長女も仕事が始まる為に愛知県豊田市へと帰って行きました。
前の日に帰れば時間的には楽だったのでしょうが、ぎりぎりまでいたいと始発で帰ることにしたみたいです。


まったく親に負担を掛けずに頑張ってくれていることを本当に有り難く思っています。

そしてたまにしか集まれない我が家の団欒を、心から楽しみにしてくれる姿勢も弟や妹に存分に伝えてくれて
「愛美がいると兄弟が集まったという気になる」  
という評を集めます。



この時期の始発は1kmほど離れた駅へ見送りに行った帰りでも、まだ世間は薄暗い感じです。

年々、歳を重ねるごとに子供に対する気持ちが強くなるような気がします。
確かに、まだ幼い子供も無条件に可愛いくはありますが成長したその姿にはまた違う思いがあります。

夜明け前の急激な冷え込み方に、思わず熱いコーヒーを買いました。


年毎に、子供たちが小さかった頃の思い出が自分の中でリアリティーが無くなっていくのを感じ……
一時期はそれを悲しく思ったこともありますが、子供らが集まって昔話に華を咲かせているのを見るとそこに確実に自分の存在は感じます。

ここまでの子育てが長かったとは思わないが、ひとつの区切りが少しだけ見え始めたような気が急にして……
早朝の街明かりに向かってコーヒーで乾杯をしました。

長女は特に第一子ということもあり、親として一番未熟な時期に子育てをした借りもあります。
そして少々やっかいな性格だったこともあり、今しっかり生きてくれている姿に本当に感謝しています。

コーヒーをこぼさないように、ゆっくり歩きながら
「お盆と正月にしか会わないとして、自分の娘としてだけ愛美といられるのは後何日ぐらいだろう」
なんて計算をしてしまいました。

あ、そうそう……


この日、次男坊も盛岡に帰っていきました。

はい、左様なり♪

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