死闘が繰り広げられた全国高校サッカー準々決勝@等々力(その2) | Purely Belter

死闘が繰り広げられた全国高校サッカー準々決勝@等々力(その2)

■東北王者がフットサル王者を完封してベスト4進出

第60回東北高等学校サッカー選手権大会、高円宮JFA U-18プリンスリーグ東北を制し、今季の東北地方で頂点に立った尚志。一方、帝京長岡は8月に行われたJFA第5回全日本U-18フットサル選手権大会を制した、テクニカルなチームです。

 

好カードとなったこの試合は、意外な形で動きました。前半22分、帝京長岡のDF小泉善人選手のパスが短くなったところを尚志FW二瓶由嵩選手がカットし、FW染野唯月選手へパス。これを受けた染野選手が冷静に流し込み、尚志が1点を先制しました。U-17日本代表にも選出された2年生エースが決定機をしっかりとモノにしました。

 

帝京長岡は、狭いところで多くの選手が絡み攻撃を組み立てます。フットサル制覇を経験したMF谷内田哲平選手やFW晴山岬選手は足元にボールが入った際の技術が高く、尚志ゴールを脅かしました。また、後半19分にはDF長渡彗汰選手の強烈なミドルもありましたが、これはバーに嫌われ得点には至りませんでした。

 

帝京長岡は人数をかけて攻撃を仕掛けましたが、それでも崩れなかった尚志の守備陣。嫌なところを突いたクロスに対してはしっかりと足を伸ばしてクリアし、強烈なシュートに対してもしっかりとブロックに入りました。後半の終盤は帝京長岡の猛攻が続きましたが、尚志は最後まで集中を切らさず。試合はこのまま終了し、尚志が1-0で勝利して見事ベスト4進出を決めました。

 

■強敵を倒してベスト4の尚志 次も勝利なるか…!?

第2試合も非常に面白い試合でした。共に持ち味を出しましたが、尚志は、相手のミスを逃さず、そこで挙げたゴールを守り切り勝利を掴むことができました。帝京長岡も魅力的な攻撃を見せましたが、尚志の堅い守備陣からゴールをこじ開けるには至りませんでした。

 

1回戦で神村学園高等部サッカー部(鹿児島県代表)、2回戦で東福岡高等学校サッカー部(福岡県代表)、3回戦で前橋育英高等学校サッカー部(群馬県代表)と優勝候補を次々に撃破してベスト8にコマを進めていた尚志。注目度は高くありませんでしたが、プレミアリーグ昇格を決めた実力は本物でした。

 

尚志は守備の強さが光りました。相手に押し込まれる場面も多くありましたが、最後のところで破られない強さ・巧さがありました。クロスに対して相手よりも早くボールに触り、シュートに対してもしっかりとコースに入る。こうした必死なプレーが無失点勝利に繋がりました。一緒に観戦した横浜F・マリノスのサポーターは、「一昨年までのマリノスを見ているようだった」と話していました。それほど素晴らしい守備でした。

 

尚志の次の相手は、優勝候補の一角である青森山田。尚志は、東北大会で青森山田を倒して東北王者に輝いており、プリンスリーグでも青森山田2ndに1勝1分と負けていません。前述の通り、青森山田のサイド攻撃は強力ですが、尚志のDF陣はゴール前で堅さを見せるため、面白い攻防を見ることができるでしょう。尚志が勝利する可能性も十分あると思います。

 

■1週間空いての準決勝 決勝へコマを進めるのは!?

フクダ電子アリーナで行われた準々決勝は、広島県瀬戸内高等学校サッカー部(広島県代表)と流通経済大学付属柏高等学校サッカー部(千葉県代表)がベスト4進出を決めました。準決勝のカードは尚志vs青森山田、瀬戸内vs流通経済大柏となりました。

 

前述の通り、尚志と青森山田の東北勢同士の一戦は非常に面白い試合になるでしょう。どちらも守備が堅く、攻撃陣にも素晴らしい選手がいます。プレミアリーグでJリーグのユースなどとも対戦経験がある青森山田は強いですが、尚志もそれと互角の力を持っています。1点差ゲームになることでしょう。

 

初出場ながらベスト4進出を決めた瀬戸内は波に乗るチーム。ここまで優勝候補に挙げられるようなチームとの対戦はありませんが、果たして前回のファイナリスト相手にどのような戦いを挑むのか、楽しみです。流通経済大柏は下馬評通り勝ち進んできました。U-17日本代表DF関川郁万選手を中心とした守備陣にも注目です。

 

高校サッカーファンの多くは青森山田と流通経済大柏の決勝戦になると予想していることでしょう。しかし、何が起こるかわからないのが高校サッカー。尚志と瀬戸内が勝ち上がっても、全く不思議ではないと思います。準決勝は12日に埼玉スタジアム2○○2で行われます。高校生らしい、直向きなプレーを観ることができればいいですね。

 

堅い守備でフットサル王者を完封した尚志。準決勝では青森山田に挑む!!

 

 

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