ステーキ食いやがれ徒然日記~12 | 林下清志オフィシャルブログ「ビッグダディ~俺の米粒~」

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御来店頂くお客様の中には吾輩が元治療家であることを知っている方もおります、そして「ちょっと診て貰えないか」という話にもなるわけです。
昨夜もそんなことがありましたが、吾輩は必ず
「今はもう素人です」
と、前置きをして先ずはお断りするスタンスです。

一回の施術が根本的な解決に大きな影響を及ぼすことはないと思っていますし、事実としてもう全くの素人なのです。

2013年に自宅兼施術室を全焼したのを機に30年近く従事した治療家を引退し、一時期は慰安を目的としたリラクゼーションをしていた時期もあります。
その頃はまだ日々"触る"仕事だったので維持出来ていた感覚が、この手や指にもう残っていないのです。

それはもう今の生活では、戻ってくるものではないと思っていました。

平成一桁の頃にAKA(関節運動学的アプローチ-博田法)という治療法を勉強したくて、整形外科医である住田憲是先生に何度もお願いしたことがあります。
最初はお断りされてましたが何とか許可を貰い、静岡の磐田市から都内まで毎週月曜日に通わせて頂きました。

その経験が、その後の治療家人生に多大な影響があったことは間違いありません。

しかし手技の感覚が繊細なので、現場から数年離れただけで手から無くなってしまったのです。
「あの感覚を取り戻すのに、どれぐらいの時間を要するだろう」
と寂しく思ったこともありましたが、また治療家に戻ることもないのでと現在は未練もなく過ごしています。

それが、先日の彼女さんとの公園おデートの際…

腰の具合がよくないというので一応施術を試みたら、何年振りかで骨盤を形成する関節の動きがハッキリわかったのです。
思わず「動いた!」と声に出してしまいました。

主に親指で操作するのですが、右手の親指の腹にしっかり伝わって来たのです。
たまたまそんなことがあるとは考えにくく不思議に思いましたが、前屈もつらかった彼女さんが
「あ、楽になった」
そう喜んでくれたので、とにかく良かったわけです。

翌日…
仕事場でお肉をトリミングしていて、ふと
「これか」
と、気付いたのは包丁の持ち方です。

癖で刃に親指をあててお肉の薄皮を途中で切らないように、チョンチョンと気をつけて剥いでいきます。
これをここ数ヵ月の間、一日に何時間もやってきたことが感覚のリハビリになったのかも知れません。

右の人差し指には、包丁の背でマメが出来ています。

かといって、また治療家に戻るなんてことはないでしょう。

彼女さん専属のトレーナーで充分です。

それにしても住田先生はまだお元気で、第一線で治療にあたられているのでしょうか。

都内にいるうちに挨拶に伺えればいいのですが…


はい、左様なり♪