前橋育英が悲願の選手権初制覇!!(その2) | Purely Belter
2018-01-08 22:19:22

前橋育英が悲願の選手権初制覇!!(その2)

テーマ:観戦レポート(サッカー)

■一進一退の攻防が続いた前半は両チーム無得点

流経大柏は5バックで試合に臨みました。ここまで7ゴールを挙げている飯島選手のマークに三本木選手が付き、敵陣からのリスタートの際は5枚が1列に並び、前橋育英の攻撃に対処しました。

 

立ち上がりこそ前橋育英が攻め込む場面が目立ちましたが、その後は一進一退の攻防が続きます。両チームとも攻守の切り替えが早く、ボールを奪われた際はすぐに守備へとシフトしていました。流経大柏DF陣は、前橋育英のFWにボールが入った際は素早い出足を見せ、しっかりとボールをカットしていました。一方の前橋育英のDF陣も、長いボールに対して落ち着いて弾き返していました。

 

両チームとも守備がしっかりとしていたため、流れの中からのチャンスはほとんどなし。セットプレーやロングスローで見せ場がありました。27分にはコーナーキックのこぼれ球を拾った飯島選手が強烈なミドルを放ちましたが、わずかにバーの上。前橋育英は丁寧にパスを繋ぎ、サイドから攻撃を試みる場面がありましたが、クロスボールに対しては流経大柏のDF陣がクリアしてシュートを許しませんでした。

 

前橋育英のチャンスは前半ロスタイム。敵陣でボールを奪うと、パスに抜け出した飯島選手がシュート。しかしこれは左ポストに阻まれゴールならず。この試合最大の決定機でしたが、ゴールに結びつけることはできませんでした。前半は両チームスコアレスで終了しました。

 

■徐々にペースを握った前橋育英が劇的ゴールで初優勝!!

後半は比較的静かな立ち上がりでしたが、徐々に前橋育英がペースを握ります。15分過ぎからはボールを支配し、流経大柏のゴールに迫りました。

 

17分には田部井涼選手のパスに抜け出した五十嵐選手が左足で強烈なシュートを放つも、クロスバー直撃。35分にはコーナーキックから松田選手、塩澤選手、角田選手が立て続けにシュートを放つも、流経大柏が身体を張った守りを見せてゴールを許しませんでした。

 

お互い無得点のままロスタイムへ。延長戦に突入するかと思われたところで、ついに試合が動きます。田部井涼選手が浮き球パスを出すと、榎本選手がヘッドで反らし、飯島選手へ。飯島選手は見事な反転からシュートを放つも、これは三本木選手がブロック。しかし、そのセカンドボールを榎本選手が蹴り込み、前橋育英が先制ゴールを奪いました。

 

試合は0-1で前橋育英が勝利。選手権3度目の決勝でついに初優勝を勝ち取りました。一方の流経大柏は10年ぶりの優勝はならず。決勝までの4試合で失点ゼロ、この試合でも体を張った守備が印象的でした。しかし、最後に力尽き、今季初失点が重く圧し掛かる結果となりました。

 

■粘り強い守備を見せるも…前橋育英の攻撃が上回る

決勝に相応しいタフな試合となりました。両チームの守備がしっかりとしていたため、シュートシーンは多くありませんでしたが、手に汗握る、白熱した戦いでした。スコアが動かず、延長戦或いはペナルティーマークからのキックで決着が着くかと思われましたが、最後に前橋育英がゴールをこじ開けました。

 

前橋育英にとっては悲願の初優勝となりました。昨年は勢いで勝ち進みましたが、決勝では青森山田と実力差を見せつけられました。あの試合では、前橋育英が立ち上がりに決定機がありましたが決められず。逆に、青森山田はしっかりとシュートをゴールに結びつけました。あれから1年…前橋育英の選手たちは見事リベンジを果たしました。最終ラインの4選手や飯島選手など、昨年の悔しさを知る選手たちがより頼もしくなり、選手権の舞台で大暴れしました。

 

一方の流経大柏は、インターハイとの2冠達成はなりませんでした。4試合で無失点の守備陣はこの試合でも安定しており、前橋育英の強力な攻撃陣にしっかりと対処できていました。三本木選手は、飯島選手をよく封じていましたし、関川選手は高さで相手ボールを跳ね返していました。キャプテンの宮本選手も、時には最終ラインにまで下がって見事なカバーリングを見せました。失点の場面では、GK薄井選手が飯島選手により引っ張り出され、榎本選手のシュートの際にゴールが空いてしまいました。初失点によりタイトルを逃す結果となってしまいました。

 

流経大柏にとって惜しかったのは、攻撃面で怖さを出せなかったこと。上記の通り、守備陣は安定していましたが、そこから良い攻撃に繋げることができませんでした。勿論、幾つかゴールに迫る場面はありましたが、流れを手繰り寄せるような攻撃を見せるには至りませんでした。前橋育英は積極的にプレスをかけ、流経大柏はマイボールにしても攻め手がありませんでした。短いパスは前橋育英の中盤にカットされ、長いボールは前橋育英のセンターバックに跳ね返されました。

 

後半途中からは中盤の選手も守備に追われることが多くなりました。前半は思い切って高い位置を取ることもあった菊地選手も、試合が経過するにつれて低い位置にポジションを取らざるを得ず、トップと中盤とのパイプ役を果たすことができませんでした。一方の前橋育英は試合を支配し、サイドや中央から崩そうと試行錯誤していました。それが実を結び決勝ゴールが生まれました。前橋育英が勝利に相応しい試合運びをしたと思います。

 

■過密日程の選手権 改善方法はあるのか!?

今大会も過密日程の中行われました。2回戦と3回戦、準々決勝と準決勝の間には中日がなく連戦を強いられました。1回戦から勝ち進んだ場合、10日間で6試合を戦わなければなりません。これは非常に難しいことでしょう。

 

この点について、流経大柏の本田裕一郎監督は、「高体連は“プレーヤーズファースト”を掲げているのだから、運営最優先ではなく選手最優先で考えてほしい。……皆さんご存知なのに、連戦連戦になっている。」と述べたとのことです(詳細はサッカーキング「本田監督、過密日程問題に言及「運営最優先ではなく選手最優先で考えてほしい」」参照)。

 

大会登録メンバーは30名と多く、今大会から交代枠が5に増えています。しかし、スタメンと控え選手の実力差はどのチームもあるでしょうし、どの試合でもできるだけベストメンバーで臨みたいはず。一方、高体連としては、冬休み期間を超えて大会を続けることは避けたいでしょうし、出場校としても宿泊費や応援のための移動費など財政的な事情もあります。また、高校3年生の多くが受験するセンター試験と日程が重なることも避けなければなりません。

 

大会日程を大幅に伸ばせないことを考えると、1~2回戦は東西に分けて大会を進め、3回戦から関東に集まって試合を行う、というのも一つの方法かと思います。しかし、そうなると、序盤から関東地方で試合を行っている東日本のチームが有利になるでしょうし、早期に敗退したチームはこれまでのような"選手権らしさ"を味わうことなく大会を去ることにもなります。非常に難しい問題ですが、せめて各試合との間に最低1日のブランクは空けてほしいところです。

 

■熱戦が続いた選手権 来季も素晴らしい戦いを!!

12月30日に開幕した選手権は、素晴らしい決勝で幕を閉じました。今大会は8試合を観戦しましたが、いずれも白熱した試合でした。勿論レベルの差はあるのでしょうが、1点を争うゲームや、終了間際にスコアが動くゲームがあり、とても楽しめました。

 

高円宮杯U-18サッカーリーグを見ても、最近はJリーグのクラブユースが強さを見せています。しかし、青森山田や流経大柏のように、そうした難敵を相手に高校年代日本一に輝いた高体連チームもありますし、多くのプロ選手を輩出しています。また、どのスポーツでも、高校生による部活動は見る者を魅了し多くのドラマを生みます。今後も高校サッカーは多くの注目を集めるでしょう。

 

来季も高校サッカーでは白熱した戦いが繰り広げられるはずです。流経大の守備を支えた関川選手、優勝を決めるゴールを決めた榎本選手は、来季3年生としてピッチに立つでしょうし、青森山田のMF檀崎竜孔選手も大きな注目を集めるはずです。今大会で上位に進出したチームは、比較的3年生が多かったため、来季はまた別のチームが台頭するかもしれません。インターハイや選手権は勿論、リーグ戦や各地方での大会にも注目しましょう。

 

劇的なゴールで選手権初制覇を果たした前橋育英。優勝相応しい戦いをした。

 

 

 にほんブログ村 サッカーブログへ

まえだまえださんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

    ブログをはじめる

    たくさんの芸能人・有名人が
    書いているAmebaブログを
    無料で簡単にはじめることができます。

    公式トップブロガーへ応募

    多くの方にご紹介したいブログを
    執筆する方を「公式トップブロガー」
    として認定しております。

    芸能人・有名人ブログを開設

    Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
    ご希望される著名人の方/事務所様を
    随時募集しております。