親の転勤が理由だと聞いた。もっとも、彼はそのころクラスで多少浮いていて、他の男子からいじられることがあったので、せいせいした、という気分はあったのだと思う。

その後は全く接点もなく、すっかり存在も忘れていた。

広告では、顔が以前と比べて大して変わっていなかったから、一目で彼だと分かった。受かった大学は東大だった。これを見たとき、何だかしてやられたような気分になった。まさか本当に合格するとは。大した物である。


結局、何が言いたいかというと、受験で一番大切なのは受かりたいという強い心ではないかということだ。おそらく彼は、転校した後もずっと東大に合格しようと日々努力していたのだろう。その強いモチベーションがあったからこそ、高い目標に到達できたのではないだろうか。


彼にとって、東大にはいることが手段であって目的にはならないことを心の隅で願いながら、おめでとうと言いたい。